2020年1月、トランプ米大統領がイランと戦争しようとしたが。…
第三次世界大戦の引き金になることを恐れ回避。
しかし、中国の影響で全世界に新型コロナウィルスがやって来た。
世界平和のためには、やはり「ヨルムンガンド計画」が必要なのかもしれない。
「ヨルムンガンド」とは、約14年前に書かれた人気漫画。
GPS信号をジャミング(つぶす)、GPS信号をハッキング(つくりだす)することで、全世界の空を封鎖!強制的世界平和をつくりだそうとした。…
漫画「ヨルムンガンド」について
いつみても色あせない!私がハマった「ヨルムンガンド」。ファンの方も多いことでしょう。
ドラマ性が高い人間らしいストリー、セリフ一言一言も粋な表現がイッパイ!キャラも面白いし、感動する!絵もきれいで繊細な描画。
何度も読みたくなる!見たくなる奥が深い漫画です。
戦争や銃撃が嫌いな方でもスーッと入れると思いますよ。
あらすじ
若き女武器商人ココ・ヘクマティアルと心優しき少年兵ヨナの二人が主役。
他8人の護衛部隊レーム、バルメ、ワイリ、アール、マオ、ウゴ、ルツ、トージョらがお嬢ココを守りながら、ヨーロッパ・アフリカ・中東の紛争地で武器を売りさばく。そしてその裏でココが計画したのが「ヨルムンガンド計画」…
ヨナは、両親を戦争で失い武器や戦争を憎む元少年兵。ココの兄キャスパーの部下を殺し捕らえられ、皮肉にも武器商人ココを守ることになる。
物語は軽快なテンポで進み、笑いやお色気あり、女武器商人ココと9人の護衛部隊の強い繋がり。危険に直面すると、必ず仲間が守ってくれる!熱いなぁ~。年齢とともに涙もろくって(;_;)
私がとて印象に残ったのがこのシーン。
CIAが仕組んだチェコでの偽の商談。CIAとも通じていたアールが、ココとヨナを守って女CIAヘックスに殺される。
ココが大激怒!イラクに逃げた女CIAヘックスを、B-52で爆殺する。
ヘックス最後の言葉「本気で怒ったのねぇーココ・ヘクマティアル…地獄でもまた戦いましょう。」
「ヨルムンガンド計画」とは?
武器商人ココ・ヘクマティアルの父が経営するHCLI社、打ち上げた衛星の数は126基。
アメリカの物流や通信を管理できる「衛星測位補助システム」の名目で民間企業が補完。
衛星の中には、ロボット技術のスペシャリスト天田南博士(Dr.マイアミ)が開発した量子コンピューターを搭載。
GPSなどのGNSS(全球測位衛星システム)、そのGPS信号をジャミング(つぶす)、GPS信号をハッキング(つくりだす)するシステムを開発した。
空を制圧することによって、戦争させない世界平和を強制的につくりだそうとした。
「五つの陸を食らい尽くし、三つの海を飲み干しても、空だけはどうすることもできない。翼も手も足もないこの身では。我は世界蛇。我が名はヨルムンガンド。」なかなか洒落たフレーズ。
「ヨルムンガンド」とは北欧神話に登場する毒蛇の怪物。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)は、米軍が軍事用に開発したGNSS(全球測位衛星システム)。
GNSS(全球測位衛星システム)とは、人工衛星を利用して自分が地球上のどこにいるのかを正確に割り出すシステム。
GNSS(全球測位衛星システム):ロシア版「GLONASS」、EU版「Galileo」、中国版「BeiDou」、インド版「Gagan」、日本版「みちびき」(準天頂衛星システム:QZSS)それぞれのサービスを提供しています。
「みちびき」に対応することで、都市部や山間地など測位信号が届きにくい場所や通信できない時間でも、将来的に正しい位置情報や時間を知ることができます。
GNSS(全球測位衛星システム)がハッキングされると
世界中のあらゆる場所で混乱を引き起こすことになります。
「“GNSSとセキュリティ”という言葉の組み合わせには、あまりなじみがないかもしれません。しかし、例えばGPSが搭載された自動運転車や配送ドローンが移動中に、GPSがハッキングされてしまったらどうなってしまうかをイメージしてください。車同士が位置情報をもとに協調して動いているはずなのに事故が起きてしまう可能性があるし、ドローンによる配送ならば荷物が奪われてしまうかもしれません。」
さらに、GNSSは測位だけでなく、ネットワークのタイムサーバーとしても利用されている。もし、GNSSがハッキングを受けて不正確なタイムスタンプが押されてしまったら、それを利用する携帯電話の基地局網や銀行システムなどが混乱する恐れもある。
最近、GNSS(全球測位衛星システム)へのハッキング対策が始まったようです。
「ヨルムンガンド計画」実行
量子コンピューターの小型化を目指す天田南博士の要望により、キューバのアメリカ軍収容施設に拘束されていたレイラ博士の奪還作戦を開始したココの部隊。
アメリカ海軍の特殊部隊ナイト・ナインに追われ苦戦。
ココは、アメリカ軍の無人航空機グローバルホークを撃墜し、GPSジャミングを開始。
そして「南、ヨルムンガンドの片鱗を見せてやれ!!」天田南博士に指示。
無人航空機を失い、リアルタイム位置情報を受信していたナイト・ナイン。彼らの戦術データリンクにGPSハッキングを仕掛けた。
位置情報を書き換えられたナイト・ナイン、ココたちの部隊を見失うことになる。
ココのヨルムンガンドに救われたルツ、「ちょっとワルだが、仲間を見捨てない文句なしのボスだぜ!お嬢はよ。」
アメリカ軍とCIAに、ハッキングした痕跡すら残さず立ち去った「ヨルムンガンド」。
長年ココたちを追いかけてきたCIAのブックマンとスケアクロウ。
「ココは魔法使いになった」と、ただ大笑いするしかなかった。…
「ヨルムンガンド」は、「月刊サンデージェネックス」(小学館)に、2006年5月号から2012年2月号まで連載されたガンアクション漫画。漫画は全11巻で完結。原作 / 高橋慶太郎 。
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テレビアニメは独立局で、2012年4~6月12話・2012年10~12月12話、全24話放送、「僕は、武器商人と旅をした。…」ヨナのナレーションで始まる。