2018年1月に起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」を元にしたノンフィクション小説「母という呪縛 娘という牢獄」をコミカライズした作品。
宮川 ひかり(みやかわ ひかり)は、母・八重子(やえこ)に、幼少期から教育虐待を受け、約30年後に母を殺害し遺体をバラバラにして河川敷に捨てた。…
母娘という一番身近で分かり合える存在に思えるが。…家族ほど、分かり合えず、憎しみ合う感情が生まれるのであろうか!?
2024年9月30日、第2話まで、見どころと登場人物をポイントでまとめました。2024年9月 マガポケで先行配信!一部無料公開中!
【母という呪縛 娘という牢獄】一覧表 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 第2話 |
【母という呪縛 娘という牢獄】
事件は、2021年1月大阪高等裁判所、懲役10年の判決で刑が確定した。ひかりが事件に至る経緯と母娘としての苦しみ、特にひかりの壮絶なる苦しみには同情せざるを得ない。
齊藤彩の取材について 東洋経済オンライン
原作:齊藤 彩(さいとう あや) 漫画:Sato君
- 宮川 ひかり(みやかわ ひかり)…母・八重子から教育虐待を受け、母を殺害する。
- 宮川 八重子(みやかわ やえこ)…ひかりの母親、過剰な教育で娘に殺害される。
- 真木 沙耶香(まき さやか)…入社2年目の女性記者。
第1話 みっともない
「冒頭シーン」
幼い頃、時計で時間の見方を母親・宮川 八重子(みやかわ やえこ)から教えられている娘のひかり、間違えることに怯えながら。…そして間違えて、八重子から罵声が飛ぶ。厳しく教育されていたようだ。…
それから約30年後、ひかりは八重子を殺害、頭部と両腕・両足を切断して、滋賀県琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷に捨てた。死体にはトンビが群がっていた。
事件から2年後、拘置所に収監されているひかりのところに、新人記者・真木 沙耶香(まき さやか)が面会にやって来る。この作品の原作者である。
ひかりは母の呪縛から逃れることを願っていたことを知り、ダメもとでやって来たが。…面会を受け入れ、少しずつ話し始める。
厳しくされたが、母を憎んではいなかった気がすると話し始めるひかり。…母は学校のランクで人を判断するから、偏差値の低い学校に行くことはみっともないと感じていた。
大きな家に引っ越すことになり、犬を飼っていいと言われ喜ぶひかり。車でスーパーに買い物へ行くと、急に母が貧血で倒れた。
母を心配するひかり、母のためにも医者になると口にしてしまう。…この一言が、八重子のスパルタに拍車をかけることになるのであった。…
第2話 ふつうの家族
ひかりが小学校に上がると、多くの問題集を与え家庭教師のように責めて来る母。苦しくて逃げ場が無くなったひかりは、優しく怒らない父にすがりたかったが。…
その父を自分のルールに従わないと容赦なく罵声を浴びせる母。家でも外でも、大人しくゴメンと謝り続ける父、夫婦の関係は最悪であった。ひかりにとって、家族は楽しいという思いは幻想であったが。…
父と二人のときは楽しかったのである。今日は琵琶湖で水遊び、コンビニでお弁当を買い、父と犬のあずきと遊んだ。「母さんのこと好きか?」と聞かれたひかり、一瞬戸惑うが、好きだと応えるのだが。…
小学校、先日のテストの答案が返された「89点」。周りは凄いと褒めるが、ひかりには100点以外許されないのであった。恐怖に慄くひかり、母が帰って来た。…
お得に読める!おすすめ電子書籍ストア6選!
新作 & 話題作 「まんが王国」 「シーモア」