「紛失防止タグ」は「スマートトラッカー」「スマートタグ」「アイテムトラッカー」とも呼ばれ、財布・カギ・バッグなどに付けて使う忘れ物防止タグです。
置き場所を忘れたときBluetooth機能(機器の間でのデータ通信。例:スマホと財布のタグなど。)を利用して探すことができます。
「紛失防止タグ」のユーザー同士がBluetooth機能で繋がると、自分所有のタグの位置情報を検索できるのです。
紛失防止タグをカバンに仕掛けられたら
ストーカーなどに、位置情報を追跡される危険性もあります。
もし他人に追跡されたら、通知してくれるのが「Apple紛失防止タグAirTag」。プライバシー機能と盗難防止機能を装備。
もし他人にAirTagを仕掛けられたら、持ち主(他人)から一定時間以上離れたAirTagから音が鳴り、音で発見できます。
Androidユーザーは、アプリ「Tracker Detect」をインストールすることで対応できます。
「AirTag」より安全に!機能を強化
2022年2月ストーカー対策のアップデート版
AirTagを勝手に仕掛けられ追跡された場合に鳴る警告音が以前よりも大きくなり、発見しやすくなります。「AirTagファームウェア更新」2022年5月13日までに、すべてのユーザーに自動アップデートされる予定。記事:https://www.macrumors.com/
「AirTag」が悪用されたことを危惧したアップル、「不要な追跡の防止などに関するアップデート」を2022年2月10日発表。
AirTagの初回設定時、AirTagは持ち物を追跡するためのものであること、他人を追跡することは犯罪であることなどのプライバシー警告を明示。
本体とアプリのアップデート要約
不要な追跡のアラートを受け取ったユーザーは、「正確な場所を見つける」機能で不明なAirTagを見つけることができる。
AirTagの近くにいるiPhoneなどユーザーのデバイスの音を鳴らす「音を鳴らしてアラートを表示」機能。
「不要な追跡アラートのロジックの改善」「警告するAirTagのアラーム音の調整」などのアップデートも行われる予定。
他社の紛失防止タグの先を行く「AirTag」、より安全に使えそうですね。
紛失防止タグを見つける方法
「AirTag」以外の異なるメーカー「Tile」や「Samsung」などの紛失防止タグには、Bluetooth周辺機器をスキャンして発見する方法があります。
しかし、仕掛けられている紛失防止タグのメーカーを最初から特定できないので、複数のアプリをダウンロードする必要があります。
紛失防止タグを見つけるスキャンの精度も、まだまだ正確性に欠けるようです。
記事:見知らぬAirTagに追跡されているかを確認する方法
紛失防止タグ追跡まとめ
紛失防止タグには、GPSは内蔵されていません。
当然リアルタイムに位置情報を追跡することは不可能です。
他人の位置情報を追跡するなら、紛失防止タグは使わずGPSを使います。
まして、ユーザーネットワークの小さい「Tile」や「MAMORIO」で追跡される確率はかなり低いでしょう。
全世界ユーザーネットワーク10億のAirTagなら追跡可能ですが、ちゃんとストーカー対策がされています。