2018年1月に起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」を元にしたノンフィクション小説「母という呪縛 娘という牢獄」をコミカライズした作品。
宮川 ひかり(みやかわ ひかり)は、母・八重子(やえこ)に、幼少期から教育虐待を受け、約30年後に母を殺害し遺体をバラバラにして河川敷に捨てた。…
母娘という一番身近で分かり合える存在に思えるが。…家族ほど、分かり合えず、憎しみ合う感情が生まれるのであろうか!?
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【母という呪縛 娘という牢獄】一覧表 | |||||||||
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第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 | 第10話 |
第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話 | 第17話 | 第18話 |
【母という呪縛 娘という牢獄】

- タイトル:【母という呪縛 娘という牢獄】(ははというじゅばくむすめというろうごく)
- 作者:小説 / 齊藤 彩(さいとう あや) 漫画 / Sato君(さとうくん)
- 掲載雑誌:マガジンポケット
- 発行元:講談社
- 配信開始日:2025年1月
2018年1月に起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」を元にしたノンフィクション小説「母という呪縛 娘という牢獄」をコミカライズした作品。
宮川ひかりは、母・八重子に、幼少期から教育虐待を受け、約30年後に母を殺害し遺体をバラバラにして河川敷に捨てた。…
【ポイント】
ひかりは母から教育虐待を受けたが、決して憎んではいなかった。

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事件は、2021年1月大阪高等裁判所、懲役10年の判決で刑が確定した。ひかりが事件に至る経緯と母娘としての苦しみ、特にひかりの壮絶なる苦しみには同情せざるを得ない。
齊藤彩の取材について 東洋経済オンライン

- 宮川 ひかり(みやかわ ひかり)…母・八重子から教育虐待を受け、母を殺害する。
- 宮川 八重子(みやかわ やえこ)…ひかりの母親、過剰な教育で娘に殺害される。
- 真木 沙耶香(まき さやか)…入社2年目の女性記者。
- 影山(かげやま)先生…高校3年のときのひかりの担任。
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1巻
第1話 みっともない
「冒頭シーン」
幼い頃、時計で時間の見方を母親・宮川 八重子(みやかわ やえこ)から教えられている娘のひかり、間違えることに怯えながら。…そして間違えて、八重子から罵声が飛ぶ。厳しく教育されていたようだ。…
それから約30年後、ひかりは八重子を殺害、頭部と両腕・両足を切断して、滋賀県琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷に捨てた。死体にはトンビが群がっていた。
事件から2年後、拘置所に収監されているひかりのところに、新人記者・真木 沙耶香(まき さやか)が面会にやって来る。この作品の原作者である。
ひかりは母の呪縛から逃れることを願っていたことを知り、ダメもとでやって来たが。…面会を受け入れ、少しずつ話し始める。
厳しくされたが、母を憎んではいなかった気がすると話し始めるひかり。…母は学校のランクで人を判断するから、偏差値の低い学校に行くことはみっともないと感じていた。
大きな家に引っ越すことになり、犬を飼っていいと言われ喜ぶひかり。車でスーパーに買い物へ行くと、急に母が貧血で倒れた。
母を心配するひかり、母のためにも医者になると口にしてしまう。…この一言が、八重子のスパルタに拍車をかけることになるのであった。…
第2話 ふつうの家族
ひかりが小学校に上がると、多くの問題集を与え家庭教師のように責めて来る母。苦しくて逃げ場が無くなったひかりは、優しく怒らない父にすがりたかったが。…
その父を自分のルールに従わないと容赦なく罵声を浴びせる母。家でも外でも、大人しくゴメンと謝り続ける父、夫婦の関係は最悪であった。ひかりにとって、家族は楽しいという思いは幻想であったが。…
父と二人のときは楽しかったのである。今日は琵琶湖で水遊び、コンビニでお弁当を買い、父と犬のあずきと遊んだ。「母さんのこと好きか?」と聞かれたひかり、一瞬戸惑うが、好きだと応えるのだが。…
小学校、先日のテストの答案が返された「89点」。周りは凄いと褒めるが、ひかりには100点以外許されないのであった。恐怖に慄くひかり、母が帰って来た。…
第3話 合格すれば
「答案を見せて」と笑顔で話しかける母、震えながら渡すひかり。「あり得ない」と激昂する母、ひかり目掛け包丁を投げつける。包丁はひかりの左腕をかすり、壁にぶつかった。
このときの傷は、大人になっても消えることはなく4cmの傷痕が残っている。それ以降、勉強日報の提出を義務付けられ、勉強する時間も長くなった。
ひかりが6年生のころ、ビルメンテナンスの仕事をしている父は、緊急の呼び出しに備えて会社の近くの寮に住むようになった。実質的な別居である。おカネを管理している母は、給料が振り込まれると、ひかりに3万円を持たせ父に会わせた。
父に付属の中学を受験することを伝えたひかり。父と遊ぶ時間がなくなり寂しい気持ちであったが、別居したことで母の機嫌が良くなり、合格さえすれば平和な日常が訪れると信じていたが。…
第4話 初めての友達
ひかりの合格発表の日、掲示板に名前はあった。しかし、ここから抽選で選抜するという。残念ながら外れたひかりに母は怒らなかった。学力があることが証明されたからだ!大学受験に抽選はないと。
そして他のカトリック系の私立に受験に合格したひかり、受験は終わった。
すぐに友達ができ楽しい学校生活が始まった。そして自分と同じように小説好きの女の子と交換物語をノートに書き始めた。
勉強より小説を書くのが楽しくなったひかり。今日そのノート自宅に忘れてしまった。それを見つけた母の顔色が変わり始める。…
第5話 6種の罵声
家に帰ったひかり、ノートがないことに焦る。そこへ現れた母、「小説家にでもなるつもりか?バカじゃないの!」大声で怒鳴りながら、ノートを引きちぎりゴミ箱に捨てた。
6種の罵声「詰問・罵倒・命令・蒸し返し・脅迫・否定」が激しく飛び交った。
翌日、もう参加できなくなったことを友達に伝えたひかりだったが。…また書いたら読みたいと言われ、嬉しかった。唯一心の救いである。
学校で友達と会えるのは楽しいが、成績は伸び悩みドンドン点が下がっていった。成績表を渡されたひかり、このまま母には見せられないと、成績表を偽造して渡したが。…
簡単に見破られ、罵声が飛ぶ「こんなものでお母さんを騙せると思うな!!」…
第6話 “勉強”以外の母
正座させられたひかり、太ももに熱湯をかけられた。飲み物をこぼしたことにしろと言われ、母に病院に連れて行かれた。

拘置所に収監されているひかりと手紙のやり取りをした真木記者(原作者)に、これだけの酷い仕打ちをされたにも拘らず「どちらかと言うと私は母が好きだった気がします」と書いたのだ。
テーマパークが好きだった母は、中学に入学するまでひかりを泊りがけで遊びに連れて行き、母親らしい愛情表現もしていた。自分の娘への優しさと異常な執念ともいえる厳しさを持っていたのだ。
高校に上がったひかり、花火大会に出かけると母に言うと。「彼氏?楽しんで来なさい。」意外な言葉に驚き喜んだが。…「偏差値いくつの学校なの?」…新たな地獄が待っているのであった。…
第7話 伸び悩みと制裁
学校名を言うと底辺高校だと、ひかりのスマホを取り上げ、断りのメッセージを勝手に送る母。せっかくの楽しみを奪われ、泣き崩れるひかりである。
母の教育方針は日々エスカレート、裏腹にひかりの成績は下降を始める。このままではヤバいと思ったひかり、カンニングに手を染める。そして教師に発見され説教されるが反省する様子はない。
医学部志望のひかりの偏差値は58、合格ラインの偏差値68まで10ポイントも足りない。
教師からは文系への変更を勧められたが、変更は不可。家に帰ると、10ポイントマイナス分だと、木刀で10回叩かれた。母親はひかりのためだと言うが。…
これまで我慢に我慢を重ねて来たひかり、家出したくなっていたのである。…
第8話 医学部にふさわしい人間
急に犬のあずきの散歩を頼まれたひかり、家出しようと荷造りしたバッグを慌てて隠した。
7月の三者面談、担任の影山先生から志望校の再考を求められた母娘。さらに「医者を目指すにはふさわしくありません」人間性にまで踏み込んだことを言われた。
その場は静かに終えたが、帰りの車の中で暴れ狂う母親「なんなんだあの担任!ー」。ひかりの成績が悪いことより、担任に腹を立てていたのである。
節約のため、毎日の入浴は母親と一緒と決められているひかり。思わず「はぁ~疲れた」と発してしまい、バカのくせにと怒られた。
弱音を吐くことも許されないひかり、その夜ついに家出を決行した。影山先生のもとへ。…
2巻
第9話 果なき受験のはじまり
ひかりは母から体罰を受けていることを、影山先生に告白する。警察へ通報することを勧められたが、母が怖くて出来ずにそのまま家に戻されることになった。
年明けのセンター試験から始まった医学部受験、すべて不合格。ひかりはこれで受験勉強から開放されると安堵したが。…
滑り止めと考えていた理系も落ちて、母も呆れていたのだが。…母方のお婆ちゃんから多額の教育資金の援助を受けていた八重子、仮面浪人(別の大学に通いながら、志望校の再受験を目指すこと)しなさいとひかりに命令する。
そのためには、どこかの大学に合格しなければならず。…ひかりは、母から離れて通える大学に入ろうと考えるが。…この考えはすでに母に見透かされているのであった。…
第10話 ウソをまことに
ひかりが自宅から遠いS医大を受験に行ったことを知った母、激怒して元夫に連絡。連れ帰るように頼んだ。寡黙な父に、「合格しても通えないよ」と言われ、ひかりは従わざるをえなかった。
ひかりのセンター自己採点から、八重子の母の近所にあるK大看護学科なら合格できると踏んだ八重子。受験させるが、またも落ちた。
ひかりに騙されたと激怒する母・八重子、こうなったら合格したことにすると。K大の前で合格したかのような写真を撮りまくり、ひかりに合格したと祖母に報告させたのである。…
一つの嘘がまた嘘を産み、地獄へ連鎖して行くのであった。…
第11話 本当にほしいもの
3月ひかりの浪人が決まり、振り袖を見にくという母・八重子。ひかりはまだ18歳だしと不思議に思ったが、これは母の作戦であったのだ。
日本の成人式には出ていない八重子。ハワイの祖母の所に居たため、振り袖への憧れが強く、ひかりに着せたいと考えている。
ひかりに試着させ写真を撮って、最後は購入したのだ。自分の思いをひかりに押し付けた母、買ってやったんだから、ちゃんと言うことを聞けという締付けである。
欲しくもないのに、恩を着せられ、自由を奪われていくひかり。大学がダメなら寮のある会社に就職しようと考えるようになるのであった。…
第12話 はじめての就職活動
母がまだ寝ている早朝に家を出たひかり。気づかれないように面接へ向かった。寮がある会社で、先方にも気に入られほぼ内定した。
ひかりを探す母、何度もメールや電話をしたが。…家に帰り就職するからと言えば済むことだと思い、すべて無視した。
嬉しくて、一人スイーツで前祝いして家に帰るひかり。帰って来たと喜ぶ母・八重子、怒られると思っていたら何か調子が狂った。
すると、面接した会社から電話があり、母が断ったと嬉しそうに話す。「就職じゃなく、医学部に入らないとね!」…またしても、出鼻をくじかれたのである。…
第13話 浪人生活1年目
医学部に合格するまで勉強しろと強制されたひかり。逆らうなら、1000万円払えと母親・八重子から脅された。
八重子は自分の母親に、K大合格は嘘で、予備校に通うことになったとカネの援助を求めた。「お母さんはあなたのことを考えているから、ちゃんと勉強しなさい」と、逆にひかりが説教されてしまった。
予備校の資料を集めて来た母親から、選べと言われたが。…最初から、ひかりには人生の選択権はないのであった。
予備校に通うようになり、近くで就職した同級生に遭ったひかり。新しい人生を歩んでいることが羨ましくなり、帰り道に橋から飛び降り自殺しようとしたが。…死ねるはずはなく、翌年の受験も失敗したのであった。…
第14話 光なき浪人生活
2浪目二十歳になったひかり、母親・八重子から離れたくて再び家出を試みる。地方の寮のある会社に就職しようと決めて、高校時代の担任・影山のもとへ後で取りに来ると荷物を送ったが。…
すでに母親に気づかれ、影山のもとへ電話が行き、探偵に尾行されるひかり。雨の中、影山のもとへ行こうとしている所へ、母親が現れた。「二十歳だから、自由にさせてくれ!」必死に訴えるが、医学部に合格するまで勉強してと諭された。
家に連れ戻されたひかり、血判状のように指を切り自らの血液で「次こそちゃんと勉強して合格します」と書かせられた。恐ろしい母親だ!
2浪・3浪・4浪と続き、5度目の受験を控えたある日、鬼のような母親が倒れたのだ。…
第15話 絶望の中で出した答え
一瞬このまま母を放置すれば、楽になれると考えたひかりだったが。…子供の頃の母親に良くしてもらったこと記憶が蘇り、救急車を呼んだ。
原因は睡眠薬の大量服用によるもので、その日のうちに体調は回復した。ひかりのことで悩んで眠れず服用したもので、自殺未遂ではなかった。
その後も、ひかりに対するスパルタ的教育は厳しさを増し、何も楽しくない人生にひかりは絶望していったのだ。自殺が事故で死んでくれればと願いながら。…
ついに8年目の医学受験も失敗して、無理だと口にするひかり。母親・八重子も同じことを思うようになっていったが。…
第16話 家出の置き手紙、その真実
ひかりは、また家出という手段に出た。母の口座から100万円引き出し、勝手に就職しようとしていたら。…今度は、警察に通報したと脅された。
今回の家出、ひかりは置き手紙を残して来た。これまでの自分の心情と母への謝罪の言葉を書き綴り、センター試験と二次試験が終われば帰る。「春にはおめでたい桜を咲かせることができるよう頑張ってきますね」と。…
しかしこれは、母・八重子に書かされた手紙だったのだ!母の目的は何なのか?殺されることを予感していたのか?…
第17話 置き手紙の真実
ひかりは、1週間の家出で連れ戻された。もう受験を許されると思ったら、今度は看護学部を受験しろと。医学部より難易度が低い看護学部なら合格できると、母・八重子は判断した。
「置き手紙の真実」
母から長年の援助を受けて来た八重子。「もう受験をやめろ」という母を説得するために、手紙と家出という方法で嘘を演出したのである。
努力して来たけど医学部は無理だから、看護学部に変更する。自暴自棄になり母に迷惑ばかりかけ申し訳なく思う。このような内容をひかりに置き手紙にかかせ、家出させる。八重子はこの状況を母に電話で話し、その後手紙を郵送したのだ。
しかし看護学部だからといって、簡単に合格出来る保証はない。そこで、ひかりにやる気を起こさせる作戦として、高校の卒業証明書を郵送ではなく学校に取りに行かせる。
年の離れた在校生にジロジロ見られ、運が悪ければ元担任と顔を合わせることにもなりかねない。こんな恥辱も受験もイヤだと強く思ったひかり、絶対に合格するという執念が芽生えたのである。…
第18話 9浪生活の終わり
ひかり9浪10度目の受験、落ち着いた気持ちで臨めた。グループ面接も難なくこなし、見事に合格した。
母・八重子はもちろん喜び、別居中の父にも連絡した。そして、入学式に備え新しいスーツを買いに行く母娘、二人とも楽しそうに見える。
大学に合格したことで、これまでの地獄のような日々から解放されると思ったひかりであるが。…

- タイトル:【母という呪縛 娘という牢獄】(ははというじゅばくむすめというろうごく)
- 作者:小説 / 齊藤 彩(さいとう あや) 漫画 / Sato君(さとうくん)
- 掲載雑誌:マガジンポケット
- 発行元:講談社
- 配信開始日:2025年1月
2018年1月に起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」を元にしたノンフィクション小説「母という呪縛 娘という牢獄」をコミカライズした作品。
宮川ひかりは、母・八重子に、幼少期から教育虐待を受け、約30年後に母を殺害し遺体をバラバラにして河川敷に捨てた。…
【ポイント】
ひかりは母から教育虐待を受けたが、決して憎んではいなかった。

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