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【朝食会】犯罪を憎み悪を葬る!復讐支援組織!おすすめ

朝食会7巻カバーイメージ マンガ
マンガ

「善悪の屑」「外道の歌」「園田の歌」のスピンオフシリーズ。どれも面白いのですが、この作品は絵もキレイでリアル、ストーリーの流れも良く一番読みやすいので、おすすめ!もう一つ悪人の変態的な生活や性癖が描かれ、これがクレイジー。

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8歳で拉致監禁・レイプされた財閥令嬢・榎 加世子(えのき かよこ)の物語。心と身体に傷を背負い、憎しみを忘れたい加世子のもとに現れた高校教師・尾藤 春也(びとう はるなり)、朝食会メンバー。彼女の犯人に復讐したい気持ちに火を点けた。

復讐支援組織「朝食会」メンバーが代行でやって来た復讐の儀式を、被害者や遺族に直接させることが一番の心のケアだと信じる加世子。

自分の身近な人たちが傷つけられ、無表情を装うが、湧き上がる怒りと悲しみの感情。「自分のルールで動く、誰の指示も受けない。」…

現在8巻第48話まで配信中。連載版は第39話まで発売中。

朝食会連載版カバー1巻
朝食会連載版カバー16巻

2024年9月5日 8巻まで、見どころと登場人物をポイントでまとめました。無料で読むなら!「まんが王国」「シーモア」人気ライバル2社で無料完璧!!お得がいっぱい!

【朝食会】一覧表
1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻

【朝食会】

朝食会カバー

【作品内容】
8歳で拉致監禁・レイプされた財閥令嬢・榎加世子。心と身体に傷を背負い、憎しみを忘れたい加世子のもとに現れた高校教師・尾藤春也、朝食会メンバー。

彼女の復讐したい気持ちに火を点けた。加世子の身近な人たちが傷つけられ、湧き上がる怒りと悲しみ。自分のルールで動き出す…

【ポイント】
自分の身近な人たちが傷つけられ、無表情を装うが、湧き上がる怒りと悲しみの感情。「自分のルールで動く、誰の指示も受けない。」…犯罪を憎み悪を葬る加世子の復讐劇、面白い!

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主な登場人物
朝食会主な登場人物

  • 榎 加世子(えのき かよこ)…15歳JK、ENOKIグループの令嬢。知的で気の強そうな顔、黒髪のロングヘアー美人。
  • 榎 光一郎(えのき こういちろう)…加世子の父、ENOKIグループ副総裁。
  • 榎 百合子(えのき ゆりこ)…加世子の母、ENOKIグループ関連会社代表取締役。
  • 尾藤 春也(びとう はるなり)…加世子の通う高校の教師。妻を殺された過去を持つ朝食会メンバー。
  • 御子柴 紗絵(みこしば さえ)…加世子と同じクラス、ショートボブの愛らしい女の子。
  • 朝食会東京支部長(ちょうしょくかい とうきょうしぶちょう)…小太りの切れ者の女性。
  • 三上(みかみ)…朝食会メンバー、加世子をフォローするイケメン大学生。
  • 榊一家ママ(さかきいっか まま)…詐欺師の元締め、子供はすべて施設からの養子縁組。榊 ヨシ江(さかき よしえ)。
  • 榊 辰彦(さかき たつひこ)…榎家にカウンセラーを装い潜入する。
  • 榊 昇平(さかき しょうへい)…榎家に庭師を装い潜入する。
  • 榊 久文(さかき ひさふみ)…榎家に公認会計士を装い潜入する。醜男だがインテリ。
  • 榊 奈緒子(さかき なおこ)…ママの司令塔、チャイニーズドレスをまとうマフィア風。
  • 榊 葉介(さかき ようすけ)…メガネをかけた子供、プログラムに詳しいハッカー。
  • 榊 華代(さかき かよ)…元女子プロ、大柄な女。
  • 榊 哲(さかき てつ)…イケメンだが、金にしか興味がない。
  • 間宮社長(まみや しゃちょう)…間宮真珠5代目の元に嫁ぐ、夫亡き後6代目。
  • 間宮 杏子(まみや きょうこ)…間宮社長の娘、デザイナー。
  • 不破 鈴江(ふわ すずえ)…息子・玲を杏子と結婚させ、間宮真珠の乗っ取りを狙う詐欺師。
  • 不破 玲(ふわ れい)…鈴江の息子、実の母親からセックスの手解きを受ける変態。
  • 秋本家(あきもとけ)…息子が鈴江に追い込まれ自殺、財産を狙われた老夫婦。
  • 阿久津 治郎(あくつ じろう)…鈴江に協力する悪徳弁護士、尾藤に恨みがある。
  • 溝口 保(みぞぐち たもつ)…尾藤の妻を殺害した男。15年の懲役を終えて出所、阿久津と組む。
  • 峰 薫(みね かおる)…新しく朝食会メンバーになった女、阿久津のまわし者。
  • 鶴巻(つるまき)…「ブレックファストクラブ」加世子の右腕。
  • 国木 八重子(くにき やえこ)…三上の父を死に追いやった政治家、弱者ビジネスの親分。
  • 悠雅(ゆうが)…No.1ホスト、国木の犬。
  • 村井 賢太(むらい けんた)…区役所の生活福祉課に勤務する。榊家にハメられる。
  • ジュン…ホストに狂い、200万の売掛を作られる。

※登場人物が多いのでご利用ください。

無料試し読み
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1巻 加世子と尾藤の出会い・榎家救われる

朝食会1巻カバーイメージ

「第1話」
財閥ENOKIグループの令嬢、榎 加世子(えのき かよこ)15歳JK。羨望の眼差しで見られ、虐めの対象にされている。

その事実を把握する教師の尾藤 春也(びとう はるなり)、虐めの首謀者二人奈々(なな)と美緒(みお)の援交や万引きするようすを撮影、ネットにバラまいた。二人は警察に自首、退学した。

通路で、加世子に声をかける尾藤、「今日は天気がいいですね。」すれ違いざまに、メモを渡した。「20:00晴海埠頭倉庫…」

倉庫に行くと、男が目隠しされ椅子に縛り付けられている。尾藤と一人の女性がいる。

よく来たと話し始める尾藤。この男は、8年前小学4年生だった少女を連れ去り、性的暴行を行い殺害した。心身衰弱状態であったと判断され、8年服役して2ヶ月前に出所して来た。女性は少女の母親だと。「誰かに似ていると思いませんか?」

うつむく加世子。7年前8歳のとき加世子も同じ目にあっていたが、殺されなかった。8歳で処女喪失拉致監禁されていたのだ。

尾藤「死に値しますか?」「私に答える必要はない。」帰ろうとする加世子に「あなたには、他人の憎しみを背負う資質がある!」…

「第2話」
再度、答えを求める尾藤。そこへ仲間と思われる三上(みかみ)が現れ、勝手なことをするなと忠告する。

私の答えは決まっていると。男の頭に千枚通しを突き刺し、性器をペンチで切り取った尾藤。加世子は、恐ろしい光景が眼に焼き付いて眠れなかった。

翌日、尾藤が所属する会。三上と新田(にった)からお前の尻拭いはゴメンだと批判されるが、加世子を入会させたいと支部長に談判する。

放課後、加世子を屋上に呼び出す尾藤。私の所属する会は復讐支援団体「朝食会」、犯罪に遭われた人たちやそのご遺族の救済をしている。

入会を薦めるが、「正義とか悪とか興味ないわ」あっさりと断る加世子である。

榎家、新しいカウンセリングの先生を連れてきた母親。月島だと加世子に紹介する。

「第3話」
月島の本名は、榊 辰彦(さかき たつひこ)。「朝食会」のターゲットにされている。

榊辰彦がカウンセラーとして入り込んだ理由は、榎家の乗っ取り。そして先に一人、庭師として潜入していた。

さらに、榎 百合子(えのき ゆりこ)ENOKIグループ関連会社代表取締役の公認会計士として、片桐 充(かたぎり みつる)が潜入、合計3名だ。

学校の帰り、運転手に散歩したいと公園を歩く加世子、不良グループに取り囲まれる。そこへ現れた一人の青年、庭師の男だ。加世子を逃し、男たちをボコボコにした。

ホテルで落ち合った3人の乗っ取りグループの男たち。庭師の男は、榊 昇平(さかき しょうへい)、会計士の男は榊 久文(さかき ひさふみ)、全員養子縁組した兄弟である。

「第4話」
加世子が犯罪に遭ったことの責任を重く感じている百合子。カウンセラーの月島に、子育てにも失敗したと愚痴をこぼす。

あなただけの責任ではないと、夫・榎 光一郎(えのき こういちろう)の不倫現場の写真を見せる月島、榎家の弱みを掴んだ。

公認会計士の片桐、夫・光一郎に百合子の会社で不正取引が発覚したと嘘の会計報告をする。まず、夫婦仲を悪くする作戦だ。

庭師の男、加世子から助けてくれた礼を言われる。加世子に近づくのが役目らしい。

先日学校を早退したからと、母・百合子に嘘をついて、尾藤がやって来た。プリントだと渡す。

中身を開けると、月島と庭師の男の写真が。驚く加世子に、家の財産を根こそぎ奪っていく詐欺師だと話し出す尾藤。今回の依頼人は、海外に留学していて助かった女性だと。

まず、両親と祖父母を不仲にして家族を崩壊させようとする。そしてある日突然、さまざまな手段で和解させる。信頼を得た詐欺師は教祖のような存在になり、すべての財産を捲き上げた。最終的に家族4人は、深夜の交通事故で全員死亡、殺された。

月島らが出入りするようになってから、両親の言い合いを目撃している加世子、怖くなる。「どうするか考えて」と去る尾藤、庭師の男に大きな虫がいると囁く。…

「第5話」
「朝食会」メンバー新田、庭師の男を尾行して拉致しょうとするが、逆に拉致される。

メンバーの情報から、新田が拉致された場所を発見した尾藤、一人で乗り込む。

庭師の男・昇平から一発喰らった尾藤。暴力反対と両手を上げ油断させ、昇平の股間を蹴り上げ首を締め上げ瞬殺した。辰彦も同様に。…

ボコボコにされた新田の代わりに、見分けがつかないほどに昇平の顔を殴り続けた。

「第6話」
尾藤からメールで呼ばれた加世子、倉庫に向かう。「朝食会」メンバー三上と依頼人の女性もいる。

辰彦と昇平は、椅子に縛り付けられ身動きが出来ない。

ノミを取り出し、昇平の鎖骨に打ち込む尾藤、何本もだ!古代中国では鎖骨に鎖を通したという。尾藤からナイフを渡され辰彦を刺すように命じられた加世子、依頼人の女性にナイフを渡す。

遺族の心を傷つけるからと反対する尾藤に、返す加世子「加害者が犯した罪、そして被害者が受けた痛み、この世でそれを知っているのはただ一人、彼女だけよ!」。

心の内を吐露する依頼人。酒の飲めない父から大量のアルコールが検出、家族4人の身体には説明の出来ない程の無数の傷、ただの一家心中で片づけられた交通事故。どう考えても納得できる訳がないと!

「被害に遭った人のための裁きの場」だと宣言する尾藤。依頼人は、辰彦めがけナイフを頭上から振りかざし突き刺した。

榎家からの帰り、兄弟たちが電話に出ないことに危険を察知した久文、身を隠すと榊一家の奈緒子(なおこ)に連絡する。

翌日、尾藤を屋上に呼び出す加世子、「朝食会」入会の条件を提示する。

「自分のルールで動く、誰の指示も受けない。」「復讐なんて、自分勝手なもの!」断言する加世子に、顔色が変わった尾藤、思い当たるふしがあるようだった。…

2巻 紗絵の自殺・尾藤拉致される

朝食会2巻カバーイメージ
「第7話」
今日の「朝食会」の裁き。
伊丹さん夫婦の息子が、高校時代の先輩に金を無心され、消費者金融から多額の借金をさせられた。そして殺されコンクリート詰めにされ、海に捨てられた。この男を椅子に縛りつけ、口にじょうご(上部の口が広く、下部の口が狭くすぼまっていて、穴のあいている金属製の器具)を突っ込み、コンクリートを流し込んだ尾藤。息子さんの復讐だと海に捨てた。伊丹さん夫婦は恐怖に怯えていた。

朝、運転手の石崎(いしざき)が、8年前の事件は私が迎えに遅れたせいだと口にするが、加世子「ちがうわよ。」あっさりと否定する。

学校、加世子の隣の席の女子・御子柴 紗絵(みこしば さえ)。消しゴムを忘れたから、少し切ってとカッターを加世子の机に置く。一個まるごと渡すと、加世子気に入られる。

屋上、「朝食会」の入会規則、どんな被害にあったのか尋ねられる尾藤「いずれお話しましょう。…」復讐はまだ終わっていないようだ。

学校帰り、石崎を待たせながら文具店で買い物をする加世子、男を追いかけている紗絵と出会う。

喫茶店、妊娠したと話し出す紗絵。相手は大東亜大の大学生(桐生ヨシト)、証拠出せって言われたけど生むと宣言する。加世子、驚く!

「第8話」
体育の授業が終わり着替えている加世子、制服の袖口のボタンを引っ掛けて取れてしまう。すかさず紗絵、ソーイングセットがあるからとボタンを付ける。

紗絵と仲良くしている加世子の姿を見ていた尾藤、放課後「朝食会」東京支部へ連れて行く。女支部長から、特別扱いはしないと釘を刺される。

翌日、桐生から連絡があったと喜ぶ紗絵、中退しても友達でいて欲しいと加世子に頼む。堕ろすことを望んでいたのだが。…

それから家に帰らず、両親から捜索願が出された。桐生のマンション、男たちに輪姦されている紗絵、桐生は不在だ。

「第9話」
石塚が運転する車で移動中の加世子、ラジオのニュース「大東亜大のサークルが準強姦容疑で取り調べを受けている…」。もしかして、悪い予感が過ぎった。

桐生のマンション、しばらく外出していた桐生が帰ってきた。桐生に助けを求める紗絵、生まれたら迷惑だと彼女の性器に卵を挿れて腹を踏みつける桐生。そして開放した、まさに鬼畜グループ。

そこへ警察官が、捜索願が出ているのでと話を聞きに来るが、4日前に会っただけと煙に巻く。

下半身から血を流し涙ながらに夜道を歩く紗絵。加世子の家の前で立ち止まり、別れを告げる。

そして、公園のジャングルジムで首を吊って自殺した。

「第10話」
翌朝、榎家の玄関前にソーイングセットと一枚のメモ「榎さんへ ソーイングセット持ってないみたいだからあげるね 紗絵」。

不吉な予感のまま学校へ、尾藤は所用で午前欠席だと。

昇平と辰彦を殺られ、兄弟で会議中の榊一家。奈緒子(なおこ)、久文(ひさふみ)、葉介(ようすけ)、華代(かよ)、哲(てつ)の5人。榎家に潜入していた久文からの情報を精査し始める。

放課後の屋上、御子柴紗絵の自殺と胎児も死亡していたと報告する尾藤。残虐なレイプを受けたことで絶望、自殺した。彼らは取り調べを受けているが、桐生にはアリバイがあり無罪だと。

怒りが込み上げてくる加世子だが、「依頼がない復讐は犯罪よ」、尾藤に警告するが。…

「第11話」
久文の情報から、榎家で昇平が遭った男は、高校教諭・尾藤春也だと特定した葉介。過去から洗い出し、調布妊婦殺害事件の被害者、「朝食会」のメンバーであることも突き止めた。

さっそく「朝食会」にDV夫の相談に行く華代、支部長に会うが尾藤はいない。

加世子と会う尾藤、今日はファミレスだ。最後の晩餐のつもりかと加世子に詰め寄られ、「いずれ肉など食べられなくなる体験をするかも…」

どうやら、死を覚悟の上、御子柴紗絵の復讐を決行するようだ。桐生を尾行する尾藤、榊一家の罠にかかる、桐生のマンション前で。

「第12話」
奈緒子に声をかけられた隙きに、桐生に逃げられる。そして鉄パイプを持った華代に殴られ気絶する。そのまま車に乗せられ、横浜方面へ。

夜0時すぎ、女支部長からの電話で呼び出される加世子。車が榎家の玄関前にやって来る。「尾藤と連絡がとれない、GPSも切っている。悪い予感がすると。…」

GPSアプリ
GPSアプリは、スマホを盗まれたり何処かに忘れたとき、GPS機能を使って探す、盗難・紛失対策用アプリです。最近アプリをイ...

教え子・御子柴紗絵の仇をうつため、桐生を狙っていると応える加世子。桐生の住所を聞かれて、プークモールというカフェの近くだと。

今日、相談に来た大柄な女・華代は密偵だと見破っていた女支部長、急いでプークモールへ向かう。

3巻 紗絵の復讐・尾藤の無惨な姿・新たな悪が!

朝食会3巻カバーイメージ
「第13話」
尾藤を乗せた車は、古びた汚い倉庫へ到着。そこで待っていたのは、榊一家悪の元締め、ママと呼ばれている。

着物姿で害虫駆除の噴霧器を構えている。殺した辰彦と昇平の名前を、昭和のデュオだと馬鹿にする尾藤、片目に薬剤をお見舞される。片目が見えず、両腕を縛られている。

性に合わないと言い出す哲、奈緒子がダメだと言うがママが許可、倉庫から出て行く。

久文の醜男ぶりを、他の兄弟と似ていないと挑発する尾藤。戦いが始まった!久文と華代を蹴散らすが、刃物を持った奈緒子に足元を救われ倒れた。斧を持った久文、尾藤の左足の骨を砕き肉を切り裂く。激痛に歪む尾藤の顔、脚がちぎれそうだ。

プークモールの近くで尾藤の車を発見した加世子と女支部長。自分の身は自分で守れとスタンガンを加世子に渡す。路地に入ったところで尾藤のメガネを発見、争った跡がないことからプロの仕業だと判断した女支部長。

今日の相談者が怪しいと思い、加世子にDV夫の資料を見せる。その男の背景に写っているのは、ENOKI横浜支社と指摘する加世子。撮影されたと推定される場所は、空き地の原っぱ。そこへ向かうと、両手と右足を切り取られ、両目と鼻に薬剤を打ち込まれた尾藤の姿が!

榊一家はわざととどめを刺さなかった!「朝食会」へ復讐するために。…

「第14話」
尾藤を発見した加世子、あまりにも無惨な姿に吐く。駆け寄る女支部長、息を確認、冷静に119番するが。生きられるのか?どうかはわからないと。…

急いで尾藤の自宅へ向かう二人、やはり荒らされていた。「朝食会」の資料を探す、無事だったことで安心する女支部長、金目当てなのか?

小さな仏壇に飾られた女性の写真に驚く加世子。尾藤の妻だ、お腹の膨らみから妊娠していたようだ。静かに手を合わせ、置かれていた小さいウサギのぬいぐるみを持ち帰る。

一人部屋に閉じこもった加世子、怒りと悲しみが爆発する。持ち帰ったウサギのぬいぐるみを見つめ、もう涙が止まらない。尾藤と紗絵の復讐を誓う。

翌朝、石塚に紗絵の家を回ってもらう。ポストに一通の封書を入れる「御子柴 紗絵 様」、「朝食会」への案内状だ。

女支部長から招集命令、ターゲットは桐生ヨシト・大東亜大2年。紗絵の復讐が決まった。

「第15話」
変装した加世子、「朝食会」メンバー三上と、大東亜大へ向かう。

美人の加世子に驚きながら、紗絵の友達だと見破った桐生ヨシト。あらかじめレイプしたメンバーに待ち伏せさせる。そこへ三上、メンバー全員の首を締め落した。加世子はスタンガンで桐生を気絶させた。

女性を尾行する男をスタンガンで撃退するイメージスタンガン利用イメージ

倉庫で待つ紗絵の両親の眼の前に、桐生を鎖で磔(はりつけ)にした。尾藤の道具を提供された両親、まず妻が包丁で桐生の下腹部を切り裂く。復讐に燃える両親、桐生の性器をペンチで切り取ると。…加世子が止める。

不満そうな両親に、死因は自殺で復讐の目的は殺人ではないことを告げると。「ありがとうございました…」深々と頭を下げる紗絵の父親。紗絵に面倒をかけたと、涙ながらに話し出す。

母親から「朝食会」の案内状を投函してくれたのは、あなたですか?長い黒髪のキレイな友達できたと喜んでいたと言われた加世子。静かに思い出を目に浮かべながら否定した。

「いいえ人違いよ…」紗絵の復讐は終わった。

「第16話」
春の卒業シーズン、榎家に間宮真珠6代目女社長がやって来た。榎家御用達の名家である。

加世子の冠婚葬祭用にと、母・百合子が呼んだのだが全く興味のない加世子。間宮社長から娘の杏子(きょうこ)がデザイナーをしているので、是非にと頼まれるがあっさり拒否する加世子である。

間宮社長は、娘の杏子の恋人のことで悩んでいた。不破 玲(ふわ れい)間宮真珠で働く男であるが、跡取りに相応しくないから別れるように厳しく忠告していた。

玲の母親・不破 鈴江(ふわ すずえ)、息子を娘の杏子と結婚させ、間宮真珠の乗っ取りを狙う詐欺親子なのである。第二の詐欺一家、不破一家現る。

「第17話」
間宮真珠に榊のママがやって来た。尾藤をヤッた悪の元締めだ。間宮社長を気に入って懇意にしているらしい。榊一家が登場するということは?

秋本家に二人の男女がやって来た。男は弁護士の阿久津 治郎(あくつ じろう)、女は不破鈴江、秋本家の息子・英夫の婚約者を名乗る。

会社を経営していた英夫が自殺、依頼されていたという遺言状を見せる阿久津。息子の自殺で失望している老夫婦に、財産と土地と家の明け渡しを迫る。

帰りの車中、総額5~6千万になるから折半だと言う阿久津、鈴江の依頼で英夫を自殺に追い込んだのだ。この二人、悪徳弁護士と詐欺師のコンビである。

学校帰り、奥様の命令だと間宮真珠に車をまわす石塚。加世子と杏子が再会、子供時代遊んだことを懐かしむ。

「第18話」
セックスで杏子を満足させることで、結婚させようとしている鈴江。息子の玲に自らセックスの手解きをするという、変態親子でもある。

秋本家、夫がいないこに気付いた妻。そこへ阿久津と鈴江がやって来た。鈴江の両親も一緒だ。

家の権利の半分は鈴江のものだと主張する阿久津、家を区切るロープを張る。そして電話が鳴る、警察から夫・秋本英利さんの遺体が発見されたと。橋の上から飛び降りたらしい。

車で老婦人を警察に送る阿久津、「生命保険の受け取りを確認してくださいね」。非情な言葉に絶句する老婦人、阿久津と鈴江の食い物にされたことに気付く。…

セックスで杏子を満足させた玲、母親・鈴江を呼んで三人で食事をしている。杏子も楽しそうだ。

突然、社長に嫌われている理由がわかったと言う。社長が横領している外商部の資料を見たからだと。

杏子に外商部のデータを送るよう頼む鈴江、阿久津と乗り込むつもりだ。…

4巻 尾藤の復讐を請け負った加世子

朝食会4巻カバーイメージ
「第19話」
「間宮真珠の女社長乗っ取り計画…」がネットに出た。間宮社長を気に入っている榊一家のママ、葉介に調査をさせる。

台所が鈴江の領域にあるため、食事をコンビニに買いに来た秋本家の老婦人。そこへ阿久津が現れ、「保険金の半分は、あなたのものだから…」と引っ越しを勧める。

もう誰も信じられない老婦人、「足の悪い夫が橋のフェンスを乗り越えられる訳はない。息子・英夫も自殺する訳はない。二人とも殺された…」。

秋本家の乗っ取りを計画、一部実行役も引き受けている悪徳男・阿久津。今度は、復讐を代行する団体があると「朝食会」を老婦人に教える。阿久津の狙いは、「朝食会」の誘き(おびき)出しか?この男、右手の手のひらに何か埋め込んでいる。なぜか?

データを改竄(かいざん)、杏子がリークしたことに激怒する間宮社長。私の結婚を邪魔したからだと応える杏子。娘の愚かさに「騙されているのがわからないの!」怒声を上げる。

秋本家老婦人、「朝食会」に復讐の依頼をした。今回のターゲットは、不破鈴江とその両親だ。

女支部長、加世子に病院の面会カードを渡す。尾藤は生きていたのだ。…

「第20話」
「こんな姿になっちゃった」と、戯けて(おどけて)見せる尾藤。「何のご用かしら?」内心は生きていたことが嬉しいのだが、いつものポーカーフェイスで応える加世子。

尾藤、間宮真珠の事件を話し出す。次期社長を予定されている娘の杏子が、不破一家に騙されている。さらに、加世子の榎家の乗っ取りに失敗した榊一家も狙っている。どちらも詐欺師の一家だ。両家が対立するだろうと。

尾藤に救ってもらったことを痛いほど感じている加世子「先生は私にどうしろと…?」。何も応えぬ尾藤だが、こんな身体にした榊一家への復讐を願っているのだった。…

間宮真珠株式会社の臨時株主総会で、予定通り杏子が社長に選ばれ祝杯を上げる杏子と不破親子である。

秋本家の調査を開始した「朝食会」、予定通りだとほくそ笑む阿久津。右手の手のひらに埋め込まれたモノ(母の形見か?)を見ながら囁く「母さんを殺したあいつを誘き(おびき)出す…」。

尾藤に母を殺されたようだ。おそらく阿久津の母は犯罪者で、「朝食会」に復讐されたのだろう。自由に動けない身体になってしまった尾藤、殺された妻・成実(なるみ)を思い涙する。

「第21話」
榊一家のママ、間宮真珠にやって来る。社長を出せと怒声を上げる。母の代理で社長就任のお祝いを持って来た加世子、榊一家のママを目撃する。

間宮真珠の商売に口を出す鈴江、役員でもないとバカにされ、阿久津に電話をする。間宮真珠の顧問弁護士を要請するがあっさりと拒否される。

女性の下着を身に着け女装しながら興奮している阿久津、鈴江と組んだのはある組織を誘き(おびき)寄せるためだったと本音を吐く。阿久津と不破一家の関係は終わった。

夜、鈴江を乗せながら車を運連している玲。その前に急に人が倒れて来る。急ブレーキで間一髪セーフ、大丈夫ですかと声をかける鈴江に、ニヤッと笑い立ち上がる男、弁護士・田崎 祐希(たざき ゆうき)と名乗り名刺を渡す。榊哲だ。

遠目で見ている榊一家のママ、先代の社長は不破一家に追い出された情報を掴んでいた。狙いは不破一家を壊滅させることだ。

これ幸いと顧問弁護士を見つけたと、ぬか喜びの鈴江。不破一家の食い物にされることをまだ知らない。

病院、「悪党同士の潰し合いだ、朝食会は動かなくていい。」と笑う尾藤。秋本家の救済を考えないことに「先生らしくない言葉だ」と返す加世子に、激怒する「私に口答えするな!」。さらに、今の先生は被害者にしか見えないと言われ、肩を落とす。…無力になってしまった自分が辛かったのだ。

調布妊婦殺害事件の犯人・溝口 保(みぞぐち たもつ)が出所、挨拶に向かう阿久津、この殺人鬼で「朝食会」と尾藤を狙うつもりらしい。

「第22話」
弁護士・田崎祐希と密にしたい鈴江だが、はぐらかされる。そして田崎が仕掛ける、「姉と甥っ子が上京してくるが宿泊先が取れない…」。喜んで秋本家を提供する鈴江、華代と葉介が哲の援軍でやって来た。

鈴江が住んでいないことに苛立つ榊一家のママだが。親子三代乗っ取り家業の不破を潰す、どっちが元祖か思い知らせてやると凄む。

病院、私の妻を殺した溝口が出所して来たと話す尾藤。「おめでとうございます。ついに復讐が叶いますね。」と加世子に言われうつむく尾藤。そして朝食会に入った理由を聞かれ、事件のことを話し出す。

2つ年上で小学校教員していた妻・成実と大学卒業と同時に結婚、幸せな日々が続いていた。住んでいた住宅地に強盗犯が逃げ込んだというニュースが流れ、戸締まりを注意し外出して帰宅すると。…この世のこととは思えない残忍な光景が、犯されて刺殺された妻の死体。吐いて泣いた、まだ見ぬ子もすべてを奪われた。

同時に、8歳の時拉致監禁レイプされた恐怖が脳裏に蘇る加世子である。

「この手で屠る(ほふる:からだを切り裂く)その日を待っていたのに…」悔しがる尾藤。「榎さん、お願いします。溝口を殺してください!…」

「朝食会」への依頼だと涙する。妻と子の命を奪った溝口を!私の夢を奪い取った榊一家を!

ー 私 榎加世子は「朝食会」の一員として 尾藤春也の復讐を代行します。ー ついに本気モードに入った加世子、尾藤に誓った。

「第23話」
榎家のSPから武術の訓練を始めた加世子、上達が早い。

榊一家のママ、華代と葉介がお世話になっていますと。夕食時、寿司折りを持って鈴江の家(秋本家)にやって来た。驚く鈴江の両親、招き入れる。変態地獄絵図の始まりだ。

秋本の老婦人は、コンビニへ。生ものが嫌いな葉介もコンビニへ向かう。途中、橋の上から悲しそうに川を見つめる老婦人に話しかける。「あそこお婆さんの家だよね。」自分のことをわかってくれた葉介に嬉しくなり、ファミレスに連れて行く。「お婆ちゃん孝行だと思って!」

身勝手なことばかり会社に要求する鈴江に、堪忍袋の尾が切れた役員たち。「間宮真珠を退職されては?」加世子に煽られ、杏子の母親・6代目間宮社長宅へ。新会社の立ち上げを伝えた。

「第24話」
鈴江の両親を裸にしてバイブと包丁で調教する榊一家、危険な変態である。鈴江と孫の玲を呼ぶように命じる。

葉介と親しくなった秋本老婦人、「あの人たちもうすぐ出ていくから、お婆さん一人で使えるよ」そう言われ寂しそうな顔をする。葉介を気に入ったようだ。

「朝食会」秋本老婦人の依頼を決行する当日、三上と車で待ち伏せする加世子。駐車場に降りてきた鈴江の首元へスタンガン、気絶させ確保。その後、息子・玲と杏子が降りてくるが、今回は杏子がいたので見送る。

玲、鈴江を捜しに秋本家へ行くと、榊一家に捕まる。

倉庫、鈴江を天井から吊るし処刑の準備が出来た加世子、秋本老婦人にスイッチの説明をする。…「この女性が行った行為は間違いなく死に値します!」

5巻 阿久津と溝口、尾藤と朝食会に襲いかかる

朝食会5巻カバーイメージ

「第25話」
秋本老婦人がスイッチを押す!鈴江、地面に叩きつけられる。鈴江は生きているが、これを見て気が済んだと礼をする秋本老婦人。「この女を殺せば、この女の息子が私と同じ思いをするでしょう。」…

榊一家がやって来て、鈴江の両親に変態的なお仕置きをするようすを見ていた秋本老婦人。悪人たちが自分の正義のためにしてくれていると感じていた。そして悪人の子、葉介と仲良くなった。

涙ながらに「誰かにとって悪人でも、誰かにとっては善人かもしれない。…」そう言い残して、秋本老婦人は去って言った。この言葉に、復讐という行為の危険さを改めて感じた加世子だった。

病院、尾藤から鈴江を許したことで秋本老婦人が狙われると忠告された加世子、目の色が変わる。

鈴江、家(秋本家)にたどり着く。召使いだと言われ、セックスさせられている両親、裸エプロンで浣腸されている息子、変態地獄絵図に驚く鈴江。元女子プロ・華代のかかと落としを食らい、生命保険の契約書にサインさせられる。

「第26話」
間宮真珠、商品と現金がなくなっていることに気付いた杏子。不破親子も来なくなり連絡もとれない。慌てて母親に相談に行くと、新会社を設立したと言われる。

間宮を辞めたメンバーたちを見て、さらに驚く杏子。会社名は「Mスピリット」業務内容は真珠の養殖・仕入れ、加工・販売、間宮のすべてのノウハウを注ぎ込んだと話す母親に。「間宮を潰したいの?」と噛みつく杏子だが、もはや母親を超えることは無理。後日、間宮真珠の廃業を決断する。

廃業のニュースを耳にした榊一家のママ、株式5千万が溶けた。秋本老婦人の土地と家を処分して、補填しようと考えた榊一家のママ。葉介に釘を差される。

秋本老婦人から頼まれて土地と家は僕が相続することになった、公正証書遺言は役場に保管してある。手を出すことは許さないと。不破一家は、榊一家に食われてしまった。

榊一家が去り、静かに暮す秋本老婦人を見て安心する加世子、囁く「すべてシナリオ通り…」

間宮真珠の役員を煽って新会社を設立させたことで、必然的に不破一族と榊一族を排除出来たということなのか?

「第27話」
堤自動車解体会社で働けるようになった溝口保。殺人犯を雇うのは初めてなので、社長から調布妊婦殺害事件について話してくれと言われる。

印象を悪くしないように、作り話をし始める。15のとき少年院に入り、出所後日雇いをする。その先輩の家に一緒に住まわせてもらうが、借金の連帯保証人にされ追い詰められた。

魔が差して、留守の家を狙って強盗に入った。すると妊婦の女性が帰って来て、通報されそうになり、女性を抑え込むと破水し怖くなって逃げた。すぐに救急車を呼んでいたら、死ななかった、殺意はなかったと。善人ぶった面をしながら、社長を信用させた。

この夜、堤社長は会合で外出した。家に帰ると妻・由紀子の衣服が脱ぎ捨てられ、割れた食器が散乱している。驚いて工場に下りて行くと、溝口が防護マスクをして、ドラム缶を掻き混ぜている。中には妻の死体が、苛性ソーダで溶かそうとしている。

また、レイプして女を殺してしまった。この男、親から虐待を受け育てられ捨てられた過去があり、残虐性のある人間になってしまったのだ。

「第28話」
そこへ阿久津がやって来た。覚えていた溝口「何しに来た?」、阿久津をドラム缶に押し込もうとして、この薬剤の量で3人は溶かせないと指摘される。あと一人、迷うことなく堤社長をドラム缶に放り込んだ。

阿久津の事務所、溝口が殺した女性の夫・尾藤が命を狙っていると教える。尾藤は私の母を殺した男でもあると。利害関係が一致した二人、尾藤と「朝食会」壊滅に動き出す。

翌日の堤自動車解体会社、社長と奥さんがいないと溝口から通報された警察が来ていた。口論していたようだと警察に話す。そこを通りかかる加世子、警官に静止されファミレスを探していると言う。スマホをかざし撮影している。

同時に見ている尾藤、溝口だと確認する。加世子を尾行する溝口に気付き、撤収させる。

夜の公園のトイレ、溝口が女性をレイプしている。そこへ現れた阿久津、女性を保護して、弁護士だと告げる。有罪になる可能性は低いと「朝食会」を紹介する。

「第29話」
溝口のアパートを張る「朝食会」メンバー、阿久津の罠にハマる。拉致され、苛性ソーダを掛けられ拷問される。そして殺され、尾藤と妻が以前んでいた住居の近くに捨てられた。尾藤への挑発だ。

レイプされた女性が「朝食会」を尋ねると、多忙なのでと断る女支部長。紹介者・弁護士阿久津の名刺を見せられ調べるが、当然どこにも存在しない。

病院、堤自動車解体会社が休業になったことを報告する加世子。尾藤を誘き(おびき)出す作戦に、敢えて加世子を向かわせた。

「第30話」
阿久津の名刺の住所に着いた加世子、ヘッドカメラとスマホで撮影している。それを同時に見ながら指示を出す尾藤。そこへ覆面をしてバットを持った男が、加世子の背後から殴りかかる。

「榎ーーー」とっさの判断で身を屈め男を突き飛ばす。スタンガンで気絶させようとするが蹴られ、非常口から逃げられる。が、三上が待っていた、スリーパーで絞め落とす。

男は溝口ではなかった。その様子をエレベーターから撮影する男、溝口だ。スタンガンを当てようとするが、ドアが閉まり逃げられる。

加世子を襲った男から話を聞く二人。総額20万で雇われ後払いで10万、溝口の写真を見せるが違うと。男の風貌、声を掛けられた場所、受け渡し場所を教えろと迫る加世子。「お金欲しいんでしょ?」さすが財閥令嬢である。

病院、顔バレしたことを悲観する女支部長に尾藤「タクシーで帰ってくださいね」。女支部長、自分の車を調べるとGPSがあった。大阪ナンバーのトラックに付け替えた。尾藤は別の病院に転院させた。

「朝食会」事務所も念入りに調べたが、盗聴器や盗撮器は見つからなかった。

盗聴・盗撮・GPS発信機!犯人は家族の中に?
あなたの行動が誰かに把握されているとしたら、盗聴器・盗撮器・GPS発信機などが仕掛けられている可能性あり。盗聴の場合、建...

そこへ峰 薫(みね かおる)という女の依頼人がやって来たが。…「朝食会」に入会したいと言う。阿久津のまわし者だ。「朝食会」を壊滅させるつもりだ。

6巻 内通者を特定、ついに溝口を確保

朝食会6巻カバーイメージ

「第31話」
阿久津と溝口の居場所を見つけたが、情報が漏れて逃げられた。

溝口に撮影された三上の画像が、ネットに流出。復讐代行業者「朝食会」のことも書かれている。

加世子の画像を晒さないのは、内通者に仕立てるためだと読んだ女支部長。加世子のパートナー三上を休ませ、峰と組ませることにした。

阿久津と溝口は、「朝食会」メンバーを特定、誘き出す作戦を決行している。

昨日の会社帰り、溝口にボコボコにされた若い男が、「朝食会」幹部の定例会に呼ばれている。朝食会の榎を恨めと言い残して去って行ったという。

「第32話」
定例会に呼ばれた加世子、「私が関与したという証拠はあるんですか?」そして峰もやって来た。

女支部長の命令で、加世子を一週間尾行して来たのだ。納得しない幹部たちに、調査報告書とスマホの証拠を突きつけた。

加世子への濡れ衣は晴れたが、誰かが「朝食会」の内部分裂を狙っている。

公園で、加世子から「朝食会」への入会理由を聞かれた峰。可愛い妹・遥(はるか)が11歳から14歳までピアノ教師に犯され妊娠、自殺したが、復讐出来なかったと悲しげな表情で語りかける。

妹と同じ傷を持つ加世子に、助けになりたいと。少し動揺した表情を見せる加世子、その姿を見ている阿久津、ほくそ笑む。峰の服には小型カメラが隠されていた。

見守りカメラ
子どもや高齢者、ペットを見守るカメラと防犯に使えるカメラをご紹介しているカテゴリーです。

休んでいるはずの三上だが、阿久津の事務所を特定、そこには女装している阿久津と峰が写っていた。

内通者を峰だと特定した女支部長、尾藤を転院させることにした。

「第33話」
ホテルで阿久津とセックスしている峰。尾藤に殺された母親との関係を聞く「肉体関係はあったの?」。本当のことを言われ不機嫌になる阿久津。

「今日、あなたのお母さんと面会してきましたよ。もうすぐ出所ですよ。」峰の母の弁護を担当していたのだ。

早すぎる出所に驚く峰に、「弱みを握っているのは私です」。あなたが自作自演、母親を陥れた証拠を握っていると強気な表情になる阿久津、「あなたは私の奴隷なのですから…」。

「朝食会」埼玉支部長が、溝口に殺られた全治3ヶ月。女支部長からの依頼で尾藤に会いに行く加世子、それを尾行しようとしている峰、女支部長にバレて失敗した。

尾藤に頼まれコンビニ弁当を持って行く加世子、「最後の晩餐?」と言われ、「溝口を弔う前祝いだ」と大笑いする尾藤である。

次の作戦に備える三上、女とホテルへ向かう。

「第34話」
女支部長、加世子のパートナーから峰を外す。不満な峰、加世子から尾藤の情報を探るため、テーマパークへ遊びに連れ出す。

初めて来たと喜ぶ加世子、帰りの電車で疲れて峰に寄り添い寝てしまう。これは二人とも作戦通り、少し休むとホテルへ向かう。

そのホテルのカードキーのマスターコードは、三上が既にゲットしていた。ルームナンバーがわかれば、簡単に突入出来るはずだった。

206号室へ入り絡み合う二人、そこへ風呂場から誰か現れた、溝口だ。先手を取られていたのだ。

状況が加世子のスマホから送信された尾藤、三上に急げと命令する。

「第35話」
キーを入れた三上、ドアノブが動かない。何とテーブルでドアノブが固定されているではないか!

加世子に吐かせようと、ベットで馬乗りになりながら何度も首を締める溝口、殺さない程度に。

吐かない加世子にしびれを切らした溝口、ナイフをポケッㇳから取り出し下腹部に浅く斬りつける。そして、「抉り出してやると」…尾藤の妻を殺したように下腹部目がけナイフを突き刺そうとした瞬間。峰の右のハイキックが溝口の眉間を捉えた。

残忍な溝口の姿を見ながら、妹が犯されている場面とダブり、もう悪の片棒を担ぐまいと。妹が犯されるところを目撃しながら、ピアノ教師に翻弄されていた自分を許せなかったのだ。

「第36話」
突き飛ばされた溝口、加世子を立たせている峰に後ろから斬りかかる。太ももを斬られ床に倒れた峰に、容赦なく斬りかかる。

そこへ、何とかドアをブチ破った三上登場!溝口の腕を取るが、逆に喉元にナイフが!刺さる寸前のところ、渾身の力でナイフを止める。

そこへ、溝口の後ろに立った加世子、スタンガンを溝口の首元に突きつける。完全に気絶させた。

溝口を確保した三上、先に車に戻る。峰の傷口の処理をしたら連れて来いと言われた加世子。自分のネクタイで止血して、峰を見逃した。「助けてくれて、ありがとう。」

車に乗り込み、峰に逃げられたと報告する加世子、「足遅くてごめんなさいね。」

これまでの自分を後悔しながら、ホテルの外階段を降りて行く峰。下で阿久津が待っていた。「無様ですね~」怯える峰、このまま殺されるのか?

7巻 尾藤の復讐の終焉

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「第37話」
峰は阿久津に捕まり、廃棄処理場に埋められた。

晴海埠頭倉庫、溝口を確保した加世子と三上に「人を殺したことがない奴に俺は殺せない」と挑発する溝口。

「あなたの犯した罪は死に値する」と、溝口をチェーンで吊るす加世子。6分ぐらい平気だと強がる溝口を18分吊るして殺した。復讐する気持ちと恐怖に震えながら、尾藤の妻が持っていた小さいウサギのぬいぐるみを握りしめている。

3年前、ある大物に父親が自殺に追い込まれ朝食会に入会した三上、囁く「人殺めるのはキツいもんだ…」。自分を犯した男の顔が脳裏を過ぎった加世子であった。

そこへ尾藤と病医院長が現れた。溝口に電気ショックを与え蘇生させる院長、「なぜ?」と不満顔の加世子に妻と子の分二度殺すためだと説明する尾藤。

透明なテントに裸にされ両手両足を縛られ吊るされた溝口と対面する。この顔を忘れるな、地獄の鬼はこんな顔をしていると睨みつける。…

「第38話」
何をされるのかと怯えている溝口。肛門から凍結されたニトログリセリン(ダイナマイトの原料)を挿入された。溶けたら爆発すると言われ、一思いに殺せと泣き叫ぶ。

親から虐待を受け育てられ捨てられた生い立ちに同情の余地はあるが、「死刑も人道的だ」と吐き捨てる尾藤。

三上に沸騰したやかんを持たせ、溝口の口から熱湯を注ぎ込む。食道から胃そして腸へ内蔵が焼けただれニトロが温まり爆発した。溝口は木っ端みじんに、ほくそ笑む尾藤の表情は悪魔そのものだった。

溝口のGPSから尾藤の位置を把握した阿久津、倉庫から尾行して入院している病院を特定した。…

「第39話」
すべて想定済みの尾藤、もう転院はしないと加世子に告げる。最後の復讐代行を依頼、加世子は承諾した。

「昨晩の行為は復讐じゃない、私刑(リンチ)だった…尾藤と溝口は同類だ。…」絶句する三上、「朝食会」を去ることにした。

運転手の石崎に乗せられ、オフィス街で降りた加世子。裏手にある住宅街に入って行く。古びたおんぼろアパートの前で立ち止まる。8歳のとき拉致監禁・レイプされた場所だ。すると一人の青年が悔しそうに泣き崩れている。加世子を犯した男の息子か?この青年も親に虐待を受けていたのである。…

「第40話」
深夜、病院に潜入した阿久津。病医院長と対峙することになる。彼も「朝食会」の会員、阿久津と格闘するが老いには勝てず阿久津に刺殺された。

阿久津が来たことを病院長から空メールで知らされた尾藤、屋上で阿久津を待つ。

母親を殺され尾藤を殺したい阿久津、空メールは病院長からの復讐の依頼だと惚けて(とぼけて)見せる尾藤。逃げられないけど戦うことは出来ると微笑む。

サバイバルナイフで斬りかかる阿久津、目をカッと見開く尾藤。プロペラを凶器に攻撃型のドローンが超高速で阿久津に襲いかかる。さらにニトロを搭載している。阿久津を爆死させるのが狙いだが。…

「第41話」
指を斬られ劣勢になる阿久津、「なぜ一思いにやらない」と叫ぶ。溝口と同様に弄する(ろうする)つもりの尾藤、再度ドローン攻撃を仕掛ける。

母の喉仏を埋め込んだ右手の手のひらを見つめる阿久津、このままでは返り討ちにあうと必死に逃げる。尾藤の目で操作されていることに気づいて、目の動きを撹乱させドローンを爆発させた。

形勢逆転、車椅子の尾藤は逃げられずナイフを突きつけられる。ニトロの匂いに気づいた阿久津、尾藤が着ている入院着をめくるとニトロ爆弾が固定されている。目で操作するのかと尾藤の目をナイフで斬りつける。

目が見えず、両手両足のない尾藤。必死に阿久津の右手首に噛みつく!尾藤に出来ることはもうこれしかなかった。…向かいのビルに加世子を見た阿久津、起爆装置を持っていることに気づく。…

「第42話」
スイッチを押せる訳はないと高をくくっている阿久津。峰を殺したことを教えると、動揺する加世子。阿久津の母は介護の仕事をしながら、高齢者から金品を巻き上げ殺し「朝食会」尾藤に復讐殺された。

だから「朝食会」は加害者であり、母の仇を討つ権利があると叫びながら、左手に持ったアイスピックで尾藤をめった刺しにする阿久津。

病院で尾藤が最後の復讐代行を依頼した日。最後の授業だと加世子に教えた言葉「人を呪わば穴二つ」。溝口を殺したように、本当は阿久津に殺されなければならないが。…阿久津のような悪人には殺されたくないから、加世子に殺してくれと遺言していた。

スマホから起爆スイッチを押した加世子。ドーン!尾藤と阿久津はバラバラの肉片になって飛び散った。その場に泣き崩れる「あなたを見守っていたかった」と。…

尾藤、阿久津、溝口、みんな誰かに復讐するために人を殺し、最後は死んでしまった。…

高級ホテルのディナー、加世子は鶴巻という青年と静かに食事をしている。一瞬、肉を見て涙が浮かぶ。尾藤のかたみ小さいウサギのぬいぐるみをバッグに忍ばせ。(このシーンは2巻の冒頭にも描かれている)

どうやら新しい「朝食会」を立ち上げるつもりらしい!?…自分の復讐のために。…

8巻▶

朝食会カバー

【作品内容】
8歳で拉致監禁・レイプされた財閥令嬢・榎加世子。心と身体に傷を背負い、憎しみを忘れたい加世子のもとに現れた高校教師・尾藤春也、朝食会メンバー。

彼女の復讐したい気持ちに火を点けた。加世子の身近な人たちが傷つけられ、湧き上がる怒りと悲しみ。自分のルールで動き出す…

【ポイント】
自分の身近な人たちが傷つけられ、無表情を装うが、湧き上がる怒りと悲しみの感情。「自分のルールで動く、誰の指示も受けない。」…犯罪を憎み悪を葬る加世子の復讐劇、面白い!

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