料理好きの普通の主婦だった”まひる”、SNSにアップした料理が話題になり「理想のママ」と呼ばれるようになる。家庭料理研究家として有名になり、会社も経営している。
現実は、仕事が忙しく、家事育児に無頓着の夫、言うこと聞かない子ども、…「理想のママ」と呼ばれるにはほど遠い生活である。
その彼女の前に突然現れたナゾの女、嘘を装い優しく忍び寄るヤバい女・静江。”まひる”のすべてを奪いに来た！その理由は？過去に何があったのか？…
まんが王国 ▸ 先行配信中！ 2024年1月11日 第18話 完結まで、見どころと登場人物をポイントでまとめました。無料でお得に読むなら「まんが王国」「シーモア」無料会員登録が便利ですよ！！
| 【のっとり～あなたになるわたし～】一覧表 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 | 第10話 |
| 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話 | 第17話 | 第18話 | ||
【のっとり～あなたになるわたし～】
料理好きの普通の主婦だった”まひる”、SNSにアップした料理が話題になり「理想のママ」と呼ばれている。
現実は、仕事が忙しく、家事育児に無頓着の夫「理想のママ」にはほど遠い生活。そこへ嘘を装い優しく忍び寄るヤバイ女・静江。”まひる”のすべてを奪いに来た！
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- 能登瀬 まひる（のとせ まひる）…家庭料理研究家、理想のママ。二人の子ども・花（はな）と海（うみ）がいる。
- 能登瀬 公平（のとせ こうへい）…まひるの夫、イケメンだが家事育児に無頓着。
- 真田 ミユ（さなだ みゆ）…まひるの同級生、会社のリーダー的存在。
- 佐藤 マリ（さとう まり）…まひるの会社の社員。
- 鈴木 静江（すずき しずえ）…まひるの前に突然現れた女。まひるを洗脳して行く。
- 倉本（くらもと）…花屋経営。過去、まひると相思相愛の関係にあった元カレ。
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第1話 全部奪う
能登瀬 まひる（のとせ まひる）、SNSにアップした料理が話題になり、家庭料理研究家として会社を立ち上げるまでになる。
二人の子ども・花（はな）と海（うみ）のママ、「理想のママ」として世間でも話題の女性。イケメンの旦那・公平（こうへい）は、家事や育児には無関心。
今日は結婚記念日、弟の海を泣かせる姉の花、ママから注意され不満そうな顔をする。夫からは悪趣味なプレゼント、ベッドでは疲れているのに無理やり求められ”まひる”。
おかげで翌朝寝坊した”まひる”、自転車のチャイルドシートに子ども二人を乗せて保育園へ急ぐ。
途中、花が保育園行かないと駄々をこね始める。周りは、スッピンで髪ボサボサの「理想のママ」を見ている。ついに泣き出し、叩きそうになる”まひる”。
その手を掴む女、花をなだめ保育園まで同行してくれた。ダメなママだと卑下する”まひる”に「ダメじゃないですよ。」
私の方がダメなんですと話し始める。「私は、夫のDVで離婚、息子を保育園に預けるのは今日で最後なんです。仕事も探さないといけないです。…」
ちょうど人を探していた”まひる”、この女に同情、雇うことにする。鈴木 静江（すずき しずえ）、すべてを滅ぼす悪魔を雇ってしまった。…
第2話 亀裂
会社の従業員、佐藤 マリ（さとう まり）が結婚することになり、会社からコヒーカップセットがプレゼントされる。おばあちゃんからは、「夫婦守」をもらったと見せるマリ。横から「いい会社ですね。」不気味な顔を出す静江。
まず、マリに近づき真田 ミユ（さなだ みゆ）が”まひる”の右腕だと知る。どうやら、最初の標的をミユに決めたようだ。
契約している農家の大事な資料を見せるマリ、それをワザとシュレッダーにかけようとする静江。
「確認しないとダメですよ。」注意された静江、土下座をしてみせミユの気を引く。ミユがこの場を丸く納める。
給湯室に行った静江、マリの「夫婦守」をコーヒーにつけて切り刻んでゴミ箱へ捨てる。その場を目撃したミユ、驚きゴミ箱を調べようとすると、静江が現れ「私が片付けますから…」と一掃された。
静江を疑い出すミユだが、”まひる”が連れて来た人だからと、無理に心に押し込む。
翌日、大型案件の打ち合わせ、WEB会議に参加する”まひる”とミユ、そこへ保育園から電話だと静江が。花が保育園でケガをした。先方に保育園に行くと言い張る。…
第3話 身勝手
旦那に行かせろと言うミユに、「私しかいけないの！」「自分の家族がいない人には、わからないだろうけど！」言ってはイケない言葉を口に出した”まひる”。
これまで信頼しあってきた二人の間に、大きな溝が出来てしまった。
ミユをフォローする静江、飲みに誘う。”まひる”の発言を批判、「ガツガツしていると言ってましたよ。…」一度ミユを怒らせ、「独身でバリバリ仕事するミユさんがいるから会社が回っているのにねぇ～」独身だから出来ていると、理解を示しミユに肩入れする。
”まひる”をフォローする静江、飲みにいった話をする。「中途半端な仕事をしている」と言ってましたよ。今度は”まひる”を怒らせる。「メディアで理想のママと評価され、家族もいらっしゃって、素敵ですよ。同じママにしかわかりません。」と持ち上げ同情してみせる。
二人の間に取り入った静江、今後二人の仕事にも入り込んで行くことになる。
翌朝、ミユに謝ろうと思っている”まひる”、電話が鳴る。
例の大型案件、「正式にお引き受けいただきありがとうございます。…」
寝耳に水だ！怒る”まひる”、会社へ急ぐ。
第4話 どっちが上か
すぐにミユを呼びつける”まひる”、勝手に引き受けたことを怒る。受けていないと言うミユに「出ていって！」ミユのアカウントからメールを送信したのは静江か？
二人がケンカする姿を初めてみた社員たちに、デマを吹き込む静江。「ミユさんが、皆さんのことをプロ意識がなさすぎる。…」って、それで社長と対立したと。だから社長について行きましょうとまとめる。ミユを完全に孤立させるためだ。
ミユから仕事を指示されても無視するようになった社員たちに、苛つき出すミユ、過去を思い出す。
高校時代、好きな先輩がいた”まひる”、ミユがお膳立てをして付き合えるようになった。事実は違ったようだが。…
この話を聞かされていた静江、何度も何度も自慢していたと”まひる”に吹き込む。社長としてのプライドをズタズタにされた”まひる”、ブラック企業で苦しんでいたミユを拾ってあげたのは私なのに一人呟く。
ミユを呼ぶと、「社員たちに変なこと吹き込んだでしょ！」「あんたのために、私がどんだけ仕事してると思ってんの？」”まひる”に食ってかかる。
社長付きのマネージャーを辞めろと言う”まひる”、今更そんな立場になれないと食い下がるミユ。高校時代の話を持ち出された”まひる”、「あなたのお陰で付き合えた訳じゃないの。先輩から告白されたの。」
「何でも私が、私がって…。あなたで会社が回っているんじゃないの。あなたの仕事は静江さんに引き継いでもらいます。」
クビを宣告されたミユ「出てってやる！」、もしかして酔って静江に話したことが。…ハメられたことに気づくが、もう後の祭りだった。
次のターゲットにされるのは、誰なのか？
第5話 誹謗中傷
理想のママとして人気の”まひる”、エゴサーチしてみると誹謗中傷の嵐に驚く。
ミユがいなくなり、監視出来る人材がいなくなったのだ。ミユが犯人かもと煽る静江の作戦に踊らされ、弁護士に調査依頼も出来ないでいる。
大きなイベントへの参加依頼を受けた”まひる”、家事を手伝うと言う口だけ夫のいい加減さで、大迷惑を被る。
2日間のイベントのお迎えを約束したにも拘わらず、迎えに行かずに居酒屋で飲んでいる。
初日のイベントは大好評のうち終了、スマホを見ると保育園からの催促の電話履歴を見て驚く”まひる”、静江に頼むことにする。
ほろ酔い気分で帰宅した公平を迎える静江「おかえりなさい」ニタニタと笑っている。…夫・公平を奪いにいくのか？
第6話 火種
仕事を終えて帰宅した”まひる”、静江とヘラヘラしている夫・公平に噛みつく。「約束を忘れて酒を飲んでるなんて！…」言い合いが始まるが、「今日のところはこの辺で。」静江が間に入り静かになる二人。
静江に礼をする”まひる”、タクシーを呼ぶぼうとするが電車で帰ると言うので、駅まで公平に送らせる。
駅で「ありがとうございました。」と微笑む静江、公平に抱きつく。戸惑う公平だが…
翌日、”まひる”へ告白した公平の話を聞かされていた静江、「愛されているから、大丈夫ですよ…」と、”まひる”を油断させる。
公平には、妻と仲良くする知恵を授けた静江、連絡先を交換していた。信頼されながら、また会うことを約束、誘惑にかかる。
大きなイベントが成功したことで、テレビ番組を持てるようになった”まひる”。静江のアドバイスで料理だけじゃなく、ライフスタイルも提案することになる。
季節の花を請け負うことなった静江、セゾン・デ・フルールの倉本を紹介する。
過去、”まひる”と相思相愛の関係にあった元カレだ。会って驚く二人、初対面を装うが、静江は二人の関係を知ってる。”まひる”の過去のSNSを調べていたのである。
昨日、”まひる”の家に盗聴器を仕掛けた来た静江。今夜は家族の会話を聞いてニヤついている。”まひる”の行動がすべて筒抜けだ。
公平に”まひる”と仲良くなる知恵を授けながら、信頼され誘惑にかかる静江。”まひる”の元カレ・倉本には、復縁をけしかけて行く。このまま、不倫地獄へ堕ちていくのか？
第7話 チョロい夫
倉本と二人だけになった”まひる”。
お互い照れながら、倉本になぜ旧姓なのかを聞かれ、大学を出てすぐ結婚二児の母親になりメディア向けに旧姓を使っていると応える。珍しい名字だからと。
ゴミ出しなどの家事に協力するようになった夫・公平。そして休日出勤も多くなった。静江にすっかり寝取られ、虜になっていた。
マーキングだと言われ、身体に引っかき傷も付けられていた。しかし”まひる”は傷に気付き、「もしかして不倫？…」 公平のスマホが気になり出す。
番組の打ち合わせで、倉本と会うことが多くなり、彼を意識するようになった”まひる”。
静江からの提案で、家族で倉本と親睦会のバーベキューを開催することになった。元カレと夫の対面に気が勧まなかったが、静江に上手く丸められた。
公平と目配せしながらラブラブ感を出す静江、ここで”まひると倉本をどんな罠にハメるのか？
第8話 嫉妬と罪悪感
公平は静江と二人きりになるために、子どもたちを”まひる”に頼む。手を絡ませ、お互いに顔を見つめ合う。
「絶対に言わないから、寂しい時に私を利用してください。」と言う静江。彼女の控えめな態度に、真剣になって行く公平である。
倉本と二人になった”まひる”。できちゃった婚で、育児も家事も全然ダメだと卑下すると、「仕事もして理想のママと呼ばれ凄いよ。」と言われ頬を染める。
この二人の様子を見ている静江、何か秘密がありそうだと公平にけしかける。
モヤモヤして自然とアルコールが進む公平、「家では愛想もないのに、今日は愛想があるな～」。「メディアでは演じることも必要ですから、くつろげる家庭が羨ましいです。」と倉本に言われ、一本取られた公平、静かになる。
公平の隣に座っている静江、すぐに愛の手を公平の太ももに、握り返す公平。静江の罠に堕ちて行く。
そこへ”まひる”に電話、会社からだ。SNSが炎上していると。…静江の策略にドンドンハマって行く”まひる”、どうなるのか？
第9話 寝た子の隣で
”まひる”の夫・公平の顔写真もアップされ会社まで特定、さらに今バーベキューしているとまで書き込まれている。静江の仕業だ。
”まひる”が書き込みを見て夢中になっていると、娘・花が川に入って行くではないか！慌てて静江が川に入り無事だった。
ずぶ濡れになった静江を送って行くことになった倉本、静江の自作自演だと気付いていた。「なぜ急に川に入ったのでしょうね？」倉本に話し掛けられと、不満そうに知らないと応える静江である。
能登瀬家では、子どもから目を離した”まひる”に激怒する公平、「母親失格だ！ー」。
翌日、公平の会社。上司に呼ばれ”まひる”の書き込みの件でお説教され、同僚たちからは逆玉だとバカにされた公平、静江に愚痴る。
”まひる”の会社では、元気のない”まひる”を元気づけるふりをする静江。「テレビの話が来て、今がチャンスだから仕事に集中してください。家事は私がしますから。…」
静江の言葉にまんまと乗せられた”まひる”。寝た子の隣で絡み合う二人が！…
第10話 突然の涙
テレビ番組「まひるのレシピ」の撮影の日。静江と倉本も同席している。
倉本に馴れ馴れしく触れながら話しかける静江、倉本にあっさり拒否される。倉本を取り込もうとしている。
今日リモートでの出演は、2歳の娘の母親・山本京子さん。”まひる”の大ファン、母の介護もしているという。荒れた手を見て、この人頑張っていると感じた”まひる”、思わず涙がこぼれた。
この動画がSNSでバズる。好感度が上がり、喜んで家に帰り夫・公平に話をするが無視される。
もうすぐ誕生日の花が、友達を呼んでお誕生日会をしたいと、”まひる”に手作りケーキをおねだりする。嬉しくなった”まひる”、花を抱きしめる。
この様子を盗聴している静江、”まひる”の母子手帳を見ながらニヤついている。すでに花と海の母親気分になっている。夫は寝取られ、今度は子どものママになるつもりだ？
誕生日当日、ケーキを会社の冷蔵庫に入れておいたが。なぜか？ケーキがぐちゃぐちゃに！…
第11話 ママのうそつき
静江にヤラれた。さらに、バーベキューで倉本に借りたタオルの中に会社の鍵を紛れ込ませ返却、鍵を返しに来た倉本とぐちゃぐちゃのケーキに落ち込む”まひる”をわざと遭わせ、倉本を花の誕生会に誘き寄せた。
誕生会でケーキのことを謝るが、駄々をこね号泣する花。まだ喋れなかった海が静江に「ママぁだっこ」。驚く”まひる”、子どもがすっかり静江に懐いているのだ。
お花をウサギにアレンジした花束を持って来てくれた倉本、彼のおかげで花の機嫌は直った。静江はこの様子をスマホで隠し撮りしている。
なぜ会社の鍵を持って来るんだ？倉本が来たことに苛つく夫・公平、花束をゴミ箱に捨てた。
公平のSNSに”まひる”と倉本が昔付き合っていた写真が送られて来た。事実に驚く公平、さらに”まひる”と倉本、オフィス不倫の記事が送られて来た。すべて静江に盗撮されていたのである。…
第12話 托卵疑惑
”まひる”と倉本の密会写真がSNSに出回り、”まひる”の会社で撮影されたことがわかった。
社員の誰かが犯人なのか？と不安になる”まひる”を励ますふりをする静江である。
公平は会社では無能扱いネットでもバカにされ怒っている。
そして”まひる”とコラボを予定していた3社からお断りが。静江からネットで釈明会見をした方がイイと言われ、夜遅く会見を終える。と、また新しい写真がアップされた、今度はキスしているように合成されている。
その頃、公平と静江は二人でベッドで関係している。花は公平に似ていないし、「花」倉本が父親ではないかとほのめかす静江。
※托卵（たくらん）：夫以外の男性の子を産み、その子を夫の子であると偽り、夫に育てさせること。
そこへ帰って来た”まひる”、来るなと叫ぶ公平。
会見の時間を知っていた静江の罠、どんな言い訳が出てくるのか？…
第13話 不倫発覚
脚が震え立っていられず尻もちをついた”まひる”。「何で静江さんが…」
同じようにベッドで震えている公平にけしかける静江、「托卵は許せないでしょ！ナメられっぱなしでいいの？」
「出ていけ！」大声で怒鳴りつける公平、ほくそ笑む静江。夫と子供、家族を奪い取られた”まひる”、何が何だかわからず雨の夜の街を彷徨う。
誰も頼れる人は誰もいない。母を施設に追いやり、同級生ミユも会社から追い出し、ママ友もいない。「理想のママ」と呼ばれるようになったが。…夫と信頼していた静江が不倫、家を追い出された。
バス停のベンチにうつむきながら座り、仕方なく雨宿りしている”まひる”。自分の愚かさに涙も出て来ない、「明日の仕事どうしよう…」。
そこへ「まひる！」と呼ぶ声が、「話があるんだけど」同級生のミユが…救世主になってくれるのか？
第14話 実在しない女
”まひる”の家を訪ねた帰りだと言うミユ。びしょ濡れの”まひる”を自分の家に連れて帰る。
夫に不倫されて、相手が静江だと話すと激怒するミユ。静江って女が怪しいと思って調べたいたと話す。
履歴書の住所から家を尋ねると、”まひる”のマンションが見渡せる古いアパートの一室。何か恨みでも持っていたのか？最初から計画していたのだ。
ミユに話せて少し元気が出た”まひる”、翌日TV番組のオンエア開始直前間に合う。すると静江が、不倫問題で騒がせたことを番組関係者に謝罪しているではないか。
涙ながらに、倉本と不倫していたくせにと”まひる”に食って掛かる静江。子どもも倉本の子だと大声で叫びだす。驚く番組関係者たち、まさかテレビで放送されてしまうのか？…
第15話 別れの真相
プロデュサーはじめ多くの番組関係者から、「不倫女！」と罵声を浴びせられる”まひる”。静江のせいで完全に信用を失墜させた。
会社の社員たちは、家族が静江から嫌がらせをされ、会社を辞めれば家族に危害は加えないと脅され、全員会社を去っていった。静江が会社と家族を乗っ取ってしまったのである。
すっかり弱気になっている”まひる”、ミユと倉本に吐露する。花のことを捨てようとしたことがある。予期せぬ妊娠で仕事と家庭の両立が出来なくなったと。…静江にあなたの代わりはいくらでもいると言われたこと思い出し泣き出す。
そして子どもは絶対に僕の子どもではないと言う倉本。小さいころ病気して子どもをつくれない身体なのだと。倉本が”まひる”から身を引いた理由である。
ミユに「何泣いてるの！バカ！」と、怒鳴られ目が覚めた”まひる”。奪われた家族と仕事を取り戻すため静江と戦う決心をするのであった。…これから静江の秘蜜が暴かれて行く！
第16話 私がママよ
”まひる”を追い出した公平、静江とラブラブなのかと思いきや？静江に包丁で脚を刺された。驚く公平に、「あんたなんか好きじゃないわよ！火遊びに付き合ってあげただけよ。邪魔よどけ！」刺した左脚を踏みつける。
静江は最初から”まひる”の二人の子どもを狙っていたのだ。「私がママよ。」花と海に話しかけると。…「ママじゃない！」と泣きながら拒否する花を、いらないと部屋に閉じ込めた。
薬で眠らせた海を連れて、部屋を出て行った。…
第17話 家族を作ろう
静江はアルコール依存症の父親と頭のイカれたメンヘラの母親の間に生まれた。父親は蒸発して、母親が嫌いだったので幼少の頃から一人で外へ出ることが多かった。
公園でパンをかじっていると、メガネをかけた優しそうな男の人から声をかけられた。どうやら児童相談員らしい、ネームプレートには「能登瀬あさひ」と。亡くなった”まひる”の父親だ。
頻繁に静江の家を訪れ親身に相談に乗ってくれていた。彼を父親のように慕っていた静江だったが。…母親が手を出そうとして以来、怒って来なくなった。その後、母親は事故でなくなり、静江は施設に預けられた。
あさひさんにまた会えることを願いながら生活していたある日。路上で”まひる”を抱いているあさひさんを目撃、”まひる”に嫉妬する静江は同年代の”まひる”を尾行するのが日課になっていった。あさひさんを思うあまりストーカーになったのだ。
あさひさんが亡くなり、”まひる”が子どもを産んだ。そして、花のことを捨てようとした”まひる”が許せなくなり、自分が母親になって家族を作ろうと考えるようになった。
自分があさひさんの子だったらという妄想が強くなり、”まひる”からすべてを奪おうとしたのである。
家に戻った”まひる”たち、泣き叫ぶ花を助け、刺された夫を救急車へ。次に海を連れさった静江を探しに彼女の家へ向かう。
倉本がドアを蹴破り中へ入るとゴミ屋敷だ。静江が子どものころから書いている絵日記を発見。「静江がママになって海と花とパパ（あさひ）と暮らす。…早く元のお家で暮らしたいね…」完全に頭がイカれている。さらにメガネが、パパのモノだと確信した”まひる”、実家に急ぐ。
最終話 待っててね
空家になっているはずの実家に灯が、静江がいる。あさひさんの遺骨を納めた骨壷を前に「静江はあさひさんの娘、パパ大好き～」と独り言をつぶやいている。骨壷は静江が墓を荒らし盗んだのだ。
床の軋む音で、”まひる”たちに気づいた静江。海を抱き、右手で包丁を持って「おまえはもう用済みだ！」と、斬りかかる。
とっさに倉本が”まひる”を庇い斬られる。外へ逃げる静江、追う”まひる”と倉本。行き止まりの崖で立ち止まる静江。飛び込むと脅すが、咄嗟に砂のようなモノで目潰しをくらわされる。あさひさんの遺骨だ。
静江はバランスを崩し、海を放した。その瞬間受け止めた”まひる”、彼女を後ろから抱きかかえる倉本。静江はそのまま海にブクブクと沈んでいった。…静江は倉本を斬りつけて逃げたと警察に証言、海に墜ちたことは隠した。…
静江がいなくなり、公平とも離婚、ミユと新会社を設立、平和な生活に戻ったが。…実は静江は生きている。後日メッセージが「まひるさん待っててね。私また必ず会いに行くから」…
料理好きの普通の主婦だった”まひる”、SNSにアップした料理が話題になり「理想のママ」と呼ばれている。
現実は、仕事が忙しく、家事育児に無頓着の夫「理想のママ」にはほど遠い生活。そこへ嘘を装い優しく忍び寄るヤバイ女・静江。”まひる”のすべてを奪いに来た！
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