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【母という呪縛 娘という牢獄】「滋賀医科大学生母親殺害事件」コミカライズ版実話!マガポケ先行公開中!

母という呪縛 娘という牢獄カバー マンガ
マンガ

2018年1月に起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」を元にしたノンフィクション小説「母という呪縛 娘という牢獄」をコミカライズした作品。

宮川 ひかり(みやかわ ひかり)は、母・八重子(やえこ)に、幼少期から教育虐待を受け、約30年後に母を殺害し遺体をバラバラにして河川敷に捨てた。…

母娘という一番身近で分かり合える存在に思えるが。…家族ほど、分かり合えず、憎しみ合う感情が生まれるのであろうか!?

2025年3月30日 第26話まで、見どころと登場人物をポイントでまとめました。無料で読むなら!「コミックシーモア」漫画多すぎ!業界最大級!レビューも豊富!(※無料情報は変更になる場合があります。) お得がいっぱい! 「コミックシーモア」 ▶ マガポケで先行配信!一部無料公開中! コミック2025.1.8発売。

【母という呪縛 娘という牢獄】一覧表
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
第11話 第12話 第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 第20話
第21話 第22話 第23話 第24話 第25話 第26話

【母という呪縛 娘という牢獄】

母という呪縛 娘という牢獄カバーマガポケで先行配信!一部無料公開中!

母という呪縛 娘という牢獄カバー

  • タイトル:【母という呪縛 娘という牢獄】(ははというじゅばくむすめというろうごく)
  • 作者:小説 / 齊藤 彩(さいとう あや) 漫画 / Sato君(さとうくん)
  • 掲載雑誌:マガジンポケット
  • 発行元:講談社
  • 配信開始日:2025年1月
【作品内容】
2018年1月に起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」を元にしたノンフィクション小説「母という呪縛 娘という牢獄」をコミカライズした作品。

宮川ひかりは、母・八重子に、幼少期から教育虐待を受け、約30年後に母を殺害し遺体をバラバラにして河川敷に捨てた。…

【ポイント】
ひかりは母から教育虐待を受けたが、決して憎んではいなかった。

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事件は、2021年1月大阪高等裁判所、懲役10年の判決で刑が確定した。ひかりが事件に至る経緯と母娘としての苦しみ、特にひかりの壮絶なる苦しみには同情せざるを得ない。

齊藤彩の取材について 東洋経済オンライン

医学部9浪、母の殺害に至った壮絶な教育虐待
2018年3月、滋賀県守山市を流れる野洲川の河川敷で髙崎妙子(仮名・当時58歳)の遺体の一部が発見された。遺体は両手、両...
主な登場人物

  • 宮川 ひかり(みやかわ ひかり)…母・八重子から教育虐待を受け、母を殺害する。
  • 宮川 八重子(みやかわ やえこ)…ひかりの母親、過剰な教育で娘に殺害される。
  • 真木 沙耶香(まき さやか)…入社2年目の女性記者。
  • 影山(かげやま)先生…高校3年のときのひかりの担任。
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1巻

第1話 みっともない

「冒頭シーン」
幼い頃、時計で時間の見方を母親・宮川 八重子(みやかわ やえこ)から教えられている娘のひかり、間違えることに怯えながら。…そして間違えて、八重子から罵声が飛ぶ。厳しく教育されていたようだ。…

それから約30年後、ひかりは八重子を殺害、頭部と両腕・両足を切断して、滋賀県琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷に捨てた。死体にはトンビが群がっていた。

事件から2年後、拘置所に収監されているひかりのところに、新人記者・真木 沙耶香(まき さやか)が面会にやって来る。この作品の原作者である。

ひかりは母の呪縛から逃れることを願っていたことを知り、ダメもとでやって来たが。…面会を受け入れ、少しずつ話し始める。

厳しくされたが、母を憎んではいなかった気がすると話し始めるひかり。…母は学校のランクで人を判断するから、偏差値の低い学校に行くことはみっともないと感じていた。

大きな家に引っ越すことになり、犬を飼っていいと言われ喜ぶひかり。車でスーパーに買い物へ行くと、急に母が貧血で倒れた。

母を心配するひかり、母のためにも医者になると口にしてしまう。…この一言が、八重子のスパルタに拍車をかけることになるのであった。…

第2話 ふつうの家族

ひかりが小学校に上がると、多くの問題集を与え家庭教師のように責めて来る母。苦しくて逃げ場が無くなったひかりは、優しく怒らない父にすがりたかったが。…

その父を自分のルールに従わないと容赦なく罵声を浴びせる母。家でも外でも、大人しくゴメンと謝り続ける父、夫婦の関係は最悪であった。ひかりにとって、家族は楽しいという思いは幻想であったが。…

父と二人のときは楽しかったのである。今日は琵琶湖で水遊び、コンビニでお弁当を買い、父と犬のあずきと遊んだ。「母さんのこと好きか?」と聞かれたひかり、一瞬戸惑うが、好きだと応えるのだが。…

小学校、先日のテストの答案が返された「89点」。周りは凄いと褒めるが、ひかりには100点以外許されないのであった。恐怖に慄くひかり、母が帰って来た。…

第3話 合格すれば

「答案を見せて」と笑顔で話しかける母、震えながら渡すひかり。「あり得ない」と激昂する母、ひかり目掛け包丁を投げつける。包丁はひかりの左腕をかすり、壁にぶつかった。

このときの傷は、大人になっても消えることはなく4cmの傷痕が残っている。それ以降、勉強日報の提出を義務付けられ、勉強する時間も長くなった。

ひかりが6年生のころ、ビルメンテナンスの仕事をしている父は、緊急の呼び出しに備えて会社の近くの寮に住むようになった。実質的な別居である。おカネを管理している母は、給料が振り込まれると、ひかりに3万円を持たせ父に会わせた。

父に付属の中学を受験することを伝えたひかり。父と遊ぶ時間がなくなり寂しい気持ちであったが、別居したことで母の機嫌が良くなり、合格さえすれば平和な日常が訪れると信じていたが。…

第4話 初めての友達

ひかりの合格発表の日、掲示板に名前はあった。しかし、ここから抽選で選抜するという。残念ながら外れたひかりに母は怒らなかった。学力があることが証明されたからだ!大学受験に抽選はないと。

そして他のカトリック系の私立に受験に合格したひかり、受験は終わった。

すぐに友達ができ楽しい学校生活が始まった。そして自分と同じように小説好きの女の子と交換物語をノートに書き始めた。

勉強より小説を書くのが楽しくなったひかり。今日そのノート自宅に忘れてしまった。それを見つけた母の顔色が変わり始める。…

第5話 6種の罵声

家に帰ったひかり、ノートがないことに焦る。そこへ現れた母、「小説家にでもなるつもりか?バカじゃないの!」大声で怒鳴りながら、ノートを引きちぎりゴミ箱に捨てた。

6種の罵声「詰問・罵倒・命令・蒸し返し・脅迫・否定」が激しく飛び交った。

翌日、もう参加できなくなったことを友達に伝えたひかりだったが。…また書いたら読みたいと言われ、嬉しかった。唯一心の救いである。

学校で友達と会えるのは楽しいが、成績は伸び悩みドンドン点が下がっていった。成績表を渡されたひかり、このまま母には見せられないと、成績表を偽造して渡したが。…

簡単に見破られ、罵声が飛ぶ「こんなものでお母さんを騙せると思うな!!」…

第6話 “勉強”以外の母

正座させられたひかり、太ももに熱湯をかけられた。飲み物をこぼしたことにしろと言われ、母に病院に連れて行かれた。

「自分のような人減らしたい」 母に熱湯浴びせられた男性の思い | 毎日新聞
 「保護してください」  東京都内の大学に通いながら社会福祉士を目指すなおとさん(21)は、16歳のときに駆けつけた警察...

拘置所に収監されているひかりと手紙のやり取りをした真木記者(原作者)に、これだけの酷い仕打ちをされたにも拘らず「どちらかと言うと私は母が好きだった気がします」と書いたのだ。

テーマパークが好きだった母は、中学に入学するまでひかりを泊りがけで遊びに連れて行き、母親らしい愛情表現もしていた。自分の娘への優しさと異常な執念ともいえる厳しさを持っていたのだ。

高校に上がったひかり、花火大会に出かけると母に言うと。「彼氏?楽しんで来なさい。」意外な言葉に驚き喜んだが。…「偏差値いくつの学校なの?」…新たな地獄が待っているのであった。…

第7話 伸び悩みと制裁

学校名を言うと底辺高校だと、ひかりのスマホを取り上げ、断りのメッセージを勝手に送る母。せっかくの楽しみを奪われ、泣き崩れるひかりである。

母の教育方針は日々エスカレート、裏腹にひかりの成績は下降を始める。このままではヤバいと思ったひかり、カンニングに手を染める。そして教師に発見され説教されるが反省する様子はない。

医学部志望のひかりの偏差値は58、合格ラインの偏差値68まで10ポイントも足りない。

教師からは文系への変更を勧められたが、変更は不可。家に帰ると、10ポイントマイナス分だと、木刀で10回叩かれた。母親はひかりのためだと言うが。…

これまで我慢に我慢を重ねて来たひかり、家出したくなっていたのである。…

第8話 医学部にふさわしい人間

急に犬のあずきの散歩を頼まれたひかり、家出しようと荷造りしたバッグを慌てて隠した。

7月の三者面談、担任の影山先生から志望校の再考を求められた母娘。さらに「医者を目指すにはふさわしくありません」人間性にまで踏み込んだことを言われた。

その場は静かに終えたが、帰りの車の中で暴れ狂う母親「なんなんだあの担任!ー」。ひかりの成績が悪いことより、担任に腹を立てていたのである。

節約のため、毎日の入浴は母親と一緒と決められているひかり。思わず「はぁ~疲れた」と発してしまい、バカのくせにと怒られた。

弱音を吐くことも許されないひかり、その夜ついに家出を決行した。影山先生のもとへ。…

2巻

母という呪縛 娘という牢獄2巻イメージ

第9話 果なき受験のはじまり

ひかりは母から体罰を受けていることを、影山先生に告白する。警察へ通報することを勧められたが、母が怖くて出来ずにそのまま家に戻されることになった。

年明けのセンター試験から始まった医学部受験、すべて不合格。ひかりはこれで受験勉強から開放されると安堵したが。…

滑り止めと考えていた理系も落ちて、母も呆れていたのだが。…母方のお婆ちゃんから多額の教育資金の援助を受けていた八重子、仮面浪人(別の大学に通いながら、志望校の再受験を目指すこと)しなさいとひかりに命令する。

そのためには、どこかの大学に合格しなければならず。…ひかりは、母から離れて通える大学に入ろうと考えるが。…この考えはすでに母に見透かされているのであった。…

第10話 ウソをまことに

ひかりが自宅から遠いS医大を受験に行ったことを知った母、激怒して元夫に連絡。連れ帰るように頼んだ。寡黙な父に、「合格しても通えないよ」と言われ、ひかりは従わざるをえなかった。

ひかりのセンター自己採点から、八重子の母の近所にあるK大看護学科なら合格できると踏んだ八重子。受験させるが、またも落ちた。

ひかりに騙されたと激怒する母・八重子、こうなったら合格したことにすると。K大の前で合格したかのような写真を撮りまくり、ひかりに合格したと祖母に報告させたのである。…

一つの嘘がまた嘘を産み、地獄へ連鎖して行くのであった。…

第11話 本当にほしいもの

3月ひかりの浪人が決まり、振り袖を見にくという母・八重子。ひかりはまだ18歳だしと不思議に思ったが、これは母の作戦であったのだ。

日本の成人式には出ていない八重子。ハワイの祖母の所に居たため、振り袖への憧れが強く、ひかりに着せたいと考えている。

ひかりに試着させ写真を撮って、最後は購入したのだ。自分の思いをひかりに押し付けた母、買ってやったんだから、ちゃんと言うことを聞けという締付けである。

欲しくもないのに、恩を着せられ、自由を奪われていくひかり。大学がダメなら寮のある会社に就職しようと考えるようになるのであった。…

第12話 はじめての就職活動

母がまだ寝ている早朝に家を出たひかり。気づかれないように面接へ向かった。寮がある会社で、先方にも気に入られほぼ内定した。

ひかりを探す母、何度もメールや電話をしたが。…家に帰り就職するからと言えば済むことだと思い、すべて無視した。

嬉しくて、一人スイーツで前祝いして家に帰るひかり。帰って来たと喜ぶ母・八重子、怒られると思っていたら何か調子が狂った。

すると、面接した会社から電話があり、母が断ったと嬉しそうに話す。「就職じゃなく、医学部に入らないとね!」…またしても、出鼻をくじかれたのである。…

第13話 浪人生活1年目

医学部に合格するまで勉強しろと強制されたひかり。逆らうなら、1000万円払えと母親・八重子から脅された。

八重子は自分の母親に、K大合格は嘘で、予備校に通うことになったとカネの援助を求めた。「お母さんはあなたのことを考えているから、ちゃんと勉強しなさい」と、逆にひかりが説教されてしまった。

予備校の資料を集めて来た母親から、選べと言われたが。…最初から、ひかりには人生の選択権はないのであった。

予備校に通うようになり、近くで就職した同級生に遭ったひかり。新しい人生を歩んでいることが羨ましくなり、帰り道に橋から飛び降り自殺しようとしたが。…死ねるはずはなく、翌年の受験も失敗したのであった。…

第14話 光なき浪人生活

2浪目二十歳になったひかり、母親・八重子から離れたくて再び家出を試みる。地方の寮のある会社に就職しようと決めて、高校時代の担任・影山のもとへ後で取りに来ると荷物を送ったが。…

すでに母親に気づかれ、影山のもとへ電話が行き、探偵に尾行されるひかり。雨の中、影山のもとへ行こうとしている所へ、母親が現れた。「二十歳だから、自由にさせてくれ!」必死に訴えるが、医学部に合格するまで勉強してと諭された。

家に連れ戻されたひかり、血判状のように指を切り自らの血液で「次こそちゃんと勉強して合格します」と書かせられた。恐ろしい母親だ!

2浪・3浪・4浪と続き、5度目の受験を控えたある日、鬼のような母親が倒れたのだ。…

第15話 絶望の中で出した答え

一瞬このまま母を放置すれば、楽になれると考えたひかりだったが。…子供の頃の母親に良くしてもらったこと記憶が蘇り、救急車を呼んだ。

原因は睡眠薬の大量服用によるもので、その日のうちに体調は回復した。ひかりのことで悩んで眠れず服用したもので、自殺未遂ではなかった。

その後も、ひかりに対するスパルタ的教育は厳しさを増し、何も楽しくない人生にひかりは絶望していったのだ。自殺が事故で死んでくれればと願いながら。…

ついに8年目の医学受験も失敗して、無理だと口にするひかり。母親・八重子も同じことを思うようになっていったが。…

第16話 家出の置き手紙、その真実

ひかりは、また家出という手段に出た。母の口座から100万円引き出し、勝手に就職しようとしていたら。…今度は、警察に通報したと脅された。

今回の家出、ひかりは置き手紙を残して来た。これまでの自分の心情と母への謝罪の言葉を書き綴り、センター試験と二次試験が終われば帰る。「春にはおめでたい桜を咲かせることができるよう頑張ってきますね」と。…

しかしこれは、母・八重子に書かされた手紙だったのだ!母の目的は何なのか?殺されることを予感していたのか?…

第17話 置き手紙の真実

ひかりは、1週間の家出で連れ戻された。もう受験を許されると思ったら、今度は看護学部を受験しろと。医学部より難易度が低い看護学部なら合格できると、母・八重子は判断した。

「置き手紙の真実」
母から長年の援助を受けて来た八重子。「もう受験をやめろ」という母を説得するために、手紙と家出という方法で嘘を演出したのである。

努力して来たけど医学部は無理だから、看護学部に変更する。自暴自棄になり母に迷惑ばかりかけ申し訳なく思う。このような内容をひかりに置き手紙にかかせ、家出させる。八重子はこの状況を母に電話で話し、その後手紙を郵送したのだ。

しかし看護学部だからといって、簡単に合格出来る保証はない。そこで、ひかりにやる気を起こさせる作戦として、高校の卒業証明書を郵送ではなく学校に取りに行かせる。

年の離れた在校生にジロジロ見られ、運が悪ければ元担任と顔を合わせることにもなりかねない。こんな恥辱も受験もイヤだと強く思ったひかり、絶対に合格するという執念が芽生えたのである。…

第18話 9浪生活の終わり

ひかり9浪10度目の受験、落ち着いた気持ちで臨めた。グループ面接も難なくこなし、見事にS医科大学看護学部に合格した。

母・八重子はもちろん喜び、別居中の父にも連絡した。そして、入学式に備え新しいスーツを買いに行く母娘、二人とも楽しそうに見える。

大学に合格したことで、これまでの地獄のような日々から解放されると思ったひかりであるが。…

第19話 理想的な母娘(おやこ)関係

入学式が終わり大学生活が始まった。これまで母・八重子と一日中顔を突き合わす生活から一変。朝から授業やサークル、友達との交流と充実した生活が送れるようになったひかり。

楽しい毎日が嬉しくて、母との険悪な関係も改善され、久しぶりに旅行にも行った。

2年生になり実習が始まり、S医科大付属病院手術室看護師から講義を受けるようになり、手術室看護師への憧れが大きくなって行くひかり。

助産婦になって欲しいという母の願いと違う方向に進み出すのである。…この考えの相違が、再び険悪な母娘関係へ引き戻すことになる!…

3巻

第20話 再び奈落の底へ

看護記録を書くのは辛いが、手術室看護師の実習は楽しく、とても充実した日々を送るひかり。母親に手術室看護師になりたいとは言えず、助産師になるための勉強も並行して続けている。

2年の終わりに助産師過程選抜試験を受けるが、不合格となった。母親や赤ちゃんより手術や解剖を好むひかりには、ふさわしくないと判断されたようだ。

不合格になったことを伝えると激怒する八重子!「約束破りやがって!嘘つき!バカ!死ね!」…大学卒業後、助産師学校の受験を強制されることになり、再び険悪な母娘関係に戻ってしまったのである。…

ひかりの手術や解剖を好む性格が災いして、恐らく母親を切り刻むことになったのであろう!?…

第21話 助産師になれない娘

4年になり看護職員の試験に合格して喜ぶひかりだが。…助産師学校の模試はD判定、母親・八重子は以前のように鬼の形相で怒り出す!旅行に連れて行ったことを後悔しながら、ひかりをバカ呼ばわりするのである。

その後、一人で喜んだり怒ったり日々の言動が狂い出す母。ひかりに4度に渡って始末書を書かせ、自己満足している。

そして12月、決定的とも言える出来事が!ひかりが友達との連絡用に持っていた内緒のスマホに激怒!外で叩き割り、その場で土下座させ写真を撮ったのだ。…

1月の助産師学校の試験は、言うまでもなく不合格。今後も受験を強要するであろう母親に恐怖心を持つひかりだが。…もう逃げるつもりはなかった。どちらか死ぬまでこの生活は変わらないと決心したのである。…

第22話 あとは「そのとき」を待つだけ

助産師学校の合格発表一ヶ月前、ネットでペティナイフを購入するひかり。母親・八重子を殺すために。…

そして合格発表の日、不合格だったことに、いつものように散々な罵声を浴びせられる。

同日深夜、母からマッサージを頼まれたひかり。ペティナイフを隠し持ち、うつ伏せに寝ている母親の背後から実行に移すのである。…

第23話 もう憎まれなくていいんだ

ひかりのペティナイフは、母親・八重子の背中を直撃した。「痛い!」と叫ぶ母親を、何度もめった刺しにした。長年に渡り積もりに積もった、怒り・恨み・憎しみからついに解放されたのだ。

居間で好きなドラマを見たり、好きなものを食べたり楽しみながら朝を迎えたが。…母親に怒鳴られる悪夢で目覚め、そのままバイトに行くひかり、冷静そのものである。バイトの帰り、ホームセンターで鉈(なた)やペンチ、大型ナイフを購入して家へ帰る。

母親の死体を解体するのだ。手術室看護師の実習で習ったことを実践するかのように、布で包んだ死体の前で手袋をハメたひかりだが。…微かに「痛い」と聞こえた。幻聴か?「まだ生きているのか?」と怖くなり、この日はやめた。

そして、数日放置してから解体作業に入るひかり。殺人を犯してしまったのである。…

第24話 罪の隠蔽

解体した遺体は分割してゴミ袋に詰め、一部はゴミ集積場へ、胴体は河川敷に埋めた。その後一人暮らしを楽しむひかりの所へ、母親・八重子の友達がやって来た。お土産を受取り留守だと帰す。

母親のスマホのロックナンバーを知っていたひかり、お礼のメッセージを送る。その後お土産を持って頻りに訪ねて来る友達に、叔母の介護だと嘘をつき、メッセージを送り続けた。母の友達は文面に違和感を持っていたようだ。

河川敷に埋めた遺体が気になり、分解を早めようと、2週間後に培養土を入れて安心したひかり。看護師試験の自己採点で合格圏内に入り、すっかり死体を埋めたことなど忘れていたら。…

テレビのニュース、河川敷で死体が発見されたと。…すぐに警察官がやって来たのだ。…培養土が逆に墓穴を掘ったのか?…

第25話 軽蔑と敵意の目

この時はまだ誰の遺体なのかは分からず、警察官は近隣の聞き込みで歩いていたのだ。

3月下旬看護師国家試験に合格したひかりは、すっかり安心して逃げ切れると思っていた。4月から看護師として病院に勤務の寮住まいで、週末しか家には戻らなかった。

そして死体発見から約2ヶ月後、ひかりは死体遺棄容疑で逮捕された。警察の取り調べ、白い目で見られていることに不満を感じている。

ひかりは、浅はかな悪知恵を働かす。遺体を解剖して捨てたことは認め、殺したことは認めないと。母親・八重子は自殺したことにすると。…自殺の原因は、ひかりが助産師学校に落ちたから。…「細かい部分は覚えていない」で通すと決めた。…

第26話 拘留、突き通す嘘

取調官は現場の状況から殺人を疑っているが。…取り調べに対して、母は自殺したと一貫して嘘を突き通すひかり。

家から押収した自宅のアルバムや母への手紙を見せられても、泣き落としかと冷静に対応する。罪悪感の欠片(かけら)もないのである。

検察は殺人の証拠が見つからず、殺人での起訴を諦め、死体遺棄罪・死体損壊罪での起訴に踏み切ることになる。…

母という呪縛 娘という牢獄カバー

  • タイトル:【母という呪縛 娘という牢獄】(ははというじゅばくむすめというろうごく)
  • 作者:小説 / 齊藤 彩(さいとう あや) 漫画 / Sato君(さとうくん)
  • 掲載雑誌:マガジンポケット
  • 発行元:講談社
  • 配信開始日:2025年1月
【作品内容】
2018年1月に起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」を元にしたノンフィクション小説「母という呪縛 娘という牢獄」をコミカライズした作品。

宮川ひかりは、母・八重子に、幼少期から教育虐待を受け、約30年後に母を殺害し遺体をバラバラにして河川敷に捨てた。…

【ポイント】
ひかりは母から教育虐待を受けたが、決して憎んではいなかった。

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