【阿武ノーマル】普通って何？異常って何？モラルが問われるサイコ・サスペンス！マガポケ先行公開中！

阿武 英子（あぶ えいこ）29歳、カタヤ企画生産技術部のOL。ぶっきらぼう、思ったことをすぐ口に出す、人のことを全く考えない単細胞な性格。

普通や常識というワードが頭にないから、人の行動を観察しながら計算して答えをはじき出す。それが意外にも的確な行動を導き出す。数学に強くプログラミングもできる。

先輩・相田から普通を教えてもらい成長していくサイコパス阿武！笑える。

2025年1月27日 第4巻・39話まで、見どころと登場人物をポイントでまとめました。無料・SALEがいっぱい！「コミックシーモア」新刊早い！独占・先行！（※無料情報は変更になる場合があります。） ぜひお試しください。 「コミックシーモア」31P無料 ▶ マガポケで先行配信！一部無料公開中！

【阿武ノーマル】一覧表
第1巻	第2巻	第3巻	第4巻

【阿武ノーマル】

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第1巻 阿武英子と河原京介の出会い

「第1話 普通の女」
冒頭シーン。死んだ熱帯魚を勿体ない（もったいない）と食べて、腹を壊す女・阿武 英子（あぶ えいこ）29歳、普通を知らない人間である。

カタヤ企画生産技術部のOL、同僚で先輩の相田 一香（あいだ いちか）30歳、同僚で榊原 撫子（さかきばら なでしこ）24歳、仲良しの3人組のチームだ。

高級ブランドバッグを購入した榊原、そのせいで貧乏になり毎日おにぎり生活。見せられた阿武「高級バッグの中、おにぎりくさいってダサいね！」。

思ったことをすぐに口にする阿武、その性格を熟知しているのが相田、大学の先輩でもある。阿武は、ぶっきらぼう、思ったことをすぐ口に出す、人のことを全く考えない単細胞な性格なのだ。

就活40社目で採用された会社を28歳でクビになった阿武。相田から普通ということを教えられ、まず笑うことを学び、今の会社に採用されたのだ。

母親から「結婚しないの？」と言われ、「結婚て普通するの？」と応える阿武。会社では結婚の話題に、榊原に彼氏のことを聞かれ、「いたことないし興味ない」と言うと。…「普通、結婚って彼氏必要なの？」と榊原に食って掛かる。阿武を抑える相田、榊原は怯えている。

その仲良しの3人組のチームに、河原 京介（かわはら きょうすけ ）が派遣で来た。他人を見下す性格でインテリを気取り、3人組を攻撃してくる。

これは面白い奴が来たと喜ぶ阿武、人間観察を得意としている。榊原と攻撃的な河原のデータをとれば、普通に近づけると。…

「第2話 効率化する女」
3人組を掻き回す河原、まず榊原を標的に。「電卓なんか使ってるから、計算ミスするんだ！エクセルぐらい使えないのか！」泣き出す榊原、「派遣という自分の立場を弁えろ（わきまえろ）」と、チームリーダー相田が激怒する。

河原がいるなら辞めたいと言い出した榊原、それではデータがとれなくて困ると思った阿武。何と集計プログラム作ったのだ！数字を入力すれば自動で計算してくれる。阿武は数学が得意で学生時代にプログラムを学んでいたのだ。

プログラムが出来て、無能な榊原は退職だとわめく河原。自分が効率化を提案したと。…「無能なのはあなただ」と攻める阿武、立場を弁えない行動は許されないと。

そこへ課長と相田がやって来て、クビを宣告する。他の部署からも河原への苦情があったのだ。

プログラムを作った阿武は、社内の人気者に祭り上げられた。喜びという感情を学んだのである。

阿武のせいでクビになったと逆恨みしている河原。阿武を殺すために尾行を開始する。

「第3話 襲われる女」
暗い路地で背後から阿武に襲いかかる河原、阿武の顔面を殴り首を絞め塀に投げつける。倒れると踏みつけて、とどめを刺そうとジャンプした河原だったが。…

踏みつける瞬間に転倒すると計算した阿武、逃げられると。次の瞬間、割れた空き瓶で河原の左太ももを突き刺した。

「これは正当防衛だ」と、河原が持っていたナイフを奪い殺すと宣言する阿武。本当に殺されると思った河原、謝りながら自分の情けなさを喋りだす。

33歳まで実家でニートのような生活をしていたら、親に捨てられ社会に放り出されたが。…社会に適応できず、普通の生活が出来ない惨めさを味わったと吐露する。

そして、「阿武は頭がイイし、いい仲間にも恵まれている」と羨む。最後に「もう疲れた、好きにしてくれ」と頭を抱え塞ぎ込む河原に。…阿武「では結婚しましょう」これは慈悲の心なのか？それとも無知なのか？…

「第4話 結婚したい女」
河原を家に連れて帰り、傷の手当をしてからスーパーに買い物に出る阿武。河原に襲われ汚れたシャツに顔に絆創膏を貼り、周りから白い目で見られるが、まったく気にする様子がない。

家族連れやカップルが買い物する様子に、結婚って楽しいんだと思う。レジで半グレ風の男にナンパされると、まず婚姻届を出しましょうと言う阿武。男は怖くなって退散した。

弁当と河原の着替えを買って家に急いで帰る阿武。河原が食事する姿を見ながら、結婚への幸せ感が湧き上がる。ヤバいと思い始める河原、逃げることを考えているが。…阿武に見透かされる。

「第5話 カンのいい女」
逃げようとしている河原のことを、マリッジブルーだと分析した阿武。河原の財布から、こっそりと免許証を盗み見て、住所が分かると。…両親に挨拶に行きましょうと言い出す。

泣きそうになりながらドン引きする河原に、婚姻届を書いてと迫る阿武。従うと言った以上、逆らえず婚姻届を食い千切り。…「結婚前提で俺と付き合ってくれ」と。

付き合うというワードを知らなかった阿武、ドキドキとときめき出す。そして松生杖を買って、動物園でデートすることになる。…

「第6話 実験する女」
オナガザルの集団のいる檻の前にいる阿武と河原。一匹だけ仲間外れにされている猿がいる。自分も高校時代イジメられ、仲間外れにされたことを思い出す河原。「本質は変えられない」と主張する。

そこで猿のおやつを購入して、本当かどうか実験を始める阿武。仲間外れの猿におやつを投げると群れの猿に奪われていたが。…あるとき、孤立している一匹の猿がおやつを掴んだのだ。そして群れの猿にあげようとしている。…

「人も同じように本質を変えられるはずだ」と、河原を勇気づける阿武。「ドキドキと胸の鼓動を感じるようになった」「それは河原さんが教えてくれた」と、恥ずかしそうに話す。恋することと羞恥心を学んだらしい。

だんだんと表情が明るくなる河原、「俺もあんたといると変われる気がして来た」と。…お互いに成長できるチャンスに目覚めたのである。…

「第7話 沸き立つ女」
しかしそこに、河原をイジメていた男・工藤 光一（くどう こういち）と妻の美香（みか）が現れる。高校時代のように威嚇する工藤に、気後れする河原。

ジャージ姿に松生杖の杖を蹴飛ばされる。さらに「無職だろ、雇ってやる」と見下し大笑いする工藤と美香。美香はファッション系のインフルエンサーを気取っている。

何も言えずにうつ向く河原、さっきの気持ちはどうしたのか？

阿武、グッピーを飼ったことを思い出す。独身女子はペットを飼っているというネット記事を真似ただけだ。何の感情もなく餌を与えいつか死ぬだろうと。…冒頭のシーンだ。

「でも、この人は違う！私にとって特別だから。」攻撃してくる奴らは絶対に許さない！工藤と美香を敵視する阿武「そのお話はお断りさせて頂きます」。…

第2巻 工藤夫婦を葬る

「第8話 懲りない男」
阿武からニート生活でいいと言われた河原。阿武の出勤後、工藤が教育してやるとやって来た。動物園の帰りを尾行されていたのだ。そのまま拉致された河原、建築現場に連れて来られる。

工藤は建築関係の会社の社長で、50人の社員がいる。工藤は教育という名の下、社員を奴隷のごとく働かせているのである。

工藤の言うことを聞いて、穏便に振る舞おうかなとも思った河原だったが。…阿武に被害が及ぶと思い、彼女に誓った通り戦うこと、すなわち復讐してやると現場に踏み込むのであった。…

「第9話 懐に入る男」
現場監督の酒井に、派遣でカタヤ企画に行った時のように、作業効率が悪いと助言すると。…腹に膝蹴りをくらい蹴飛ばされた。河原の教育を担当することになったのが木村、中年の優しそうなおじさんである。

目上の木村に協力しろと呼びかける河原。木村を呼び捨てにしてタバコを買いに行かせたのを、酒井に見られ木村は教育係を外された。教育という名の下、酒井自らが河原をイジメることになった。

本来、今日は見学で仕事をしてはいけないのだが。…屋上で鉄板を下ろす作業をさせられる河原、「仕事を覚えるため自分の意志でやっている」と言えと釘をさされた。

そして、誤って鉄板が落下、地上に駐車していた作業用のハイエースを直撃した。工藤のもとに連れて行かれる河原、車の買い替え費用として240万請求されたのである。完全に工藤の罠にハメられたのだ。…

「第10話 提案する女」
河原は借金を背負わされ、工藤の奴隷となって働くしかなくなってしまった。

この事実を阿武に話せる訳もなく。…毎晩、野菜炒めのおかずに苛ついている河原。おかずを変えて欲しいと頼むと、「運動をしてください」と言われる。河原にとっては都合の良い話であったが。…「グッピーのように死んで欲しくないので」と恋する眼差しで見つめられた。

翌日、現場に行くと美香がやって来て見下される。中指を立てて、復讐してやるとアピールする河原。酒井にボコボコにされた。

教育という名の下、奴隷のように働かせられる社員たち。木村から、みんな暴力に屈して逆らわなくなるけど。…「諦めないで君は正しい」と言われた河原、何か思いついた？…

先日の動物園、河原と一緒の所を美香に撮られSNSにアップされた。河原は後ろ姿で、誰だか分からないが。…これを見つけた榊原、阿武ちゃんに彼氏が出来たと大騒ぎ！阿武ちゃんが大好きらしい。…

「第11話 溶け込む女」
美香はSNSのコメント欄に「もっと可愛くなれるのに、私が教えて救いたい」と書いたら。…それを信じて彼女のもとを訪ねる阿武に驚く！美香。

デパートに連れて行き、服を選んでやるつもりが。…阿武の素直な態度に、逆に魅了されて行く美香「この女、自分の意志がない？」。

「友達にしてあげる」と言われた阿武、「敵なので遠慮しておきます」。怒った表情の美香、現場でこき使われている河原の画像を見せる。美香を睨みつける阿武である。…

「第12話 導く男」
家に帰り、河原から事実を聞いた阿武。240万の借金させられたことも聞き出した。そこで、河原に作戦を授けた。動物園で孤立していた一匹の猿が群れと繋がったように。

工藤の会社はブラック企業でパワハラ被害が蔓延している。労働基準法でケガしたら有給で休めることを、河原と木村が訴えたが。…暴力に洗脳された社員たちは、動じることはなかった。

暴力で支配して来た工藤も、新しい作戦を決行することにした。…

「第13話 画策する女」
客船を貸し切り、会社設立記念パーティ、原則家族や恋人同伴で。社員たちに恩を売るように見せかけ、…娘と来た木村に辱めを受けさせたのだ。

社員表彰の名目で「カス社員賞」、役に立たない社員だと笑われる木村、それを見て泣き崩れる娘。娘とは3ヶ月に一度しか会えないのに。…怒りに震える河原だが、木村は至って冷静、転職は無理だし今の生活を失いたくなかったのだ。

「第14話 誘う女」
阿武を呼ぶ美香。著名なインフルエンサーとして影響力を持つが、夫・工藤光一に飽きたらしい。そこで離婚して他の男に乗り換えたいと本音を漏らす。河原も当然開放されるからと。

殺すのが手っ取り早いと応える阿武に、危険なニオイを感じる美香。殺人ではなく逮捕させる方向で協力を持ちかけ、二人で組むことになった。美香の腹の底では、光一・河原・阿武の三人を陥れる魂胆らしいが。…

懇親会から2日後、ストライキを敢行しようとする河原。酒井に阻止され、工藤の前に連れて行かれる。高校時代のようにバケツを被せられ、視界を遮られ恐怖感が増大して行くのである。…

「第15話 疑う女」
河原と工藤が通っていた高校は進学校で、成績はいつも河原が上位であった。大学に進学する気のない不良の工藤、国立大学進学を目指す河原の邪魔をするため、バケツを被せ殴りイジメていたのだ。

河原家にも頻繁に出入りして、両親に友達だとアピールしていた。河原がイジメられている事実を話しても信じてもらえなかったのだ。

また、その辛い過去が蘇る河原だったが。…そこへ阿武が、労働基準監督署の署員たちを連れて来た。「工藤潰し」だ！

「第16話 解放する女」
阿武に助けられた河原、一気に元気になる。「労働基準監督署は味方だー」木村もパワハラを受けていると追随する。酒井が河原を抑えようとぶん殴るが、…他の社員たちも現状のパワハラ暴力にヤラれたと気勢を上げる。

行き詰まった工藤を挑発する河原「かかってこいよ！カス野郎」。力の差は歴然としており、顔が歪むぐらいぶん殴られた河原は、もう立てない。そこへ110番、警察官が工藤を傷害で逮捕した。

ここまでは美香のシナリオ通り進んだが。…

「第17話 踏む女」
傷害だけなら保釈もあったが、労基絡みの悪行も罪に問われ、工藤の保釈は無理。警察署にやって来た美香、悔しそうに泣きながら、阿武にハメられたと演技する。インフルエンサーという立場上、夫が犯罪者では困ると工藤に泣きつく。

だから、一度離婚してくれと離婚届にサインさせた。そして、労基に工藤の横領と詐欺の証拠を提出して実刑確定。円満離婚で財産分与で5000万円をもらい、罪の意識のカケラもない美香、名古屋のNo.1ホストのもとへ貢ぐ貢ぐ！フェラーリ付きで。…

先日の会社設立記念パーティで美香を撮影した阿武。離婚して他の男に乗り換えたいと本音を漏らした音声と画像を加工して、SNSにアップ！もちろん大炎上！非難の嵐が止まらず美香はアカウントを閉鎖した。

そして、No.1ホストに電話すると電話は解約されており、店に行くと辞めたと言われ激怒する美香。車ごと店に突っ込んだ！もちろん逮捕された。

工藤光一を刑務所送り、美香のインフルエンサーの地位を剥奪、工藤夫婦ごと叩き潰した阿武。さすがサイコパスの仕事人だ！河原との信頼関係もアップ「結婚しましょう」と、とても嬉しそうだ。…

第3巻 阿武英子の営業

「第18話 売る女」
河原の実家に挨拶に行くと言い出した阿武。ダメだと言いたい所だが、逆らえない状況にある河原。だが、まだ逃げるチャンスがあると思っている。

両親の好物を聞かれて、冷たいものと教えられた阿武、早速デパートへ。ベテラン販売員から水饅頭を勧められるが、喉に詰まる危険があると断ると。…栗羊羹を勧められるが、缶酎ハイに熨斗（のし）をつけと提案され、ビックリする販売員であった。

課長から部署異動を告げられた阿武、全員普通だと聞かされ安心しているが。…話が通っていないと激怒する相田、すぐ馴染めるはずはないと心配している。

「第19話 味わう女」
配属翌日の休日、河原の実家に行く予定だったが。…部署のBBQパーティーに参加する阿武、参加するのが普通だと思ったから。

新部署のリーダーは、田中 太郎（たなか たろう）32歳、体育会系の乗りを得意とする熱血漢「失敗を恐れるな！必ず成功する」ワンチームが口癖だ。…新人・新庄 智成（しんじょう ともなり）22歳と会話した阿武、この普通の男からデータ収集を始める。

翌日、BBQに参加しなかった林田 清美（はやしだ きよみ）30歳「会社のために休日潰さないでしょ～」

「第20話 訪問する女」
阿武は、林田の発言に普通じゃないと危機感持った。データが取れないから。

今日の会議、新商品・味噌のゆるキャラ和みん（わこみん）を販売する計画が田中から発表されると。…販売計画に無理があると批判する林田、この女は楽することしか考えないのだ。

営業を始める阿武、まず普通の新庄を見習って、新人らしく普通にスタートする。

「第21話 接待する女」
いらないと言われても、何度も何度もロボットのように、キャラの説明を繰り返す阿武。今日の店主は、阿武のしつこさに負け契約した。

翌日、大手スーパーの営業部長・篠崎（しのざき）のもとを訪れた阿武。新規ということもあり、昨日の手法は使えず、契約にあたって人としての付加価値を要求される。

接待であると感じた阿武、田中に相談するとGOサインが出る。居酒屋で酒を酌み交わす二人、篠崎は阿武を酔わせてホテルに連れ込むことを想定している。それに対し「一緒に朝を迎えたい」と、純粋に口にする阿武。その気になった篠崎を、先にホテルで待つ。

「第22話 登る女」
ホテルに到着した篠崎、大勢の男たちを目の前にして。…枕営業狙いのライバルかと？深夜、接待だと阿武の指示で、全員で山登りに行くことになった。

男たちはハァ～ハァ～言いながら、疲れて行くだけで。その隙を狙って一人の男が阿武を押し倒したのだ。輪姦して事実をもみ消せばいいと言い出す。それを見た篠崎、その男の顔面に蹴りを入れる。

「この男だけが性犯罪者だ」と、全員に言い聞かせ、契約は見送ると言う篠崎。うなだれる阿武の表情を見ながら、これは全員共犯だと自覚した篠崎。阿武のために契約することが禊（みそぎ）になると、全員で契約することになったのである。…

「第23話 満たす女」
ワンチームがゴールだと田中から学んだ阿武、山頂で全員で朝を迎える。反省する気持ちから、継続的な関係を約束する篠崎。純粋に朝日を一緒に見ることを楽しみに、接待だと言っていた阿武に完敗した。

全員で和みんを被りながら「ワンチーム」だと盛り上がる男たちの姿が、実に可愛いのであった。阿武、一気に10件獲得だ！

今日も定時で帰る林田、まだ0件。周りから批判されても全く気にしないらしい。…

「第24話 相性がいい女」
結果を出すことが普通だと思うようになり、これで普通の社員に近づいたと喜んでいる阿武。

一方、真剣に取り組まず白い目で見られている林田を、ワンチームとして救いたい田中。決して怒らず、阿武とペアを組ませることにした。

行動力の阿武と会話力のある林田で、結果を出せるはずだと。結果を出す喜びを知って欲しい言われても、どうでもいい態度をとる林田、ついに全員から罵声を浴び泣きそうになる。

働き蟻の法則を例に出す林田。みんな働き過ぎ、このままでは崩壊すると言う。働き方改革を推進しようと阿武に提案、協力してもらうことにする。

「第25話 組む女」
最悪の場合、阿武の頭には、部署解体と結婚出来なくなると見えている。だから、過労被害者が出てから提案した方が早いと言うと。…さすがの林田もちょっと引いた。

篠崎から有力な店舗リストを提供してもらった阿武。一生懸命だが、まだ契約が取れていない新庄にも教えてあげる。

有力店舗で「篠崎さんからの紹介で…」ロボットのように喋る阿武、お店の商品を褒めながら見事な話術で撃破する林田、二人で一週間で17件も獲得した。

そして、ついに新庄が疲労で倒れたのだ。…

「第26話 理想論の女」
ここぞとばかり、働き方改革を田中に提案する林田と阿武。「成果出して定時退社はダメですか？」それは無理だと拒否される阿武。そこで、労働改善システムというプログラムを作ってしまったのだ。

林田と二人で実行して来たことをプログラムに落し込み、ローラー営業から効率良く回れる企業リストを抽出させることに成功したのだ。

「第27話 浸かる女」
契約率の目覚ましい向上を見て、さすがの熱血漢の田中も、阿武に感服したのであった。久しぶり温泉で集まった三人組。普通を知らない、阿武の目覚ましい成長に目を細める相田、阿武ちゃん大好き榊原である。

労働改善システムが軌道に乗ると、働き蟻の法則で私は働かない蟻だと言い出す林田。労働改善システムをマネージメントするんだと。相変わらず都合の良い女である。…

「第28話 祝う女」
そして林田は結婚した。2次会に同じ部署の全員を招待したが、来たのは田中と阿武の二人だけ。以前、林田が言っていた「会社のために休日潰さないでしょ～」と阿武に言われ、怒りながら涙を流す林田。結婚して嬉しいんだろうと思った阿武に弄られる。「嬉しいのですか？」

田中から、「2次会は普通、感謝を伝える場だ」と言われ、会費2万を取ろうとした自分が恥ずかしくなった。「これからは、素直に真面目に生きます」と懺悔する林田であった。阿武のおかげで普通っぽくなれる！ブーケを渡す。

次回、阿武は河原の実家に挨拶へ行くのである。…

第4巻 榊原撫子はうざい女

「第29話 煽る女」
河原の実家に到着した二人。手土産には高級酒を持参した阿武。義両親と仲良くなりたいのだが。…

息子の京介は、働かないことや高卒だのと父親からボロくそ言われ一触即発状態である。壁の穴を見つけて、「京介さんの暴力のせいですか？私も殺されかけました。…」さらっと口にする阿武。

唖然とする父親、「この女おかしいのか？」と京介に怒鳴る。「お前は出来損ないだ」と言いながら、工藤の話題に変わり、逮捕されたと聞かされた父親。驚く！京介と比べて優秀で立派な人間だと思っていたからだ。

事件について説明する阿武、「事件解決に尽力したのが京介さんなんです。彼は尊敬できる人物なんです。」と聞かされ、肩を落とす父親、泣き出す母親がごめんと謝る。高校時代、工藤にイジメられたと言う京介を信じなかったからだ。

酒が入り、結婚を許すと言う父親に、「結婚は早い。付き合って半年、脅迫されたことも、刺されたこともある」と言い出す京介。「何言ってるの？英子さんがそんなことする訳ないでしょ！」

阿武は義両親と打ち解けられたが。…京介はまた両親に信じてもらえなかったのである。…可愛そうな男である。

「第30話 転居する女」
河原は、父親から広い部屋に引っ越せと50万円渡された。「二人だから部屋別々が普通」だと言われる阿武、納得していないが不動産屋へ行く。

河原はよく叫ぶ、動かない人間に6畳はいらない、3畳でいい。…条件を出された営業の女性、「えっ！…」犯罪の臭いを感じながら2LDK8万の部屋を提案すると。…防音付きの部屋でと条件追加され、殺人を予感するのである。

阿武は下見もせず部屋を決め、河原は近所に挨拶する土産を買って、すぐに引越した。

隣に挨拶に行くと、玄関からオットセイのような鳴き声が聞こえる。阿武はペット禁止だと言うが。…どうやらペットではなく…

「第31話 飼育する女」
202「上郷（かみごう）」の表札が出ている。しつこいぐらいピポンを続け、怒って出て来た女「いい感じの所、邪魔しないでよ！」…

隣人ガチャに失敗したと部屋に戻る河原。防音付きの部屋だが、オットセイのような鳴き声が依然として聞こえる。

管理会社に騒音の苦情を申し出るが。…以前から注意していて改善されていないらしい。直接、上郷家に苦情を言いに行くと。…「セックスして悪いか」と、強面の旦那からどつかれる河原。3畳の防音付き部屋だが、すっかり寝不足だ。

そこで音を録音した阿武、AIで分析すると。音はオットセイの鳴き声だと99%以上の判定が出る。水曜日の昼間だけ、なぜ？何か閃いた河原、勝てると笑顔になる。…

「第32話 一致する女」
阿武はオットセイを飼っていると信じているが。…河原が言うには、外国人の声が混じっていると。夫が外出する水曜日の昼間だけ、妻は外国人と浮気していると確信したのだ。

夫が出かけた後、妻に話に行く二人。浮気を否定され、恐喝するのかと開き直られる。そこへ戻って来た夫に、またかと首を締め付けられる河原。阿武がすぐにボイスレコーダーの録音音声を夫に聞かせると。…

ボイスレコーダーの録音は浮気の証拠！

福田淳一事務次官を辞任に追い込んだのはボイスレコーダー。録音内容がセクハラの証拠となりました。証拠がなければ、相手に言い...

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確かに、外国語なまりの日本語で「オー！デル！…」そして妻「出してぇ～」妻の声だと確信した夫は怒鳴る！「外国人の方がいいのかー」。

妻は仕方なく不倫を認めるが、夫を愛していると言い訳を始めると。…その声は、AV女優を真似た喘ぎ声だとAIが判定したことを夫に教える。妻のセックスが演技だったことに大激怒した夫！三行半を突き付ける「離婚だ！ー」。そして妻は追い出され、騒音はなくなったのである。

浮気や不倫は優れた相手への乗り換えで、「普通」だと言う阿武。やはり変人である。

「第33話 見つける女」
榊原、街を歩いている阿武を見つけた。河原と一緒に歩いている状況に激怒「私の英ちゃんを汚すな！」河原の後から体当たりする。

二人の関係を知らない榊原。付き合って結婚すると聞かされ、「こんなクズじゃダメー相手が悪すぎる！」「英ちゃんは美人で頭がいいから、もっといい人がいる」必死の形相だ。

もっと言えとばかりに榊原に便乗する河原。「だったら別れろ」と言われるが、刺されるから別れられないと応える。阿武を理解していないと言われた榊原、街コンに阿武を連れて行くことにした。…

「第34話 借りる女」
結婚したいの一辺倒の阿武にヤバいと感じた榊原、街コン会場から連れ出した。「普通に幸せになって欲しい」と言われた阿武、「普通の幸せって何？」

「好きな人と一緒にずっといること」だと教えられるが、キョトンとしている。

そこで、レンタル彼氏で恋愛経験を積ませようと考えた榊原。イケメンの伊織とデートを組み、お守りまで持たせた。…

「第35話 ドキドキしない女」
デート、阿武に緊張感はまったくなく、逆に伊織の方が緊張でドキドキしている。「僕、容姿だけで何もないんです」正直に話す伊織。失敗の繰り返しで、これまで何も上手くいかなかったと。…

「失敗が歩みを止める理由にはならない」どういうつもりで阿武が言ったのかは不明だが。…この言葉に励まされた伊織、レンタル彼氏としてではなく「伊藤 有織（いとう ゆうり）」として、阿武を2度目のデートに誘う。

私に相応しい人になってくれるのであれば、また付き合うと約束する阿武「結婚前提でお付き合いを…」。この会話を聞いている榊原、お守りに盗聴器を仕込んだのだ。

盗聴・盗撮・GPS発信機！犯人は家族の中に？

あなたの行動が誰かに把握されているとしたら、盗聴器・盗撮器・GPS発信機などが仕掛けられている可能性あり。盗聴の場合、建...

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「第36話 特定する女」
榊原、すぐに阿武の家を訪ねる。「英ちゃんは、新しい彼氏が出来たから別れる」と河原に告げる。証拠だと、伊織と阿武のツーショット写真を見せるが。…嘘だったら刺されると叫ぶ河原である。

榊原はまず河原を排除して、伊織と突き合わせ、最終的には伊織も排除しようとしているのだ。これは伊織本人にも伝えた。…阿武とお互いに理想の家族を持つことを、夢見ている榊原。最近、お節介過ぎる。

「第37話 相応しい女」
榊原が阿武にお守りに仕込んだ盗聴器、実は阿武も愛用していて、榊原と伊織の会話が聞こえていたのだ。「邪魔するの？」結婚が遠のいたら、榊原を信用しないと脅す阿武！やはり怖い女だ。

阿武の結婚したいという意見を尊重する伊織。恋愛感情を抱いて欲しいと阿武に注文する。阿武、意味が分からないようだ。…

「第38話 戻る女」
別れを切り出す河原、「優れた相手に乗り換えようとしている。それはお前が言うところの浮気だ」。別れるのが自然だと言われても、「まだ結婚していないから、別れる理由にはならない」と主張する阿武。

河原に「裏切られた最悪の気分だ…」と言われても理解できない阿武。河原はそのまま部屋を出ていった。

榊原、河原が去ったので、今度は伊織を阿武の彼氏として認めると本人に言い出す。別れろと言われている伊織、榊原にブチ切れる「二度と近づくな！…」。この女イカれてる。

「第39話 嫉妬させる女」
相田と林田と居酒屋で飲んでいる阿武。なぜか？全員会社の制服姿で飲んでいる。酔っ払った阿武、伊織に言われた恋愛感情について相田に尋ねる。

恋愛感情を見出す方法「それは他人に恋人を奪われる想像をして、嫌な気持ちになった時」それを恋愛感情と言うと、阿武に教えた。

「嫉妬することか？」と理解した阿武、伊織のレンタル彼氏時代の女性を集め、浮気させることにしたのだ。…伊織は浮気して、阿武に恋愛感情は果たして生まれるのか？…

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