【あなたがしてくれなくても】セックスレスを題材に、SEXして欲しい妻と、SEXしたい夫が出会った。二組の夫婦の向き合い方が描かれた、ハルノ 晴(はるの はる)さんのベストセラー作品。9巻までで累計部数830万部を突破中!
2023年6月、【私がひとりで生きてくなんて】新作スタート!
2023年4月13日から、フジテレビ系「木曜劇場」枠で放送。オリジナルまとめは、以下をご参考にしていただくと幸いです。
妻・吉野みち32歳、夫の陽一35歳、結婚して5年しなくなって2年。
セックスレスでも仲が悪い訳ではなかったが、”みち”は愛情を感じるためにも、セックスをしたいと思っている。
セクシーな下着を身に着け、フェロモン香水を香らせ、陽一に迫るが。…いつもどおり、「疲れてるから」「EDかも」と陽一に逃げられる。
会社の送別会で、先輩・新名の優しさに触れ、思わずセックスレスだと吐露してしまう。すると同じだと寂しい顔をする新名。共通の話題が出来たことで、二人の距離は縮まって行く。…
心理描写がとても良く描かれたビジュアル重視の作品。ドロドロ感が薄く、ハッキリしない展開にちょっとイライラしちゃうかも?
2023年10月15日 12巻「第89話」まで、見どころと登場人物をポイントでまとめました。無料で読むなら!「まんが王国」「シーモア」人気ライバル2社で無料完璧!!お得がいっぱい! 「まんが王国」 ▸ 「シーモア」 ▸
【あなたがしてくれなくても】一覧表 | |||||||||
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1巻 | 2巻 | 3巻 | 4巻 | 5巻 | 6巻 | 7巻 | 8巻 | 9巻 | 10巻 |
11巻 | 12巻 |
- 【あなたがしてくれなくても】
- 1巻 (第1話~第7話)2組のセックスレス夫婦「吉野家と新名家」
- 2巻 (第8話~第15話)吉野陽一は不倫、妻・楓にセックスを強制する新名誠
- 3巻 (第16話~第23話)吉野みちの気持ちは夫から離れ、新名誠に!
- 4巻 (第24話~第30話 + 番外編)夫を裏切ったみち、新名に別れを告げる
- 5巻 (31話~38話)二人の夫はEDに!パートナーとできない
- 6巻 (39話~46話)みちとの浮気が妻・楓にバレた新名
- 7巻 (47話~54話)気持ちがドンドン離れていく2組の夫婦
- 8巻 (55話~61話)離婚を通告された陽一、家に戻りたい楓
- 9巻 (62話~68話)離婚を決断したみち、妻を愛する気持ちがない誠
- 10巻 (69話~76話)みちのため離婚を決断した陽一、夫婦再生できない新名家
- 11巻 (77話~84話)みちと陽一は正式に離婚、揺れている誠と楓の心
- 12巻 (85話~話)誠と楓もついに離婚
【あなたがしてくれなくても】
- タイトル:【あなたがしてくれなくても】
- 作者:ハルノ 晴(はるの はる)
- 掲載雑誌:漫画アクション
- 発行元:双葉社
- 配信開始日:2018年
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- 吉野 みち(よしの みち)…32歳・出版社勤務、結婚5年目。
旧姓、石山みち。大学1年の時、陽一と同じ飲食店でバイトを始める。陽一に仕事を教えてもらっているうちに好きになり告白、付き合い始める。 - 吉野 陽一(よしの よういち)…35歳・みちの夫、会社員。
自分の生活を変えることなく付き合える”みち”との生活が心地よく、同棲後そのまま結婚。ゲーム好きである。 - 新名 誠(にいな まこと)…36歳・みちの会社の先輩、結婚7年目。
キャリアウーマンの妻・楓の仕事が忙しく、セックスをしてもらえない。妻の代わりに家事をこなし生活するうちに、男としての自信を失っていく。 - 新名 楓(にいな かえで)…誠の妻、ファッション系雑誌の副編集長、美人である。
誠に理解されていると思っている。 - 三島 結衣花(みしま ゆいか)…34歳・陽一の会社の同僚。
不倫を繰り返し、幸せになれないと嘆いている。ゲームの話題から、陽一と親しく話すようになる。 - 北原 華(きたはら はな)…23歳・経理、短大卒・派遣社員、”みち”の後輩。
いつも複数の男をキープしながら結婚相手を探している。 - 川原(かわはら)…楓の同期。
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参考資料:https://www.fujitv.co.jp/anataga_drama/
キャスト
- 吉野 みち(よしの みち)…奈緒:建築会社に務めるOL。
- 吉野 陽一(よしの よういち)…永山瑛太:みちの夫、カフェの店長。
- 新名 誠(にいな まこと)…岩田剛典:みちの職場の上司。
- 新名 楓(にいな かえで)…田中みな実:誠の妻、ファッション誌の副編集長。
- 三島 結衣花(みしま ゆいか)…さとうほなみ:陽一が出会う謎の女性、喫煙者。
- 北原 華(きたはら はな)…武田玲奈:みちの職場の後輩。
- 新名 幸恵(にいな ゆきえ)…大塚寧々:新名誠の母。
- 川上 圭子(かわかみ けいこ)…MEGUMI:新名楓の上司。
- 高坂 仁(こうさか じん)…宇野祥平:吉野陽一が店長を務めるカフェのオーナー。
1巻 (第1話~第7話)2組のセックスレス夫婦「吉野家と新名家」
「第1話」
”みち”「会社の女の子が妊娠して退社する」「子ども欲しい?」と、夫・陽一に話しかける。
「うん」と言われ、「じゃあ作る?」陽一にセックスを促すが、今日も「疲れてる」と拒否、もう2年になる。
翌早朝、AVを見ている陽一に「私としないくせに!」噛みつく”みち”に、「腹は出てるし、ムダ毛処理はしないし…色気ないよ!」女を捨ててると応酬する陽一。
会社の後輩・北原 華(きたはら はな)に付き合わされ、ランジェリーショップへ。イケメンの既婚者・新名を狙ってるらしい。”みち”も思い切ってセクシーランジェリーを購入する。
朝からケンカ、仲直りするためスイーツを買ってくる陽一、「水曜日に早く帰るから。しよ」…
水曜日は妊娠・退社する片山の送別会。華をタクシーで送ろうとする新名、早く帰ろうとする”みち”を車に誘い込み、華の誘惑を断つために。
一度”みち”を降ろすが、また戻ってくる新名、「大丈夫かなと思って…」彼の優しさを感じる”みち”。そして陽一から「今夜遅くなる」と連絡が入る。二人でバーへ、夫婦のことを吐露する。「セックスレスなんです。…」
共通の話題に、寂しく笑う新名だった。…
「セックスレスの定義」
セックスレスとは?「この1カ月間セックスをしなかった」こと。
「第2話」
会社で昨晩のことを詫びる”みち”に、「また飲みましょう」と気さくに笑顔で応える新名。
家に帰り、昨晩のリベンジをしようと準備する”みち”、お洒落なパジャマと下着を身に着け、香水を付け、陽一の隣へ。
そのニオイ、好きじゃないと露骨に言われる。そして、ごめん忙しいからあと2週間待って。…ベランダの手摺に二匹のハエが重なって、セックスしている。羨ましがる”みち”だった。…
「第3話」
彼氏がいるという華、新名のことは別とハッキリしてる。「不倫はダメですよ」と注意する”みち”。社内アンケートの仕事を頼まれた華、同僚の田中に押し付けデートへ急ぐ。
心配になった”みち”、会社に戻ると新名が手伝っていた。「優しいですね、吉野さんって」。
「第4話」
無事仕事が終わり、三人で居酒屋へ。華が田中に仕事を押し付けるのを見ていた新名、フェアじゃないと語る。
「相手のために我慢している人がいるなら、力になりたい」この言葉は自分のために言ってくれたのかと、錯覚する”みち”。新名の優しさに惹かれていく。
今日は、陽一との約束の日。美味しい食事を食べて、いつかいつかとスタンバイ中の”みち”、生理になってしまう。安堵の表情を浮かべる陽一、妻とセックスしたくないらしい。
「第5話」
電話で、陽一の母親から孫の顔を見たいと言われた”みち”、陽一に伝えると面倒くさそうな顔をされる。
毎日、お互い普通に生活しているつもりだが。ひとつボタンを掛け違えただけで、もう元に戻ることはなく、話すことも聞くことも苦痛になっていくこの夫婦。
「性欲が強すぎる」と本音を吐いた陽一に激怒!枕を投げつける”みち”、実家に逃げる陽一だった。…
「第6話」
別居状態の二人、喫茶店で話をすることに。
嫌いじゃないけどセックスをしたくない陽一、コンビニで見た週刊誌の見出しを思い出す「妻だけED夫」。
愛されている証にセックスを求めるという”みち”に、「EDかも」と逃げる。しばらく沈黙の後、「そっか、わかった」笑顔になる”みち”、陽一の嘘に当然気づいている。
「第7話」
またいつもの生活に戻った二人。陽一への想いが冷めていくのを感じる”みち”、大好きなゲームに夢中になる陽一。
会社の飲み会、居酒屋の通路で、新名に楽になったと強がる”みち”。彼の前で思わず涙が、ビルの非常階段へ出る二人。
「もう傷つきたくないから距離を置く…」泣きながら、うなだれる”みち”、助けてと心が叫んでいる。思わず肩を抱く新名だったが。…
会社の送別会で、先輩・新名の優しさに触れ、思わずセックスレスだと吐露してしまう。すると同じだと寂しい顔をする新名。共通の話題が出来たことで、二人の距離は縮まって行く。
次第にすれ違いも大きくなり、ケンカすることも多くなった吉野家。自分のことしか考えない陽一、EDだと逃げる。愛想をつかす”みち”、新名を想う気持ちが芽生え出す。…
不倫に堕ちそうで堕ちないこの二人、もどかしい関係が続いて行く。
「不倫の定義」
不倫は、付き合う男女のどちらか、あるいはどちらも結婚していて肉体関係をもつこと。
2巻 (第8話~第15話)吉野陽一は不倫、妻・楓にセックスを強制する新名誠
「第8話」
新名「ごめんなさい」と”みち”を払い除けた。まさかの行動に唖然とする”みち”。
それから、会社でもお互い無視するようになる。
他人行儀な生活が続く吉野家。陽一がブチ切れた「その態度なんなんだ!」”みち”「EDに逃げたくせにずるいよ!」
「離れて暮らすなんて考えられない。…」好きだと言ってるつもりの陽一だが、”みち”を抱きしめることが出来ない。
「第9話」
新名家の妻・楓(かえで)は副編集長、毎日忙しく帰りが遅い。多くの家事をこなしている夫の誠、妻の忙しさを気遣う優しい夫である。
レスの両家、最近お互い別々に寝ている。新名のことが気になる”みち”「どうしてるのだろうか?」
「第10話」
社内で見かける新名が気になる”みち”、ちゃんと話をしたいと悩んでいる。
毎日残業だと言い顔を合わせないようにしている陽一に、怒りより悲しくなって涙がこぼれる。
そこへ、新名から「会って話したい」と。…
父親の顔色を伺う母親に育てられた誠、今では妻・楓の顔色を伺う日々、苦痛を感じている。
「第11話」
期待と不安と入り混じった気持ちが交錯する”みち”、新名と初めて行ったバーへ。
先日の行動を詫びる新名、自分を見ているようで辛かったから、慰めてあげたかったと。
自分をわかってくれたことが、”みち”は嬉しかった。
”みち”が夫・陽一と向き合おうとしている姿を感じ、自分も妻と向き合ってみようと誓う。
「第12話」
朝、会社の同僚・三島 結衣花(みしま ゆいか)から「吉野くん自分以外興味なさそう、奥さん可哀そう。」と言われる陽一、「あんたに何がわかる」言い返してみるが。
夜、別な同僚から飲みに誘われ断ると「自分に正直でイイな~」同じようなことを言われ、悩み出す。
新名家では、結婚記念日に一緒に食事する約束をする。
「第13話」
夜の喫煙室、涙を浮かべながらタバコを吸う三島。そこへ現れた陽一、驚き無言で立ち去る。
すぐビールを持って戻ってくる。誕生日だけど、誰にも祝ってもらえないから悲しくなったと話す三島。
陽一「オレそんなの全然気にならい」でも、逆にそれが周りを傷つけていると言う。…
後日の喫煙室。ゲームの話題で盛り上がる二人かなり酔っている。三島が立ち上がろうとしてつまずき、陽一に倒れかかる。そのままセックスしてしまう二人だった。…
「第14話」
昨日のことは無かったことにしてと頼まれた三島、二つ返事で「OK」。不倫しても、結局奥さんの次、セックスの対象でしかないことを知っていたのだ。
今日は、”みち”の誕生日。罪滅ぼしという気持ちなのか?花を買って帰ってきた陽一、涙を浮かべる”みち”「ありがとう」…
「第15話」
今日は新名家の結婚記念日。楓の仕事でミスが発生、ディナーは誠一人で。スイートルームにやって来た楓を、後ろから抱きしめる誠。
腕を振りほどかれ「今日だけは、頑張ることできない!」「わかった」と、床に服を脱ぎ捨て下着だけになる楓。ゴメンと上着をかける誠。男として必要とされていないのか?悩み出す。
家のカギを開けて部屋へ入る新名「今日も一人か~」、耐えきれず外へ。”みち”に電話する。
誕生日に花をプレゼントされたことで、明るくなった”みち”。陽一に急に押し倒される。新名の電話には気付いていない。…
新名家の結婚記念日、強制的にセックスを求める誠、自分が嫌になる。
会社の同僚・三島から「奥さん可哀そう」と言われたことで話すようになった陽一。泥酔状態、ゲームの話で盛り上がり、一度だけ身体の関係を持ってしまう。
”みち”の誕生日、罪滅ぼしにと花を買う。上機嫌の”みち”を押し倒す。…
不倫した男にありがちな行動に出た陽一、何か悲しすぎるね。
3巻 (第16話~第23話)吉野みちの気持ちは夫から離れ、新名誠に!
「第16話」
セックスレスがストップした”みち”だが、新名のことが気になる。
今日、公園で会うことになった。
結婚記念日の出来事を寂しく語る新名、身体を重ねれば愛を感じられると思っていたと。
昨晩のことを思い出す”みち”、「セックスしたが愛は感じられなかった。…」陽一は一度も目を合わせようとしなかったのだ。
「第17話」
セックスにこだわり過ぎていたことに気付いた二人。
「バカですね」と、嘆く新名。「無理しないで」可哀そうになり抱きつく”みち”、そのまま口づけを交わす。
「惹かれてる」と告白する新名に、「私もです」と応える”みち”、とうとう禁断の恋に足を踏みれた。…
「第18話」
陽一の顔がまともに見られない”みち”。会社で新名と顔を合わせただけで、もうドキドキがとまらない。
夜、大学の仲良し同期二人と食事会、セックスのことが話題で盛り上がる。結婚して時が経てば、お互いに変わっていくとまとまる。
「第19話」
仕事が忙しすぎる楓、誠の優しさに甘えながら、彼に酷い仕打ちをしていることに気づき出す。
「自分のことしか考えられない嫌な女だ」と。
償いのつもりで、予約のとれない高級レストランへ誘うが。誠、あっさり「無理しなくてイイよ」。誠の心は楓のもとを離れたのだ。
「第20話」
新名、”みち”へ今日は車で送るからと連絡する。会いたかったからと寄り道することに、水族館へ。手を繋いで歩く二人、すっかり恋人同士だ。
陽一にはない優しさに触れた”みち”、車中で口づけを交わす。名残惜しそうに車を降りる、「もっと欲しいー」
「第21話」
華「先輩、新名さんと手繋いでましたよね。不倫はダメだって言ってくせに…」”みち”「一線は越えてないから」…夢だった。
会社に行くとマスクをしている新名、風邪をひいたらしい。同じくマスクをしている”みち”、不思議そうな顔をする華。
体調が悪くなり、陽一に看病してもらう。優しくされるたびに拒否反応を示す”みち”だった。
「第22話」
三島とヤッてしまったことを後悔している陽一。
喫煙室で三島に「好きな人とかいないんですか?」あまりにも不躾な質問に「お疲れ」とその場を去る。「私を抱いておいてそんなこと聞くのか!」怒りのあまり拳を握りしめる。
いつもはTV見てから風呂なのに、食後風呂へ行く”みち”。
「何か変じゃねぇ?」行動の変化に気づき出す陽一だった。
「第23話」
社員旅行に出かけた”みち”。部屋割りはあいうえお順の二人部屋、奇数人数一番最後の”みち”は一人部屋になった。
浴衣に着替え、華と屋上の展望台へ。新名も同僚と来ている。素敵な浴衣姿に惚れ惚れする”みち”。
新名がスマホを忘れる、ワザと?”みち”が持って追いかける。露天風呂が付いていると自分の部屋へ招き入れる。
後ろから抱きしめる新名、もう止められない。…
公園で結婚記念日の話を聞かされ、新名が可哀そうになり同情、口づけを交わす。陽一から離れていく”みち”の気持ち、楓から離れていく誠の気持ち。
二つの気持ちが融合しようとしているが。…
ここから、さらにうざったい展開に!イライラするかも!?
4巻 (第24話~第30話 + 番外編)夫を裏切ったみち、新名に別れを告げる
「第24話」
口づけされて、浴衣を脱がされ、本当に欲しいモノに手が届きそうになる”みち”。なぜか?涙が溢れ出す。「あれ?…」
二人いっしょに「ゴメン」。もう会わない方がイイと言われ、セックスしなくてもイイから、今までのように傍にいて欲しいと頼む新名。それを受け入れる”みち”、卑怯者だと自覚する。
「第25話」
帰りのバスに乗る前、お土産を買っている”みち”と華。「先輩、新名さんと手繋いでましたよね。不倫はダメだって言ってくせに…」夢で見たことが現実に、付き合っていることがバレていた。
後輩の華からアドバイス、「これから進む道は誰かを傷つけるから、覚悟が必要ですよ。」
幸せな関係は、ずっと続く訳はない、当たり前のことだった。
「第26話」
”みち”の態度が変なのは、三島とのことがバレた?と、心配をする陽一。最近、だんだん優しくなる。
新名、またセックスのことを持ち出す「いつまで待てばイイの?」、恐る恐る応える楓「嫌いになったの?」。
二人とも、パートナーへの想いが薄くなって行く。
「第27話」
同僚から、不倫されて離婚した話を聞かされた楓。まさか?誠にはあり得ないと思うが、不安が増幅していく。
三島にSNSで”みち”と繋がっていないか尋ねる陽一、あまりにデリカシーの無さに涙する三島。この男、やはり自分のことしか好きじゃないらしい。
夕食ぐらい作って、誠に協力しようとする楓だが、満足に料理もできない自分に愕然とする。
「第28話」
過去の不倫を振り返り後悔している三島。妻とは上手くイッていないと近寄って来る男に、すべて弄ばれるだけだったが。
陽一にはもともと興味があった三島、妻・みちのことをSNSから調べ、会社まで辿り着く。
会社前で華から大声で呼ばれる”みち”「吉野先輩ー」笑顔の可愛らしい女性、陽一の妻だ。なるほどと納得する。
「第29話」
執拗に”みち”を誘う新名、今はダメと断り続ける。
”みち”の大学の仲良し同期二家族のバーベキューに参加した陽一。海を見ながら、知らず知らずのうちに傷つけてきた、セックスする努力もするからと優しく話す。
陽一の腕に寄り添う”みち”、とても幸せそうだ。
「第30話」
次第に孤独感が強くなっていく新名。楓が夕食を用意してくれているが、「今さら何だ」と、彼女の行為を素直に受け取れず、自分に怒りを感じ始める。
陽一の優しさに触れやり直す気持ちが強くなって行く”みち”、新名に別れを告げる。
「番外編」
「北原華の婚活日記」
華の35歳の姉は、元ミスコンで優勝したが未だに独身、婚活パーティーに参加し続ける。自分の市場価値をわかっていない。
まだ23歳の華、だから毎日のようにデートや合コンの予定でイッパイにする。好きな言葉は「命短し恋せよ乙女」。
夢は早く結婚することらしい。…
”みち”の態度が変わっていくは、三島とのことがバレたと心配する陽一。”みち”に優しくするようになる。
陽一の気持ちの変化を感じるようになった”みち”、新名に別れを告げる。家事をするようになった楓に「今さら何だ」と怒りを感じる新名、孤独感が強くなる。…
陽一は何があっても、”みち”を失いたくない。新名は楓を愛する気持ちはないのに、無理し過ぎだね。
5巻 (31話~38話)二人の夫はEDに!パートナーとできない
「第31話」
新名と別れたことを、華に伝える”みち”。賢明な選択だと言われ、旦那に不満があってと口に出す。
「どうして離婚しないんですか?」一度決めたこと、簡単に別れられないと応える。
同じベッドで寝ている二人、”みち”を抱こうとする陽一。
その頃、連絡先を削除する新名。
「第32話」
”みち”の要求に応えたい陽一だが、勃たない。プレッシャーを感じている。
夜、陽一の母と姉と食事する二人。うちは子どもをつくらないと言う姉、「お互いがいればイイかな~」
帰り道、努力してくれている陽一を励ます”みち”「頑張ろうね!」重そうな顔の陽一である。
「第33話」
「”みち”と焼き鳥屋にいる新名…楽しそう」夢だった。
今日は休日、出かけようと言う楓に「用事があるから」とそっけない誠、一人外出する。”みち”を忘れられないでいる。…
家事をしている楓、掃除も洗濯も上手くいかない。帰ってきた誠に、「嫌いにならないで」と、まるで命乞いだ。冷たい目で、変わろうとしているのは分かっていると応える。…
「第34話」
仕事一筋だった楓の同期・河原が妊娠、結婚するという。こういう生き方もあると思った。
誠のためにも、仕事のやり方を変えようと決心する楓である。
「第35話」
すっかりよそよそしい態度の”みち”と新名にイラつく華、お節介したいらしい。
楓から心が離れていく誠、彼女に誘われ食事へ。誠がプロポーズしたレストランだ。
食事を楽しみ家に帰った二人。楓が誠にキス、ベッドに押し倒されるが、そこまで。身体が言うことを聞かない、陽一と同じEDだった。
「第36話」
昔の不倫相手・北川から会いたいと連絡が。「ヤりたいだけだろ!」怒りが込み上げる三島、スマホをぶん投げる。
会社の飲み会での喫煙室、三島に傷つけたことを謝る陽一。他人の気持ちに無頓着だったと、これで和解できた。
「第37話」
少し穏やかになった陽一にイライラしなくなった”みち”、キスする。しようとする陽一だが、勃たなかった。
週末、温泉旅行へ向かおうとする車内。「行っても出来ないかも…」しようとしても出来ない陽一、「おれの気持ち考えたことある?」
「第38話」
”みち”「考えたことない…」。
責められ、出来ない自分を自分で責めて追い詰められていると吐露する陽一。
一人になりたい言われ、旅行をキャンセル、”みち”は会社へ。
自分だけがレスの被害者のつもりだったが、陽一も被害者であることにショックを受け、泣いている”みち”。
そこへ新名が、「放おっておけない。あなたを忘れられない…」と、重たい言葉をかける。…
変わろうと努力する楓から求められた誠だが、勃たない、陽一と同じEDだ。
陽一は”みち”のことを想い、頑張るが出来ない。誠は楓への愛情を喪失したため、ヤル気になれない。
レスの被害者を強調していた”みち”と新名。結局、パートナーとはセックス出来ない状態に陥ってしまった。…
6巻 (39話~46話)みちとの浮気が妻・楓にバレた新名
「第39話」
”みち”を抱きしめるかと思われたが。…
独り言だと話し出す新名、「あなたと会うことで、夫婦の問題から逃げていた。…」”みち”も同じことを思う。これで「本当にさよなら」を口にする二人だが、果たして普通の関係に戻れるのか?
家に帰り、陽一の気持ちを考えていなかったと謝る”みち”、レスの呪縛から逃れられたのか?
「第40話」
後輩に刺激され昇進試験を受けることにした”みち”。陽一に家事を手伝って欲しいと頼む。快く引き受けた陽一、上機嫌だ!三島「お互いの気持ちが伝わって、良かったんね」。
「第41話」
勉強している”みち”の肩を揉み出す陽一、驚く”みち”。触れたくなったようだ、スキンシップに喜ぶ。
今日は陽一が遅いからと、どうでもイイ服装でカップ麺を食べていると帰って来た。以前、してくれない陽一を責めながらしていた自分の酷い姿だ。
女を捨てたと思われたくない”みち”、恥ずかしいと隠れる。
「第42話」
レンタル自習室に行くとお洒落をした”みち”に驚く陽一。最近「おかしくねぇ~」自分を変えようとしていると言われる。
無事試験に合格したと陽一に連絡、一人で祝いたいからと一人焼肉へ。不安になる陽一、「もしかして?誰かいる?」
「第43話」
誠の気持ちが離れていくのを感じている楓、また仕事だけに打ち込むようになる。
土砂降りの夜、みちと初めて行ったバーで一人飲む新名、自分を責め続ける。「オレは優しくもない。妻を裏切った…」
帰る途中、泥酔しているのに気づき尻込み歩けなくなる。やっとの思いで家に帰る、びしょ濡れだ。
自分の惨めさに涙する誠、夫の失態に驚く楓。「浮気しているでしょ」…
「第44話」
一瞬驚く誠だが、”みち”のことを正直に話す。
楓「私が拒否していたから、性処理の相手なんでしょ?」
誠「彼女に精神的な支えを求めてしまった。…身体の関係はなかった。…」
身体の裏切りなら許そうと思ったが、心を持っていかれた楓、もう絶望だ。
華にボルダリングに誘われ筋肉痛になった”みち”に、「そいうの嫌いじゃなかった?」過去の行動から変化していく”みち”が不安になる陽一である。
「第45話」
二年前の不倫で、奥さんから内容証明を送られて来た三島。慰謝料請求だ、一度は終わったと思っていたことを蒸し返されショックだった。
三島の異変に気付いた陽一、話を聞いてあげることに。陽一の妻にバレることにも脅えている、その時はオレが払いますからと言う陽一。
「きっと幸せになれますよ」と、励ます陽一に抱きつく三島「好き…」
「第46話」
「三島さんの気持ちには応えられない」と、腕を振りほどく陽一。三島、泣きながら「早く行って」。彼女はこれで吹っ切れたのか?
眠れない日々が続く楓、朝起きると誠はもう出勤していた。スマホを忘れていったことに気付き、会社まで届けに行く。
エントランスの通路を歩いていた”みち”、「営業部はどこですか?」と、美しい女性に尋ねられる。新名の妻だと名乗られ、冷静を装うが。…
「浮気とは?」
心が浮つくこと。配偶者や恋人がいるのに他の人へ恋愛感情を持ってしまうこと。
楓に※浮気がバレた新名だが、相変わらずハッキリしない。自分を責めながら好きでもない女と暮らしている。
身体ではなく心を持っていかれたことに絶望する楓は、浮気相手”みち”と遭遇する。
二年前の不倫、相手の妻から慰謝料を請求される三島。また幸せが遠のいたと落ち込む彼女を励ます陽一。好きだと告白されるが、突き放す。
そろそろ動きがありそうですね。…も少しドロドロ感があってもイイと思うのですが?
※不倫は肉体関係が伴う場合に使われるので、あえて浮気と表現します。
7巻 (47話~54話)気持ちがドンドン離れていく2組の夫婦
「第47話」
”みち”、通路で倒れてしまう。華たちが呼ばれ医務室へ、新名不在のためスマホを預かる。新名の妻を見て、別れて正解だと思う華だった。
美しい新名の妻に圧倒され、自分を卑下する”みち”。家に帰り、まだ何も終わっていないことに気づき、自分を責め泣き崩れる。
「第48話」
”みち”の様子が気になる陽一、ベッドで強引に誘う。下着に手を入れられた”みち”、陽一の手首を掴み拒否、呆然とする二人。
「まさか男か?」不安を増幅させる陽一だった。
「第49話」
「”みち”と陽一の馴れ初め」
陽一大学4年の時、バイト先に新しく石山みち・大学1年が入って来た。芋という評判だったが、いつも陽一の前では笑顔の可愛い女の子。
いつの間にか、いっしょにいる時間が多くなったある日、「好きです。付き合ってください」と、告白された陽一。
自分の生活を変えることはなく、それに文句も言わず受け入れてくれる”みち”との生活がとても居心地が良く、そのまま結婚した。
「第50話」
新名、同僚・滝川に転職することを告白する。楓のためにキャリアアップが目的だったらしいが。”みち”と同じ会社にいることが辛かったのか?
家に帰ると楓が仕事をしていた。二人で夕食の準備を始める、スマホを届けてくれた話に。
「案内してくれた人が倒れちゃって。…吉野さん…」動揺する誠、器に装った料理をこぼす。…
「第51話」
吉野みちを疑い出す楓、「私は、あの普通の女に負けたの?」
やはり浮気していたと川原に相談する。弱気になっている楓、本気かどうか確かめなさいと尻を叩かれる。
拒否したことを謝りたい”みち”だが、一切そのことには触れないように話題をすり替える陽一に、ホットする。
「第52話」
話があると言われドキドキする楓、転職することを報告する誠。
浮気相手とは会ってるのか?続いているのか?しつこく聞く楓。
「浮気相手は、吉野さんなんでしょ!」と詰め寄る。
「第53話」
「ゴメン、それは応えられない」と言う誠に、「私より彼女をかばうの」と泣き崩れる楓。家を出た。
「第54話」
住まいの契約更新が迫り、マンションの購入も視野に入れた吉野家。2LDKを探す陽一、「子ども部屋は?」と言われ、3LDKへ変更。
子ども欲しくないの?と聞かれ、欲しくないと応える陽一。
ずーっと騙されていたことにショックを受けたみち、家を出て同級生綾乃の家へ。
住まいの契約更新が迫り、マンションの購入も視野に入れた吉野家。2LDKを探す陽一、「子ども部屋は?」と言われ、子どもは欲しくないと応える。
致命的な発言に幻滅した”みち”、もう夫婦として続けることは無理だと決定ずける。
誠を信用できなくなった楓は、家を出た。
パートナーを信用できなくなった両家のすれ違い、離婚へ向かうのか?
8巻 (55話~61話)離婚を通告された陽一、家に戻りたい楓
「第55話」
翌朝帰ってきた”みち”に謝る陽一。
赤ちゃんの鳴き声にさえイライラするのに、もし子どもが生まれたら親になれるのか?
陽一のように子どもを好まない大人もいる。
”みち”の子なら…、かすかな望みを残すのだが。…
「第56話」
ホテル住まいの楓を心配して、たびたび行くが会えない誠。
昔よく待ち合わせした公園で会うことを約束。帰って来てくれと言わない誠にイラ立つ楓、愛されていないことを実感する。
「第57話」
着替えを取りに家へ帰った楓、クローゼット内で誠の服が自分の服に触れているのが気に入らず苛立つ。
さらにバレンタインデイに貰ったと思われるチョコを発見、まだ付き合ってると誤解している。
「第58話」
”みち”の会社に電話する楓、近くの喫茶店で会うことに。
ドキドキしながらやって来た”みち”、すべて正直に話すつもりのようだ。
キッカケは、新名に相談に乗ってもらったことだと言う”みち”に、「何の相談?」と突っ込む楓。「セックスレス」だと言われ、他人事ではない。
身体も心も愛されたかったと言われ、自分たち夫婦にも重なる言葉に、”みち”を責める気が失せていく楓だった。
「第59話」
”みち”の会社の先輩の名字が変わった。本人と話す機会があり、「離婚したの…結婚してたときより楽しい」と言われ、”みち”は決心する。
離婚を孤独や不幸だと決めつけていたようだ。少し未来が見え出す。
「第60話」
楓の祖父の三回忌で、彼女の実家を訪れた二人。父母、兄弟に暖かく歓迎される。
これまでの不和が癒やされた楓、レスを謝り家に戻りたいと誠に伝える。
「第61話」
本心では子どもが欲しくない陽一、「子ども作ってもイイよ」と話しかける。
これまで、彼のその場しのぎの言動に振り回されて来た”みち”、「もうこれ以上傷つきたくない、…愛情もなくなったから…」
「私と離婚してください。」
「もうこれ以上傷つきたくない、…愛情もなくなったから…」「私と離婚してください。」決定打を浴びる。
誠を必要としている楓、戻りたいと懇願する、誠のためにちゃんと変わると言うが。…誠は楓を必要としていないのだ。
夫婦のすれ違いを修正できなかった吉野家は、離婚へ向かうのか?
まだ修正しようとする新名家だが、一度掛け違えたボタンを戻すのは容易ではないはず。…
9巻 (62話~68話)離婚を決断したみち、妻を愛する気持ちがない誠
「第62話」
”みち”の気持ちをまったく理解できない陽一。その日は、仕方なく離婚を受け入れ、実家に逃げ帰る。
翌日、ちゃんと話をしたいと、陽一の帰りを待つ”みち”。酔っ払って帰宅、「絶対離婚しねーから!」乱暴しようとする。
まともに話すことは無理だと、実家に帰る。
自分にとって都合のイイ女を離したくない陽一、”みち”の鬱積した気持ちがわからないようだ。
「第63話」
夜間、”みち”の突然の帰宅に驚く両親。
離婚したいと意思を伝え、母親と話をする。
セックスレスだったけど、陽一の子どもが欲しいという気持ちを信じてきたが嘘だった。これまでの経緯を話し、お母さんゴメンと謝る”みち”。「よく頑張ったね」と抱き寄せられ涙する。
両親にやっと本当のことを打ち明けることができた”みち”だった(泣)
「第64話」
2回目の新婚生活のつもりで頑張ると、明るい表情で、川原に話す楓。
仕事を優先せず、夫婦の時間を大切にしているが、まだ抱かれていない。
「第65話」
”みち”、給湯室で結婚指輪を外し、そのまま忘れる。
そこへやって来た新名、忘れ物だと預かるが、まだ誰の指輪かは知らない。運命のいたずらか?
仕事終わりにデート、仲良く帰る誠と楓。彼は寝ているのに、鏡の前で口紅を塗る楓、抱かれることを期待している。
「第66話」
陽一と連絡をとった”みち”、待ち合わせしているが。そこに現れたのは義母、陽一の作戦らしい。
離婚しないで欲しいと頼む義母、何をしたのかと尋ねられた”みち”。冷たく「陽一さんに聞いてください。」
「第67話」
義母を寄こしたことで、また逃げようとしていると感じた”みち、陽一の会社の前で待ち伏せする。
離婚したくないの一点張りの陽一、言い合いになる。
愛していると口にするが、「自分のことが好きなんだよ」と、本音を突かれ、別れを告げられる。
「第68話」
誠に抱かれたい楓、少々欲求不満ぎみのようだ。
今日もデートで待ち合わせ、そこへ誠に仕事の電話が。楓、仕事が出来ると喜ぶ。
家に帰り、寝ている楓の傍に座る誠。目を覚ました楓に、「セックス出来ないのは、愛する気持ちが戻らないから…」ついに、本心を明かす誠。
どちらかが離婚を切り出すのか?誠の脳裏には、”みち”の姿が見え隠れしている。…
努力してくれている楓に、心が戻らない誠。自分の行動に苛立ちを感じている。楽しくないのだ。
給湯室に結婚指輪を忘れた”みち”、忘れ物として預かった新名。これは二人を繋ぎ戻す運命のいたずらなのか?…
10巻 (69話~76話)みちのため離婚を決断した陽一、夫婦再生できない新名家
「69話」
誠の本音を聞いて冷静になる楓、二人で話し合いを続けて行くことになる。…
何とかすれ違いを避け、少しスッキリ、仕事に打ち込む楓。
恐らく彼女は、今後も仕事が一番になるのでしょう。
「70話」
”みち”が出ていってから、ショックで塞ぎ込んでいる陽一、仕事に行かず有給を消化していた。
心配する三島は、本当の独身男を探している。
現在実家に居候中の”みち”、本格的に一人暮らしの住まいを探し始める。
離婚届が用意できたと陽一に連絡するが、電話が繋がらず心配になる”みち”。
部屋に行ってみると、陽一は電気もつけずゴミに埋もれている。離婚届を書いてくれるよう頼むが、書けないと塞ぎ込む。
書けるまで待つと行って部屋を後にした”みち”、陽一を追い込んだことに罪悪感を感じていた。
「71話」
会社の同僚・原田から、街コンを奨められた三島、参加してみる。
自営業の金田という男と親しくなり期待するが。子連れの現場を目撃、すぐにサヨナラを告げた。
「72話」
喫煙所、重たい気持ちを引きずったままの陽一、三島から飲みに行こうと誘われて彼女の手を握る。一瞬ドキッとした三島、手を振りほどき「私のこと、軽く見ないで」。
そこへ現れた同僚の原田に振って、「じゃ~ね」。
飲みに行った二人、原田から「奥さんとちゃんと話しろよ」。夫婦は話をしなくてもわかると思っていた陽一、少し目が覚める。わかろうとする努力をして来なかったことに。
「73話」
”みち”に電話する陽一、「子どもが欲しいと言って欲しかったのか?」答えを求めるが「…」。
陽一「オレには言えねぇ~」。そして二人は思った「この5年間は何だったの?」。
「74話」
華に別居がバレた”みち”、また思う「この5年間は何だったの?」。闇落ち寸前、「結婚してみなきゃわからないこと、ありますよね。」明るい華の一言に救われる。
また会社に来なくなった陽一を心配する三島と原田、「これは、本人で乗り越えるしかないよ」。
ゴミに埋もれ、やっと片付ける気になった陽一。部屋が片付けられ、当たり前の日常があったのは、”みち”が努力してくれたおかげだと初めて知る。
「75話」
”みち”が新居に引っ越しの日、華が手伝いにやって来た。フリーなんだからと、しきりに合コンに誘われるが、いつになったら正式に離婚できるのかと不安になる。新名にも言わなければならないのかと?
部屋が片付き、少し心が落ちついて来た陽一。
これまで”みち”を傷つけて来たことを思い知り、離婚届を手に取った。
「76話」
新名誠、退社の日の朝。これで”みち”と会うことはないはずと、安心して見送る楓だった。
給湯室で忘れ物として預かった結婚指輪、”みち”に返さなければと、そのまま保管していた新名。
直接渡すのは、また楓を裏切ることになると思い、華に頼む。
「会わなくて本当にいいのですか?」華に言われ動揺する新名、資料室にいる”みち”のもとへ急ぐ。
ドアの音がバタン、そこには新名が!”みち”が持っていた資料、手から滑り落ちる。心臓の鼓動が高まり見つめ合う二人、資料を拾おうと二人の手が触れ合う。…
本当の独身男を探す三島、またも不倫男に引っかかるがすぐ別れを告げた。情緒不安定な陽一、再び三島に手を出そうとするが、ハッキリと拒否される。
悩み苦しみ、当たり前の日常があったのは、”みち”が努力してくれたおかげだと初めて知った陽一。”みち”をこれ以上傷つけられないと、離婚届を手に取る。
新名誠、退社の日の朝。”みち”ともう会うことはないと安心している楓だったが。やはり、給湯室に忘れられた”みち”の結婚指輪が新名を呼び戻す。触れ合う二人の手と手…?
”みち”の離婚成立は見えて来た、新名に夫婦としての解決策は何も見えて来ない。…この煮え切らない二人の関係はどうなるのか?
11巻 (77話~84話)みちと陽一は正式に離婚、揺れている誠と楓の心
「77話」
給湯室で見つけ預かっていた”みち”の結婚指輪を渡す新名。”みち”も結婚指輪を外したことを、すっかり忘れたいた。
新名から転職するので今日で退職することになったと、告げられ動揺する”みち”、結婚指輪を落とす。
拾おうとする”みち”の左手と新名の右手が触れ合い、お互い顔を見つめ合う。新名が拾い”みち”に渡す、「さよなら」と去って行く。
手が触れた瞬間、”みち”の笑顔・体温・香りが蘇った新名、通路を歩きながら「バカだな」と囁く。「さよなら」を言ったこと後悔している。
「78話」
家で誠の帰りを待つ楓、遅いと心配していると、…帰ってきた。
楓「あの人と何かあった?」誠「退職の挨拶しただけだよ。」誠の動揺している表情を感じた楓、泣きたくなり洗濯室に逃げた。
新名のことを聞く華、営業部大変だと返す”みち”に、がっかりする。
心の拠り所にして来た新名は、もう社内どこにもいない。改めてさよならを実感する”みち”だった。
「79話」
陽一からの電話で、喫茶店で会うことにした”みち”。久しぶりに見る陽一の顔はやつれていた。
署名した離婚届を渡す陽一、”みち”を傷つけて来た「無駄な時間を過ごさせて、ごめん」そう言って店を出て行く。
大好きな”みち”の笑顔を奪って来たのは俺だ、最後だけ格好つけたかったと思う陽一、道にへたり込む。…「ヨウちゃんー」”みち”が走って来た。
「80話」
「この5年間無駄じゃなかった、私と結婚してくれてありがとう。」
”みち”の言葉に、目が潤む陽一。せっかく格好つけたかったのに、…涙が溢れ出す。
嫌いになった訳じゃないのに、…上手くいかなくなった。目に涙を浮かべる”みち”、背を向けて去って行く。
「81話」
誠の心が戻らず悩む楓、仕事でもミスをするようになる。
楓の同期・河原が心配して相談に乗る。「もう別れたら、どうしてそんなに我慢するの?」
誠にばかり執着して来た自分に気づいた楓、「手放してもいいんだ…」
「82話」
転職した会社の女子社員の間でも評判の新名、イイ男だと。
日曜日、部長の家で親睦会があると楓に話す誠。「仕事忙しいと思うから、無理しなくていいから。…」夫婦として誘われたことに嬉しくなる楓、一緒に参加する。
部長の子供と仲良く遊ぶ誠、「いいパパになるはね。」楓、部長の奥さんから言われる。仕事で途中退席する楓を、仕事して輝いていて欲しいと庇う誠。
誠は誰にでも優しいから好きなんだと、執着する気持ちがわかった楓。気持ちが少し明るくなる。…
吉野家は離婚。誠は、”みち”にさよならを言ったことを後悔している。誠に好きだと執着する理由がわかった楓。まだまだ煮えきれない展開が続くらしい。…
「83話」
編集長から呼ばれた楓、違う雑誌の編集長に推薦したと言われる。
本音は嬉しいのだが、今以上に忙しくなることを懸念している楓。好きな誠との距離がまた拡がると。
意を決して誠に話す、「編集長の仕事を受けたい…」と。
仕事をしている楓が好きな誠であるが、君を困らせたと謝る誠である。…
「84話」
編集長に、昨日の件を承諾しましたと告げる楓だが、今ひとつ元気がない。
誠は、男としての愛情はなくなったが、楓を尊敬する気持には変わりがなかった。
もう少し家庭を省みる女性が、誠には必要だと思い出した楓、路上で涙が溢れた。
誠を愛する楓だが、自ら幕引きを考えているのだろうか?…
”みち”と新名誠、”みち”の結婚指輪を渡し退職した。さよなならを告げたことを後悔している。もう会うことはないと思っている”みち”である。
誠と楓、新名は新しい会社に転職、楓は編集長になった。環境が変わった二人だが、距離は拡がるばかり。
男としての愛情は薄れたが楓を尊敬している誠、誠を愛しているが自分は誠に相応しくないと感じ始める楓、自ら幕引きを考えているのだろうか?…
※最新話は、「漫画アクション」でご覧いただけます。
12巻 (85話~話)誠と楓もついに離婚
「第85話」
編集長に就任することになった楓、川原からおめでとうと。そして子育てを頑張ると言う川原、どうやら仕事を辞めるらしい。
誠の会社、産休中の女性が挨拶に来ている。「もうすぐ、仕事に復帰するから…」この光景を見つめながら、もし子供がいたならと妄想する誠。向き合って来たつもりだが、夫婦としてダメだったと改めて実感している。…
「第86話」
兄に離婚すると報告する楓、兄も薄々気づいていたから別に驚かなった。
最後の話し合いをすることになった誠と楓。綺麗に着飾った楓、結婚指輪を外しテーブルの上に置く。誠のためにもっと家事の出来る女だと思っていたが、ダメだったとうつむく。
「幻滅した?」顔を見合わせる二人、泣きそうだ。否定する誠に、好きだったからしがみついていたかったと。…
「第87話」
周囲から理想の夫婦だと思われていたと口にする楓。「理想の夫にはなれなかった、本当の意味で妻を支えられなかった…」と言う誠。「見ている未来が違っていたから。…離婚しよう。」
憎しみ合わなかったが、お互いに束縛しあっていた二人、これでやっと自由になれる。編集長として応援していると言う誠、今度は幸せになってと言う楓、二人は別々の道を歩み出したのである。…
吉野家と新名家は、ともに離婚することで夫婦の関係に決着をつけたが。…
「第88話」
離婚届を提出、正式に離婚することになった新名家。今日は引っ越し、これまでの7年間に感謝しながらお互い笑顔でサヨナラをした。
楓は編集長としての仕事にだけ専念して行くことになる。…誠は何を思っているのか?
”みち”の会社、離婚して名刺が新しくなった「経理部 石山 みち」。一人の生活にも慣れたが、陽一との生活を思い出す”みち”である。…吉野家と新名家はともに離婚、各自が別々の道を歩み出した。
ここまでがロングランの展開で不満もあるようですが、まだ何かあるのかな?これでハッピーエンドであって欲しいですが?…
「第89話」
もともと家事を得意としていた新名、一人暮らしになっても何も不自由はない。が、ときどき寂しくなる。
奥さんと一緒にと、結婚式やイベントに呼ばれるたびに離婚したと報告、相手に驚かれてしまう。
本屋で雑誌「FLOWER」を手に取る新名、編集長になった楓の作品だ。編集長「橋本 楓」、旧姓を見て「おめでとう」。元妻の才能に改て感動している。
- タイトル:【あなたがしてくれなくても】
- 作者:ハルノ 晴(はるの はる)
- 掲載雑誌:漫画アクション
- 発行元:双葉社
- 配信開始日:2018年
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