久語れいな(くごれいな)は、彼方(おちかた)総合法律事務所に所属する女性弁護士、ピンヒールにキャップ・金髪のキレイなお姉さん。
仕事を終えてから、歌舞伎町でプロボノ活動(職業上持っている知識やスキルを無償提供するボランティア活動)をしている弱い者の味方、ギャル弁護士と呼ばれている。
プロボノだから無報酬、その代わり依頼人から「捨てるに捨てられない思い出の品」を譲り受けている。依頼人の過去が見えるらしい?…
壮絶な生い立ちを乗り越え弁護士になったれいら、居場所がない人助けるために!絵がきれいで犯罪や法律の勉強にもなるのでおすすめです!
2024年8月26日 最終話 完結まで、見どころと登場人物をポイントでまとめました。無料で読むなら!「まんが王国」「シーモア」人気ライバル2社で無料完璧!!お得がいっぱい! 「まんが王国」11/26まで1冊無料 ▸ 「シーモア」11/26まで1冊無料 ▸
【ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー】一覧表 | |||||||||
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第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 | 第10話 |
第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話 | 第17話 | 第18話 | 第19話 | 第20話 |
第21話 | 第22話 | 第23話 | 第24話 | 第25話 | 第26話 | 第27話 | 第28話 | 第29話 | 第30話 |
第31話 | 第32話 | 第33話 | 第34話 | 第35話 | 第36話 | 第37話 | 第38話 | 最終話 |
- 【ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー】
- 第1話 ギャル弁護士 久語れいな
- 第2話 レイプドラッグ編 ①
- 第3話 レイプドラッグ編 ②
- 第4話 レイプドラッグ編 ③
- 第5話 パパ活動詐欺 ①
- 第6話 パパ活動詐欺 ②
- 第7話 パパ活動詐欺 ③
- 第8話 パパ活動詐欺 ④
- 第9話 パパ活動詐欺 ⑤
- 第10話 メンコンカフェ編 ①
- 第11話 メンコンカフェ編 ②
- 第12話 メンコンカフェ編 ③
- 第13話 メンコンカフェ編 ④
- 第14話 メンコンカフェ編 ⑤
- 第15話 メンコンカフェ編 ⑥
- 第16話 ソープ嬢救出編 ①
- 第17話 ソープ嬢救出編 ②
- 第18話 ソープ嬢救出編 ③
- 第19話 ソープ嬢救出編 ④
- 第20話 ソープ嬢救出編 ⑤
- 第21話 ソープ嬢救出編 ⑥
- 第22話 ソープ嬢救出編 ⑦
- 第23話 貧困ビジネス編 ①
- 第24話 貧困ビジネス編 ②
- 第25話 貧困ビジネス編 ③
- 第26話 貧困ビジネス編 ④
- 第27話 貧困ビジネス編 ⑤
- 第28話 貧困ビジネス編 ⑥
- 第29話 歌舞伎町包囲戦編 ①
- 第30話 歌舞伎町包囲戦編 ②
- 第31話 歌舞伎町包囲戦編 ③
- 第32話 歌舞伎町包囲戦編 ④
- 第33話 歌舞伎町包囲戦編 ⑤
- 第34話 歌舞伎町包囲戦編 ⑥
- 第35話 新興宗教編 ①
- 第36話 新興宗教編 ②
- 第37話 新興宗教編 ③
- 第38話 新興宗教編 ④
- 最終話
【ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー】
- タイトル:【ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー】
- 作者:ヨウイチ(よういち)
- 掲載雑誌:コミックDAYS
- 発行元:講談社
- 配信開始日:2024年1月
歌舞伎町のアングラを舞台に繰り広げられる、ギャル弁護士れいらと反社勢力の悪との闘い。プロボノ活動で居場所がない人助ける。
報酬として「捨てるに捨てられない思い出の品」を譲り受ける。ピンヒールにキャップ・金髪のキレイなお姉さんが弱気を助け悪をくじくリーガルサスペンス。
【ポイント】
「警察に行くか?示談するか?」悪者に対し二者択一で攻める弁護士の凄さが見どころ。
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前列センターがれいら、左端が庄屋、右端✘マークが五十嵐、後列左端が掛矢、警察官の左がマリア、れいなの右が真下、真下の右が柏木。
- 久語 れいな(くご れいな)…金髪にピンヒールの中卒のギャル弁護士。歌舞伎町で弱い者を謝礼不要で助けている。
- ゆな…キャバクラのオーナー、れいなへの相談の仲立ちをしている。
- 庄屋 真紀(しょうや まき)…半グレ集団の幹部、れいなに惚れ込んでしまう。
- 五十嵐(いがらし)…半グレ集団の幹部。
- 柏木(かしわぎ)…反社ではないが、歌舞伎町に精通している。
- 柴坂 マリア(しばざか まりあ)…株式会社Mariaの代表取締役、女の子の人材派遣業。
- 辰巳 悠斗(タツミ ユウト)…薬物を販売業、レイプの常習犯。
- アツキ…半グレ集団のリーダー成政(なりまさ)らとパパ活詐欺をしている少女。
- モモちゃん…斉藤 桃香(さいとう ももか)、アツキの面倒を見てきた少女。
- 掛矢 杏里(かけや あんり)…元エリート警察官で新宿一の探偵、アツキのストーカー?
- 遠藤 理玖(えんどう りく)…17歳、メンコンカフェ従業員。福島から家出、母親が捜索している。
- 塚本 将生(つかもと まさき)…メンコンカフェのオーナー、半グレで庄屋を嫌っている。
- 岩田(いわた)…塚本に付いている半グレだが。…
- 倉重 凛(くらしげ りん)…れいなが世話して歌舞伎町から出ていったが、また戻って来た女。
- 真下(ましも)…両腕に入れ墨をしている半グレのような弁護士。
- 太田(おおた)…ソープランド太平洋の店長。
- 鯨井3兄弟(くじらいさんきょうだい)…誠一・勇二・三也、闇バイトでれいなの鞄を奪った。本業は貧困ビジネス。
- 岡部 正夫(おかべ まさお)…3人兄弟に食い物にされている中年男。
- ユーキ…トー横キッズ。
- 志津田 美佳子(しつだ みかこ)…ユーキの母親、教祖を名乗る。
無料試し読み
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1巻
第1話 ギャル弁護士 久語れいな
久語 れいな(くご れいな)は、彼方(おちかた)総合法律事務所に所属する女性弁護士、ピンヒールにキャップ・金髪のキレイなお姉さん。
仕事を終えてから、歌舞伎町でプロボノ活動をしている弱い者の味方なのである。
今日のれいなは、キャバクラでウエイトレスをしている。そこへ現れたのは半グレ集団の幹部・五十嵐(いがらし)、今日は彼が標的である。そして後からやって来たのが庄屋 真紀(しょうや まき)、同じく半グレ集団の幹部。
売上の3割が誰かによって抜かれていることに激怒している五十嵐、庄屋を敵視している。この二人の間に入ったれいな、弁護士だと自己紹介してから五十嵐がやった犯罪について話し始める。
お店で恐喝・傷害・強制わいせつ・器物損壊を行い、お店の女の子に損害賠償させるという。最初からお店とグルになって、女の子からお金を巻き上げるという悪質さ。お店も辞められない、お金が払えない女の子がれいなに相談したのである。
示談に応じれば警察沙汰にしないと説明するれいな、示談金総額1500万円と書かれた書類を読んでサインしろと迫る。
機嫌の悪い五十嵐、れいなに左手を挙げさせアイスピックで突き刺した。貫通して血がポタポタと床に流れ落ちる。「現行犯で警察に通報しようか?」と煽るれいら。「死にていのか?」と脅す五十嵐に、「刺し違える覚悟で弁護士やってんだよ!」鬼の形相になるれいら。
無礼極まりない五十嵐の行動に激怒した庄屋、ビール瓶で五十嵐の頭をぶん殴る。「迷惑をかけてすみません」と頭を下げる。ケツは全部自分が持つと手持ちの300万円を出す。残り1200万円は10分で用意すると。…
だったら被害者の女の子に示談金を分配しようと歌舞伎町に出たれいらと庄屋。応急手当をしたれいらを心配する庄屋、「キャバクラのオーナーゆなからの報酬は?」と尋ねる。
プロフ帳(友達にプロフィールを書いてもらい、それをバインダーに閉じたもの)だと嬉しそうに応えるれいら。「これ全部あたしの思い出になる」と、はしゃいで見せる。
プロボノだから無報酬、その代わり「捨てるに捨てられない思い出の品」を譲り受けているのだ。
相談を受けて無償で命がけで闘うれいらに感動した庄屋、「あかん」と囁く。顔から何か垂れ落ちて来る。汗か?涙か?…頬を染め、好きになったとれいらの手をとるが。「半グレの売人に好かれてもうれしくねぇー」だって。
「しょうがねぇーな」とプロフィール帳を渡すれいら、「本当のこと書けよ」喜ぶ庄屋であった。…
近くのビルから誰かが飛び降りたと話す二人組の女性。現場には五十嵐の死体が、天冠(幽霊の頭についている三角の白い布のこと)を巻かれて。…同じ半グレ仲間の柏木(かしわぎ)に殺されたと思われたが?…捜査せずに自殺として処理された。
第2話 レイプドラッグ編 ①
ゆなから相談があると呼び出されたれいら。まず五十嵐がビルから飛び降りて死んだと教えられる。大学生風の3人組が五十嵐を引き取りに来たと。…
五十嵐の件に死んだことをノートに書き加えたれいら、これまでの相談事例をノートに記録しているのだ。題して「歌舞伎町ノート」。
この会話を近くで聞いている男がいた、半グレの柏木だ。変な胸騒ぎを感じたれいら、外で話を聴くことにした。
依頼人は女の子の人材派遣業をやっている株式会社Mariaの代表取締役・柴坂 マリア(しばざか まりあ)、稼ぎ頭の舞がレイプされたと。結構ヤバいところにも女の子を派遣するからトラブルも多いらしい。
指定されたホテルへ行くと、マリアから証拠はあるから警察で法的措置は可能だと伝えられたれいら。レイプされた舞の前で、1000万円の示談金で話をつけて欲しいと言われ激怒する。「被害者の前でいきなりカネかよ!」泣きながらマリアに従うと言う舞である。…
第3話 レイプドラッグ編 ②
示談交渉を二人の個人、マリアと舞から受けることで合意した。相手は辰巳 悠斗(タツミ ユウト)、さっそく歌舞伎町へ出るれいら。「センセー」と大声で呼ぶ男、庄屋が走って来る。
嬉しそうに犬のように尻尾を振る庄屋、辰巳悠斗のことを聞かれ店へ案内する。合法から違法まで薬物を専門に扱っている店だ。この男レイプの常習犯、薬を飲ませてハメ撮りするから、捕まらないのであった。
店内に入った二人、メニューを聞いてから。…キャップを後ろ向きにしたれいら、弁護士バッジを見せつける。ビビるタツミに1000万円の示談金を請求する。
被害者が警察いけばすぐ逮捕されると前置きしてから。…薬物を使ったレイプで実刑5年、違法薬物販売などでも実刑確実と諭すれいら「示談金2000万円でいいよ♡」
怖くなったタツミ、「カネはないけど示談します。~」だったら、2000万円立て替えると言う庄屋。店ごともらい受け辰巳を追放した。…
第4話 レイプドラッグ編 ③
辰巳がサインした1000万円の示談書を、マリアのテーブルに叩きつけるれいら。喜ぶマリア、舞を病院に行かせた。
人助けをするれいらと私は同じ人間だと言うマリア。激怒して違うと否定するれいらに、ドレスを脱いでお腹の大きな傷口を見せるマリア。多くの女の子を守るために身体を張っていると言いたいらしい。示談金を困っている女の子に分配するから人助けだと。
「あんたのやっていることは金儲け、他人を犠牲にしている」。「アンタとは絶対に違う!」と睨みつけるれいらであった。
2000万円を持って庄屋がやって来た。1000万円は舞の分だと言うれいらに、マリアさんにあげるという舞。どいうことだと納得できないれいらと庄屋に、「私はこの子たちを愛しているから。…あなたにはわからないでしょうが。」…
報酬として赤い口紅を差し出すマリア。16の時、自分で稼いだお金で初めて買ったが捨てられずに取っておいたという。
れいらの心の深い闇を見透かすかのように、手渡しする。家に帰り口紅を塗ってみるれいら、当時のマリアの状況が目に浮かぶ。そしてすぐに投げ捨てた。…この二人、これから因縁めいた関係になるような?…
第5話 パパ活動詐欺 ①
今日も歌舞伎町を歩いているれいらを、「ギャル弁護士さん~」と呼ぶ女の子が。アイドル風のファッションにツインテールの可愛い女の子・アツキ。
親友のモモちゃん(斉藤桃香)が、2ヶ月と14日前失踪したから探して欲しいと相談を持ちかける。探偵に頼んでも足取りが掴めなかったと。…
モモちゃんからの最後の動画をれいらに見せている所へ、半グレ集団が一人の男を引きずって来た。アツキがしているパパ活を盗撮しているストーカーのような男だが。…
アツキとツルンでいる半グレ集団としては、パパ活詐欺の動画を警察に持ち込まれパクられるの心配している。だから、動画を消去させろと、その男を連れて来たのであった。…
第6話 パパ活動詐欺 ②
半グレ集団のリーダー成政(なりまさ)に、アツキの代理人の弁護士だと挨拶するれいら。庄屋を手懐けた弁護士だとわかると、分が悪いとその場を去って行った。
残されたストーカー男、名前は掛矢 杏里(かけや あんり)。アツキはパパ活の相手だと主張すると、運命の相手だと応える。アツキにクレジットカード渡し自由に使わせている。
カードを確認したれいら、パパ活詐欺の状況を教えろと掛矢に迫る。動画を見せる掛矢。アツキがパパ活相手の男とドライブデート、居酒屋で飲酒させホテルへ誘い飲酒運転させ、道中半グレ集団の車が接触事故を装い示談金を巻き上げる手法である。
事実を認めたアツキだが、掛矢のように勝手に付け回しストーカーするのは違法だと主張する。自分の行動はグレーだが違法ではない。「カードで使い込んだ200万円は返せるの?」このままではパパ活としてのメリットは何もないと返す掛矢。パパ活詐欺から身を引いて一緒に暮らそうと迫る。
さらに斉藤桃香(モモちゃん)は、お前ら詐欺グループから抜けるために逃げた。地方の大学へ通っていると写真を見せた。
そして受け入れないなら、動画を持って警察行くと脅し始める。
「お前みたいなクズを受け入れるなら死んだ方がましだ!」泣き叫びながら外へ飛び出すアツキ、追うれいら。掛矢に逃げるなよと忠告、すぐ庄屋を呼んだ。
第7話 パパ活動詐欺 ③
れいらに呼び出されて指定された貸し会議室に着いた庄屋。ドアを開けてビックリ!知り合いだった、掛谷は。…
ビルの非常階段から飛び降りようとしているアツキを必死に押さえつけるれいら。何とか思い留まらせた。
自分は誰にも必要とされず居場所がなかったと話し始めるアツキ。パパはアル中のギャンブル狂の窃盗常習犯、ママはヤク中、中3のとき隣のオッサンに6,000円で売られた。
それから歌舞伎町に出て来てモモちゃんに出逢い、いろんなことを教わり悪いことをして生きて来た。大好きなモモちゃんのためだって言い聞かせて。…
アタシは犯罪者の血を受け継いでいるから、本質的に変われないと悲観的になるアツキ。それに対し、急に明るい顔になるれいら「アタシは変われると思ってるよ!」。
自分の生い立ちを口にする。ろくに学校にも通わせてもらえず、親は連続殺人犯。自分も誰にも必要とされず居場所がなかったけど、血に抗って(あらがって)弁護士になった。居場所がない人助けるためにプロボノ活動している。
「生きてて損はないよ」、れいらの言葉に勇気づけられたアツキ。大声で泣きながられいらに抱きついた。
庄屋を待たせている部屋に戻ると、話をしている二人。「知り合いか?」と尋ねられた庄屋。掛谷はロン毛を束ねたストーカー風の男ですが、元エリート警察官、新宿で一番優秀な探偵だと説明する。…
掛谷の本当の狙いは何なのだろうか?…
2巻
第8話 パパ活動詐欺 ④
れいらと掛矢は、話し合いを再開した。れいらが法的に説明すると、掛矢も承知していた。
- パパ活での資金援助(クレジットカードの200万円)は返済義務がない。
- アツキが未成年と知っていてパパ活したから、掛矢は未成年者誘拐罪にあたる。
動画の削除と引き換えに、アツキは掛矢を警察に訴えないことで手打ちすることになったが。…
200万円の借金だけ残っては困ると言う掛矢。200万円は斉藤桃香(モモちゃん)を探すために、悪徳探偵業者に払われたおカネだから、弁護士が返金請求して欲しいとれいらに頼む。
れいらは、掛矢の提案をあっさり引き受けた。当然、今後一切アツキへストーカー行為をしないことで。掛矢は、なぜか?れいらが所属する事務所の所長・彼方(おちかた)を恐れたいた。…
これで良いかと問われたアツキ、何と!罪を償うため自首すると言う。庄屋が口を挟む「やり直すには良いチャンスだ。泥沼に堕ちてかでは遅い…」と…
今回手伝ってくれた庄屋、れいなから「何が欲しい?」礼を言われて、鼻血を流す。「れいなさん」と呼ばせてもらうことになった。…
第9話 パパ活動詐欺 ⑤
アツキのことは一段落したが、掛矢が見せた斉藤桃香(モモちゃん)の写真に納得がいかないれいら。追求すると、合成だとすぐ吐いた。
アツキを心配させないためだと言うが、斉藤桃香失踪には何か裏がありそうだ。…探偵としての守秘義務があるとそれ以上は喋らなかったが、庄屋は危険な人物だから気をつけろと言う。
れいらを駅まで送る庄屋、マジになってれいらを救うと言った途端カバンで殴られた。
掛矢は柏木からうなぎ屋に呼び出された。すでにアツキが自首したことを知っていて、「俺の風俗店にまわせねぇ~か?」と脅す。勘弁してくださいと避ける掛矢にれいらのことを聴く。庄屋のことも気にしている。
彼方(おちかた)先生の事務所に所属する弁護士で、過去に起きた「平佐多市保険金連続殺人事件」の加害者家族、死刑囚の娘だと応える。…
第10話 メンコンカフェ編 ①
れいなが、アツキに差し入れに行った。気になることがあるので聞いてみた。「毎週土曜日のお昼ごろ、息子を探しに来るお母さんを知らないか?」と。アツキも会ったことがあったが、誰とはわからなかった。…
そして土曜日、少年たちに息子のことを尋ねている女性を見つけたれいら、話を聴いてみた。
息子は、遠藤 理玖(えんどう りく)17歳、歌舞伎町のあるお店で世話になってにいると連絡があったが、それ以上はわからないと。れいなの手に巻かれた包帯が気になった女性、看護師だといって診てくれた。福島から往復6時間かけて来ているとも。
情報があったら連絡すると別れたれいら、掛矢に調査して欲しいと頼んだ。1時間後に電話、居場所がわかった。
メンコンカフェ「Dark Knight(ダーク ナイト)」、オーナーは塚本 将生(つかもと まさき)、この男も半グレ集団に所属している。…庄屋を最も嫌っている。
※メンコンカフェ(女性客を接客するコンセプトカフェ、ホストクラブとは違いカウンター越しなどで接客する。)
第11話 メンコンカフェ編 ②
子を心配する母親と出逢ったれいら。自分の母親は保険金殺人の犯人、自分が11歳のとき母親の命令で義父を絞め殺した夢を見た。…
理玖をドライブに誘う塚本、れいらが理玖を探していることに危機感を持ったらしい。裏に間違いなく庄屋がいる!半グレ巨大組織「U-QA(ウーカ)」の上級幹部の。
人をゴミのように見下す庄屋を嫌う塚本、れいらをレイプする計画を立てる。従業員に犯行をやらせ、店を畳んで逃げると。…
今日のドライブ、理玖を母親に合わせ安心させるため福島の実家まで行く。一応安心させてから、理玖たち未成年者をレイプの実行犯にさせ逮捕させる段取りなのだ。理玖が裏切ったら、母親と妹を風俗に売るつもりらしい。…
第12話 メンコンカフェ編 ③
今日の土曜日、理玖の母親は来なかった。先日、顔を見て安心したのだろう。
浮気調査中の掛矢、れいらから電話。「アツキへのストーカー行為をしていないか?」すっかり足を洗ったと応える掛矢、れいらから飲もうと。目的は理玖の働くメンコンカフェへ行くためのボディーガード。
理玖を心配しているれいら、他の客に迷惑がかからないように店を貸し切りで予約した。塚本が罠を仕掛けているとは知らなかった。
塚本が理玖をリーダー役にしてレイプしろと指示を出す。お前らが捕まっても少年院からすぐに出られる。出所後は身請けして仕事を斡旋すると。…隣のビルの事務所で監視していると言って去って行った。
怯える少年たち、塚本に逆らったら酷い目に合うことを知っていたから。…れいながドアを開けると棒を持った少年たちが殴りかかって来た。…
第13話 メンコンカフェ編 ④
「久後先生、後ろ!」掛矢の声で身をかわしたれいな、理玖を腰投げで仕留めた。誰の命令だと問い質すれいら、監視カメラを見ている塚本と岩田。岩田がヤバい書類の処分を始める。
掛矢が、飲酒・売春・薬物など悪い噂が絶えない店だとれいらに説明する。
れいらが少年たちの代理人を引き受けると口にすると。…塚本と岩田が入って来た。少年たちの無礼を謝る塚本、慰謝料は支払うと言うが。…れいらのしているプロボノ活動が気に入らない塚本、開き直る。
第14話 メンコンカフェ編 ⑤
れいらの母親は殺人犯で、れいらはそれを手伝っていた犯罪者だと暴露する。気不味い表情になる掛矢だが、笑顔で話し始めるれいら。
「自分が11歳のとき母親の命令で義父を絞め殺したの。学校にも行けず監禁されていたから、懐かしいなぁ~…だってママの命令が絶対で、逆らえなかったから。…」
後でやりたくないことをさせられ、自分のしたことを後悔したから、「自分が正しくないと思ったことには従わない」と決めたと笑う。
「今は弁護士になれたから、手伝ってあげられることあるよ!」れいらの話に泣き出す理玖、「地元に帰りたいです」。他の少年たちもここから出たいと声を上げた。
完全に負けた塚本、れいらの弁護方針に従うことを約束する。逃げ隠れもしないと。…
第15話 メンコンカフェ編 ⑥
店を出る塚本と岩田。突然、岩田に胸ぐらを掴まれ慌てる塚本。岩田のシャツのポケットに入っているスマホがスピーカー状態、「今すぐ連れて行きます。」…庄屋のところだ。
自分への侮辱とれいらをレイプしようとしたことに激怒、悪魔の形相で迫る庄屋。
歯をペンチで抜かれ、ボコボコに殴られ、顔をコンクリートの壁に擦り付けられ、割り箸で片目を刺され、ヘロイン漬けにされた塚本。天冠(幽霊の頭についている三角の白い布のこと)を巻いて、路上に捨てられた。
天冠が巻いてあると、事件にならない、犯人が挙げられないらしい。五十嵐のときもそうだった!なぜなのか?
福島の実家に帰ることになった理玖、母親とれいなに挨拶に来ていた。「捨てるに捨てられない思い出の品」友達にもらったブレスレットを差し出した。
塚本が重症で病院に搬送され、岩田が消息不明になったとれいらに報告する掛矢。「半グレ通しの抗争だろうが、注意してください」と。…
3巻
第16話 ソープ嬢救出編 ①
塚本の件は、岩田の部下・山崎(やまざき)が自首した。塚本も犯人だと認めた。…天冠を巻いて死んだ五十嵐は、捜査せずに自殺として処理されたが。今回は警察が天冠を確認したが、捜査を始めた。
天冠は単なる印ではないことがわかった庄屋「この街には確実に触ったら消される幽霊がおる」。オカルトとか都市伝説ではないと?…
以前れいなの世話になり歌舞伎町を出ていった凛(りん)が、また街に戻って来た。総合失調症の女子で、現在は柏木が経営するソープランド太平洋で働いている。
この店を担当している弁護士が真下(ましも)、両腕に入れ墨をしている半グレのような男である。凛が暴れ出し、店長・太田(おおた)が抑え込もうとしている所へ、真下がやって来た。太田の管理不行き届き、病気の薬を飲ませていなかったのだ。
真下に病気の薬を飲ませてもらう凛、ぶつけた額の手当もしてもらう。優しい真下に笑顔になるが、別の薬を見せる真下。ヤバい薬なのか?…
第17話 ソープ嬢救出編 ②
凛を心配しているれいな、お店に行って凛を指名すると。…指名が埋まっている。そして女性のお客様は利用できないと、店長の太田に断らる。名刺だけ渡してと置いて帰った。
そこへやって来た真下、凛には客をつけるなと太田に命令、奥の事務所に呼びつけた。
店の売上から150万円を横領、オンラインカジノに使っていたことがバレたのだ。太田は店からカネを横領して、各地を飛び回る常習犯だったのである。殴られ、ここから絶対に逃さないと脅される。
逃げ時を逸した太田、さっきれいなが置いていった名刺を思い出した。れいなに相談するのか?
偶然、凛と遭遇したれいら。お店の人がみんな優しくしてくれるから大丈夫だと言われる。そして、「私のこと他の弁護士に相談するな」と言われていると聴いて、嫌な予感を感じるのであった。…
第18話 ソープ嬢救出編 ③
太田から暴力を受けていると相談されたれいら、掛矢に話す。もともとが犯罪者のような男だから、信用しない方がいいと。…
れいらの狙いは、柏木と幽霊について聞き出すことだが。…柏木とも繋がっている掛矢、当然口を濁す。「ただの風俗店のオーナーです」。
天冠と幽霊と警察の関係を質問すると、「お答えできません。」掛矢は、どこまで知っているのか?「庄屋に聞いた方が早いと思いますよ」。…
喫茶店、真下と太田と3人で会うことになったれいら。太田はもう働けないと、その場から逃げようとする。真下「もう後戻りできねーぞ!」消されるのだろうか?…
柏木と掛矢、ビルの屋上から3人のやり取りを見ているが、あまり良く見えないようだ。
真下について聞く掛矢。「琴吹市監禁殺人事件」加害者夫婦の子どもで、この男も戸籍変更し改名し過去を消した、れいら同様、親が死刑囚だと。死刑囚を親に持つ弁護士同士が出会ってしまった。…恐ろしい数奇な運命が導き出されて行くのであろう。…
第19話 ソープ嬢救出編 ④
太田のケガと横領の件。太田が真下に暴力を受けたときの状況が録音されている。医師の診断書がある。防犯カメラの映像がある。この3点を警察と弁護士会に提出された場合、真下は今後弁護士として活動は無理、加害者として逮捕される。
れいらの言うことに従わざるを得ない状況に追い込まれた真下、示談することで合意した。
倉重凛の総合失調症の件。生活保護を申請して入院させるのが適切だと言うれいら。これに対し、路上生活者として新宿に戻って来た凛を、オーナー柏木と2人で通院させながら面倒を見ているし、暴力などふるっていないと主張する真下。平行線をたどる。
凛は、突然暴れ出したり自分で何をしているかわからなくなる病気。この病気のため、柏木たちに迷惑をかけ過去に損失を与えたようだ。
凛が世間に出られた場合、不利益を被る柏木と真下。だから凛をつなぎ留めておく必要性があるようだ。…
第20話 ソープ嬢救出編 ⑤
倉重凛を保護したいれいなは、売春防止法違反で訴えると真下に伝えると。依頼人が望んでいないことだから弁護士倫理違反だと応戦する真下。
凛の件は、オーナー柏木と話し合う必要があるので結論は持ち越しとなった。太田は退職させ、横領したお金を返済することで合意した。
話し合いを終え街に出るれいなと太田、れいなに礼を言うと一目散に走り出す。逃げる準備をしていたようだが、途中柏木たちに捕まった。
ビルの屋上で3人のやり取りを見ながら話をしている柏木と掛矢。凛が事務所から預かりモノを外へ持ち出し、そのモノは戻って来ていないと話す柏木。
「歌舞伎町の幽霊」からの預かりモノだと。掛矢に街の監視カメラの映像を遡って凛の動向を追えと命令するが。…
無断で外出した凛、トーアビルの屋上かられいなに電話する。連絡が来て喜ぶれいなに、「もう会えないから電話した」と言われ何処にいるかと聞くが。
一緒にいる人がいるから大丈夫だと応える。誰?と聞かれ「歌舞伎町の幽霊」さん…自殺に見せかけ殺されるのか?…
第21話 ソープ嬢救出編 ⑥
三角の白い布(天冠)を首に巻いてもらったと喜んでいる凛。この街で暮らすことが好きだと。必死に否定するれいな、ちゃんと病気の治療をして他の街で暮らす方が安全だと。…
店に戻り凛がいないことに気づいた真下も、慌てて街に出る。
雨が降り出し雷が鳴り出す。眠くなったという凛、れいなに幸せになってと言い残し、ビルの屋上から落下した。…
「歌舞伎町の幽霊」の正体は?彼の狙いはいったい何なのか?…
第22話 ソープ嬢救出編 ⑦
凛はビルの屋上から落下して死んだ。警察官が駆けつける。そこへ、れいなと真下も。れいながプロボノで余計なことをするから、凛は死んだと激怒している真下。れいなの胸ぐらを掴む。
そして掛矢が、柏木の使いで真下を呼びに来た。柏木と飲食店で、涙をこぼす真下。彼は本気で凛を心配していたのか?…
胸ぐらを掴まれブラウスのボタンの外れたれいなに、優しく上着をかける掛矢。庄屋の店で、辛い胸の内を話し出すれいな。…そして「歌舞伎町の幽霊」はいるの?知ってもどうにもならないと言う掛矢。
どうしても知りたいなら、れいながいつも持ち歩いている鞄を10分だけ貸してくださいと。れいなの鞄には、プロボノでもらった数々の思い出の品が入っている。その中に何か秘密があることを掛矢は知っている。
「歌舞伎町の幽霊」と取引をするのか?…
10分後もし戻らなければ、庄屋を呼ぶようにと言って店外に出た掛矢。…戻って来ない。庄屋を呼ぶれいな、ヤクザとの商談をすっぽかしてやって来た。
掛矢は「歌舞伎町の幽霊」に殺されたのか?…
4巻
第23話 貧困ビジネス編 ①
店を出た掛矢、柏木に電話する。凛が持ち出した「歌舞伎町の幽霊」からの預りモノは、れいなの鞄に入っていると思われると。時間は5分だけ、すぐ落ち合う約束をする。
落ち合い場所に向かう掛矢、路地で金属バッドで殴られ気絶、鞄を奪われた。庄屋が発見、一旦病院へ入院させた。掛矢の勝手な行動に腸が煮えくり返っている庄屋、応え次第では命がないと脅す。
一方の柏木も、暴漢に襲われケガをした。真下に手当をしてもらい、れいなは「平佐多市保険金連続殺人事件」の加害者家族、死刑囚の娘だと教える。
掛矢と柏木を襲ったのは3人組の男たち、本業は貧困ビジネス。昨日は誰かから闇バイトとして雇われたのだ。奪った鞄からネックレスをチョロマカシた誠一。ヤバい!「歌舞伎町の幽霊」からの預りモノか?…
第24話 貧困ビジネス編 ②
掛矢と柏木を襲った誠一・勇二・三也の3人兄弟。生活困窮者に生活保護を受給させ、兄弟が所有するボロアパートに住ませ、生活保護法定限度の家賃に高額な管理費を上乗せして徴収している。
僅かなおカネしか残らない入居者は、食べることもままならないのだ。
法律的な知識が豊富な勇二(ゆうじ)がビジネスを計画、三也(みつや)が生活困窮者に声掛けする実行役、誠一(せいいち)がゴネられたときの用心棒的な役割になっている。歌舞伎町にも進出したいと口に出した三也に誠一が釘を刺す。「歌舞伎町にはもう近づくな!」
病院、れいなが出かけた。庄屋かられいなの鞄と柏木の繋がりを問われた掛矢だが、事実は知らないようだ。ただそこに「歌舞伎町の幽霊」が絡んでいるのは間違いない。
鞄を奪われたことに責任を感じている掛矢、命を懸けて必ず取り戻すとベッドで土下座する。庄屋にも協力を要請する。掛矢を信じてイイのか?…
れいなが戻って来て、何を話していたと聞かれ困惑する二人の男たち。…まだ「歌舞伎町の幽霊」の姿は見えて来ない。…
第25話 貧困ビジネス編 ③
2年前、正体不明の半グレ集団が指定暴力団の組長を殺し天冠を巻いて路上に捨てた。その事件を追った多くの人間が殺されたり失踪したことから、触れてはいけないタブーの存在を「歌舞伎町の幽霊」と呼ばれるようになった。
ただの都市伝説だったが。…歌舞伎町の利権の流れが変わり争いも激化、幽霊肯定派と否定派に別れるようになった。
柏木は真下に真実を教えた。凛が店から持ち出したのは「歌舞伎町の幽霊」に関係するモノで、思い出の品としてれいなが鞄に入れていた。掛矢が持ち出したその鞄が盗まれた。…「久語のグループに合流して、アイツラと一緒に鞄を追え!」柏木の意外な言葉に驚く真下であった。
盗んだ犯人は誠一・勇二・三也の鯨井3兄弟で、闇バイトの雇い主は不明、鞄は今どこにあるのか?…
3人兄弟から、ボロアパートに押し込まれている一人の中年男。意を決して、シャバへ逃げる。鯨井3兄弟からどうやって逃れるのか?…
第26話 貧困ビジネス編 ④
中年男は行く宛もなく、アリガネを持って通勤しなれていた新宿にやって来た。
肩がぶつかったと半グレ風の男二人にイチャモンをつけられる。慰謝料を払えと脅している男はカツアゲ屋のマミヤ。そこを通りかかったれいな、弁護士だと名乗るとマミヤはギャル弁だと知っていた。れいなに巻き上げたカネを返すと、すぐ逃げた。
中年男を追うれいな、ビルの屋上へ。自殺しようとしている男に、おカネを取り返して来たと必死に話しかける。「ボランティアで弁護士をしている!」「お願いだから死なないで」…男の背後から抱きつく。
涙を流す男、事情を話し出す。リストラされた後、職に就けず、ある社団法人からの勧めで生活保護を受けるようになり身分証を返してもらえない。だからバイトさえ出来ないと。…
男の名前は岡部 正夫(おかべ まさお)。交渉して身分証を返してもらうと明るく力強く話すれいな。自分の鞄の場所へ、一歩近づいたようだが。…
第27話 貧困ビジネス編 ⑤
鯨井3兄弟のアジトへやって来たれいな。アジトの前から、岡部正夫の身分証とカードを返却してくれるように電話する。管理している次男の勇二が不在だと告げられたが、一応中に通された。
誠一が身に付けているネックレスを見て思い出したれいな、自分の鞄にしまっていたモノだと。今日はこのまま新宿に引き返し、掛矢に会うことにした。
鯨井3兄弟までたどり着いたことを話すと驚く掛矢。彼も防犯カメラの映像からここまでは簡単にたどりついていた。「何か偶然がおかしい…」罠の予感がする掛矢、庄屋を呼んで作戦会議を開くことにする。…
第28話 貧困ビジネス編 ⑥
「掛矢からの説明」
貧困家庭で育った鯨井3兄弟は、もともと八王子近郊のヤンキーだったが。…次男だけは優秀で、特待生で高校を卒業して宅建を取得、兄弟で貧困ビジネスを始めた。
闇バイトで歌舞伎町にやって来た鯨井3兄弟だが、なぜか凛と接触している。凛が「歌舞伎町の幽霊」の預かりモノを店外に持ち出したことを知っているらしい。そして、れいなの鞄を奪った。
鞄の中身について聞かれたれいな、凛からもらったモノは教えない。…
まず、次男と交渉して岡部の身分証を返してもらう。そこから、長男・誠一がチョロマカシたネックレスを追求、鞄と「歌舞伎町の幽霊」の行方を追うらしいが。…
第29話 歌舞伎町包囲戦編 ①
岡部と一緒に鯨井3兄弟のアジトへやって来たれいな。ただの倉庫だと驚く岡部、外で待つことになった。
スーツ姿の次男・勇二、れいなの申し出をすぐに受け入れた。「貧困ビジネスをしているのでは?」笑顔で突っ込まれたが、「自分たちも貧困だったからそんなことはしない」真面目に応える勇二であった。
シャッターを開け外に出たれいな、シャッターの隙間に布を挟み開かないようにした。シャッターが開かないと慌てる鯨井3兄弟、実は昨日から中に掛矢が侵入している。
広い倉庫内、長男・誠一が掛矢の絞め技に捕まり身動きを封じられ、鞄から盗んだネックレスを回収された。シャッターが開かないことでパニックに陥っている勇二と三男・三也、縛られ口を塞がれた誠一を発見、さらにビビる。
そこへ2階の入口から、れいなが現れる。「鯨井さんが歌舞伎町でやったこと、知ってるよ。」…鯨井3兄弟は、事件の真相と鞄の行方を吐くのだろうか?…
第30話 歌舞伎町包囲戦編 ②
ビビる勇二、バイトしたことをかなり後悔している。凛を殺した容疑者だと思われている。そして「歌舞伎町の幽霊」を名乗れとも。…
圧をかけるれいな、外で待たしていた岡部に掛矢が指示を出す「シャッターを叩け」と。その音にさらにビビる勇二、土下座して謝罪する。
すべての責任をとるから兄と弟を解放てくれと。了承したれいな、二人の解放を掛矢に指示、勇二はバイトの指示役と会うために歌舞伎町に向かった。
歌舞伎町では、勇二に張り付けと庄屋からの命令が!歌舞伎町に厳戒態勢を敷いた庄屋、50名体制で勇二を追う。…
5巻
第31話 歌舞伎町包囲戦編 ③
勇二はれいなの鞄から盗んだネックレスを、歌舞伎町2丁目のコインロッカーに入れた。ネックレスは事前に掛矢が偽物とすり替えておいた。
ツケられていることに気づき始めた勇二。路地の影から「お兄さん」若い男に声をかけられる。抜け道を教えると言われ付いて行く。
若い男に追手を撒いたから大丈夫だと言われ、男の前を歩く勇二。男がナイフを出して後ろから追う。その現場を見つけた庄屋、若い男の頭を掴み壁に叩きつけた。
勇二に味方だと説明する庄屋、「歌舞伎町の幽霊」の尻尾を掴んだか?…
第32話 歌舞伎町包囲戦編 ④
若い男が落としたナイフを拾い、また逃げ出す勇二。岩田たちが追いかける。逃げる勇二を見つけたれいな、岩田たちと合流する。
狭い路地に入った勇二、怖くて怯えている。そこへ一人で向かうれいな、味方だからと言うが。…ナイフを持ってれいなに突進、右肩に突き刺さる。
「アタシ人とした約束は絶対に守るの」勇二に微笑むれいな、大丈夫そうだが?…
第33話 歌舞伎町包囲戦編 ⑤
庄屋にボコボコに殴られる若い男、やっと口を開いた。れいなの鞄は、反幽霊派に奪われ歌舞伎町を転々としている。争奪戦が始まったと。そして催涙スプレーを庄屋にかけて静かに去って行った。
刺されたれいら、勇二を八王子の倉庫に届ける責任があると。岩田の上着を借りて傷口を隠しながら、電車に乗った。
大丈夫だと笑っているれいら、出血が酷く八王子の駅で動けなくなった。勇二に背負ってもらい倉庫まで辿り着き、掛矢が救急車を呼んだ。大丈夫か?…
取り返しのつかない状況になったことを後悔している勇二。貧困ビジネスはもうやめると兄弟に伝え泣き崩れた。…
第34話 歌舞伎町包囲戦編 ⑥
病院で目覚めたれいな、目の前には柏木が座っている。初対面なので、驚いて身構える。
れいなの鞄を探すのに協力を申し出る柏木。凛が店から持ち出しれいなに渡した熊のキーフォルダー、見つかり次第返して欲しいと。…これがないと、柏木はヤバいらしい。
庄屋の素性について柏木から話を聞いたれいな。病院にやって来た庄屋に、これまで協力してくれたお礼を述べた「これまで、ありがとう」。そして今後、私には関わるなと強い口調で。…庄屋の過去に何があったのか?
※庄屋は病院経営者の息子で、小学校のとき中学生から虐められていた。それをいつも助けてくれたのが、真紀(まき)という美しい女性で、庄屋は恩を感じていた。…彼女に恋をした庄屋、どうやら彼女の面影をれいなにダブらせているらしい。…
素直に受け入れる庄屋、柏木と一緒に病室を出て行った。今後は真下が庄屋に代わり協力することになった。…
第35話 新興宗教編 ①
れいなの鞄が奪われまだ見つからないが。…れいなのプロフ帳を持っている女の子・ユーキをトー横で見つけた。鞄を持って逃げた奴が落としたと思われる。
ユーキは夜になると母親が迎えに来るので、家出少女ではないらしい。今回は、母親に問題があるようだ。…
ユーキの母親は、日中ある雑居ビルの一室に入り浸っている。どうやら宗教団体の施設らしい。れいなは潜入するため、真下を悩める兄に仕立て部屋のドアを叩いた。…
第36話 新興宗教編 ②
真下は超小型カメラを付け、柏木と掛矢がスマホで映像を見ている。
映像から、教祖は新大久保の闇病院で働く看護師だと柏木は言う。具合の悪いふりをする真下、神の水だと聖水を渡され飲み干した。宗教団体への潜入は成功した。
トー横で母親を待っているユーキ、大声で話しかけないと反応しない。だんだん耳が聞こえなくなって来ている。…
第37話 新興宗教編 ③
れいなと真下は、世の中から閉鎖された環境で育てられ弁護士になった。頭脳明晰で喋り上手だが、一般的な社会常識に欠如していると見ている柏木。トー横にいる世間知らずのガキと同じ、だから危なっかしいと思っている。
歌舞伎町のホームレスから身を立て直し生きて来た柏木、昔から歌舞伎町の情報には精通している。反社ではないが、至るところに顔が効く。
闇病院の院長に会い、教祖の画像を見せたところ、薬剤を盗んで逃げた看護師だとわかった。あの教祖はユーキの母親だとも断定した。…
第38話 新興宗教編 ④
ユーキは病院で診察すると、やはり難聴であった。彼女の病気のためにも、まず教祖を名乗る母親を立て直すのが先決だと考えたれいらたち。宗教団体の施設へ向かう。
教祖の名前は、志津田 美佳子(しつだ みかこ)、看護師。盗んだ薬剤を歌舞伎町で売りさばいていた。病院の院長は罪に問いたいのだが、それだけは避けたいれいら、ユーキのためにもママを守ると約束する。…次回、最終回!
最終話
「れいなと真下」
ユーキの難聴は快方に向い、母親・志津田は警察で取り調べを受けている。プロフ帳をユーキに取られたれいな、最初は本気で取り返そうとしたが。…ユーキがプロフ帳でみんなと楽しく遊ぶ姿が嬉しくなり、諦めることにした。
凛のことで争った真下、れいなに悪かったと謝罪。よく頑張っているとエールを送られたれいな、思わず涙が溢れて来た。柏木もれいな側についた。
「庄屋」
庄屋は、歌舞伎町の裏路地であった幽霊派と思われる若い男のところを訪ねた。どうやら、この男と組むつもりらしい。
入会試験だと、この男の腹心を殺せと命じられる庄屋。慌てる男、実は潜入捜査官。後始末は「歌舞伎町の幽霊」がしてくれるようだ。
「歌舞伎町の幽霊」が最も恐れているのが、れいなが所属する彼方(おちかた)総合法律事務所の女所長らしい。…第1部 完。あやふやな形で終了したが、第2部ではこれまでの対立の構図が変わるようである。…
- タイトル:【ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー】
- 作者:ヨウイチ(よういち)
- 掲載雑誌:コミックDAYS
- 発行元:講談社
- 配信開始日:2024年1月
歌舞伎町のアングラを舞台に繰り広げられる、ギャル弁護士れいらと反社勢力の悪との闘い。プロボノ活動で居場所がない人助ける。
報酬として「捨てるに捨てられない思い出の品」を譲り受ける。ピンヒールにキャップ・金髪のキレイなお姉さんが弱気を助け悪をくじくリーガルサスペンス。
【ポイント】
「警察に行くか?示談するか?」悪者に対し二者択一で攻める弁護士の凄さが見どころ。
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