【朝食会】犯罪を憎み悪を葬る！復讐支援組織！おすすめ！完結

【朝食会】一覧表
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【朝食会】

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8巻 榊一家ママの死、三上からの復讐依頼

「第43話」
「榊一家ママ・榊 ヨシ江（さかき よしえ）の幼少時代」
昭和38年師走、ヨシ江8歳、父・榊 行夫（さかき ゆきお）43歳、母・榊 フサ江（さかき ふさえ）38歳。シベリア帰りの行夫は戦争で負傷して働けない。フサ江が家を売春宿に稼いでるが、目が見えずどうやら梅毒らしい。

近所の定食屋の女将に良くしてもらっているヨシ江、両親を思う気持ちは強いが、なんせおカネがない。たまにスリで稼ぐが、靴磨きで稼いだと両親には嘘をつく。

見るに見かねた女将は、孤児院を世話する。両親と離れたくないヨシ江であったが、仕方なく手放す行夫とフサ江であった。…今では、フサ江が最後に握ってくれたグチャグチャのおにぎりが忘れられないでいる。

加世子の部下の鶴巻、榊ヨシ江のことを調査中である。…尾藤の復讐にために。…

「第44話」
加世子は「ブレックファストクラブ」を立ち上げた。そこへホストに騙され200万の売掛を作られたという女性が依頼にやって来たが。…女性本人に問題があると断った。

毎月28日は、尾藤の命日。加世子が墓参り行くと、三上も来ていた。結婚して家庭を持ち、朝食会は辞めたと。それから、亡くなった父親の話を始める。霞が関の役人だった父親は、女性局長の不正を見つけた。ホストクラブに公金を使っていたのだ。

問い詰めると、圧倒的なパワハラで仕事を干された父親だが。…マスコミにリーク出来る資料を用意していた矢先、ビルの屋上から飛び降りて自殺と断定された。酒を飲めない父が大量の酒を飲んで。…

自殺でも事故死でもない、殺されたと言う三上。その後、政界に進出した女性局長の名は、国木 八重子（くにき やえこ）、現役で大臣のポストについている。朝食会でも手出し出来ない大物らしい。

またホスト？気になる加世子、ホストのことを三上に聞いてみる。国木の情報収集で潜り込んだことのある三上。奴らは客同士の嫉妬心を煽り、カネの払えない女を食い物にしていると。…

「第45話」
「女性のために…」をモットーにしている国木だが、実はホストを使い弱者（貧困）ビジネスをしている親玉なのだ。

公園の多目的トイレ、未成年と思われる女性と性交している男。出てきた所を榊ヨシ江と奈緒子に撮影される。削除しろと迫る女に、ずーっと出て来ないから漏らしたと泣きそうになる車椅子のヨシ江。誠意を見せろと凄むと、あり金を置いて女は走り去る。

もっと誠意をと要求された男は、家に連れて行きヨシ江を着替えさせ夕食をご馳走する。この男、区役所の生活福祉課に勤務する村井 賢太（むらい けんた）。他人を食い物に寄生して生きて来た榊一家の罠にハメられたのである。

榊家を見張っている鶴巻、二人が帰って来たので拉致しようとすると。…ガタイのいい男とすれ違いざまぶつかり、諦めた。この男も榊ヨシ江を狙っているようだ。…

翌日、国木の無料相談会に顔を出す加世子。そこにはホストのことを相談に来た女・ジュンが、眼帯をしてケガをしている。取り立てで殴られ、下半身にも焼きを入れられた。さらに村井賢太と性交していた未成年の女・ののもいた。…

「第46話」
VIP席を貸し切り、ホストたちに激を飛ばす国木、No.1ホスト・悠雅（ゆうが）に甘えながら。ホストが儲かれば弱者が増えて、自分も儲かるからだ。

夜の歌舞伎町、相談会で出会ったホスト狂いのジュンとのの。国木の補佐をしていた女・清水 公香（しみず きみか）から声をかけられ、生活保護の申請を無料で代行するとそそのかされる。NPO法人の代表だ。

区役所の生活福祉課に榊ヨシ江と奈緒子がやって来た。高級な着物に高価な指輪を身に着け、ビビる村井。先日撮影された画像を見せられ、毎日来ると脅される。ヨシ江は、家族6人分の生活保護申請を認めさせるつもりだ。

帰り道、途中で車を降りると言い出すヨシ江。行きたいところがあるらしい。「向こうの家」、母・フサ江の家か？そこからタクシーに乗り換えたヨシ江、ついに悪運尽きた。…

「第47話」
翌日、静岡県でクレーンに吊るされた女性の死体が発見された。鶴巻からヨシ江だと断言された加世子、動揺して悔しがる。尾藤を不自由な身体にした榊一家全員を抹殺することが、尾藤への供養だと信じているからだ。

鶴巻がすぐに清掃員に扮して榊家に潜入すると、ヨシ江が殺されたことをまだ知らないでいる。ヨシ江を殺した男は新たな敵になるのか？…

「ブレックファストクラブ」へ三上が訪ねて来た。国木八重子への復讐代行を依頼したいと。朝食会でも手を出せなかった相手だが。…

子供が生まれる前に清算したい気持ちからだ。尾藤の二の舞いにならぬと良いが。…条件付きで引き受けた加世子、三上をホストとして潜入させるつもりだ。

区役所の村井、今日は清水がジュンを連れて生活保護の申請にやって来た。政治家の息のかかった弱者ビジネスの女狐と呼ばれている。

ホストクラブと話をつけると、通帳とカードを没収されたジュン。シェルターだとタコ部屋のようなアパートに放り込まれた。…

「第48話」
悠雅のホストクラブに新人の如月 スメラ（きさらぎ すめら）として入店した三上。悠雅からヘルプを命じられる。どうやら、最初から目をつけられているらしい？…

タコ部屋で一番まともな22歳の女性が、ジュンをベランダに呼んで教えた。シェルターは盗聴器が仕掛けられ、室内の会話はすべて筒抜け。迂闊なことを口にすると、リンチされ薬漬けにされ廃人にされる。…実行犯は、シェルターの元住人だと。

ホストで借金漬け、生活保護でカネを巻き上げられ、死ぬまで国木と清水のために働く負の連鎖が続く。ついに加世子が立ち上がった！…

9巻 加世子が仕掛ける！国木VS榊

「第49話」
悠雅のホストクラブに、国木が鼻息荒く興奮してやって来た。まるで発情している豚だ。また悠雅を国木に盗られた娘（ののちゃん）の所へ、悠雅の指示で如月スメラ（三上）がやって来た。

この娘、友達のジュンが国木に相談して生活保護を受けるようになり、それから連絡がつかないと心配していると話す。如月「おまえの敵を誰かが倒してくれるっていったら、どうする？」唐突な質問に驚く娘、興味津々目を輝かせる。

閉店後、加世子とすれ違う如月、メールで次の作戦を指示された。読んだらすぐ消去しろと、捕まったら足が付くからだ。

榊家に呼ばれている区役所の村井。プロレスごっこを見せつけられ、わざとケガをさせられた三人。明日生活保護の申請に行くと脅される。

「第50話」
ののちゃんは、如月の指示通り国木の無料相談会に行き相談するが。…どうやら、清水に面が割れているようだ。

清水が付き添い生活保護申請に連れて行かれると。…村井が驚く！公園の多目的トイレで買った女の子なのだ。榊家とパパ活で自滅寸前だ。

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悠雅に目をつけられている如月、わざと拉致されるが。予定が狂う、脱出用に隠していたカッターなどすべて押収さてしまう。

「第51話」
焼肉パーティーだと如月をアイロンで焼こうとしている女チエ。そこへ姉貴分が帰って来て「勝手なことするな」とドヤされる。如月に正体を吐かせたいが、逆にイケメン如月に翻弄され大人しくなる。

区役所の村井は、怖くて吐きそうになり窓口から逃げ早退した。通用口ではののちゃんが待っているではないか。ファミレスへ連れて行きおカネで示談しようとするが拒否される。

国木と清水の悪事のことを言われ驚く村井、協力しないとパパ活のこと区役所にバラすと脅され、もう八方塞がりだ。帰り道、頭を抱えているところに現れる加世子、囁く「国木に榊をけしかけてみたら」…蛇の道は蛇だと作戦を授けた。…

「第52話」「第53話」「第54話」
村井は、妻に危ないトラブルに巻き込まれたと事情を話し、まず家族を実家に返した。あいつらをどうやって引き合わせるのか？…

夜間、榊家を訪ねる村井。国木と清水が生活保護費を30人分以上せしめている現状を話す。「だったら三人分ぐらいすぐ出せ」と凄む奈緒子、だったらもっと取れると確信、村井にプロレスで痛めつけようとするが。…

突然、「最近、ママの姿が見えない…」と村井に言われ、ハッとする奈緒子。榊家は大久保公園を縄張りに詐欺や恐喝をしており、国木も大久保公園で頻繁に演説している。榊一家ママは国木によって拉致されたと結びつけたのだ。

如月が拉致されている事務所、隣の部屋からドンドンと暴れている音が聞こえる。隣の部屋が生活保護者のタコ部屋なのだ。静かにさせるため隣の部屋へ行くチエ、戻ると如月がロープを解こうとしている。…

ナイフで如月を制圧しようとするが、逆に脚をすくわれナイフを突きつけられるチエ。そこへ姉貴分がののちゃんを拉致して戻って来たのだ。ホストクラブで清水に見つかったのだ。

双方で人質を持ったことになるが。…チエは人質の価値などないと切り捨てる清水と姉貴分たち。吐けと迫られる如月だが。…さっきの言葉に怒るチエ、寝返ったのだ。如月も必ず守ると約束する。

チエは窓を破り隣の部屋へ突入して、女たちを逃がす。「女は殴りたくはないが…」と前置きしながら、本気モードの如月。あっという間に敵を倒した。

表では、悠雅のホストクラブの連中が待ち伏せしているが。…加世子と鶴巻が対応、「警察呼ばれたら、国会議員の先生、困るでしょ！」

そして、離れた駐車場では、悠雅と国木が車内で交わっている。…そこへ現れた奈緒子と華代、榊が国木に仕掛ける！…いよいよ共食いが始まる！…

10巻 三上死す！榊一家皆殺し！

「第55話」
生活保護者のタコ部屋で監禁されていた女たちが、警察に保護された。主犯格の国木は、榊一家の奈緒子と華代に拉致され拷問されている。母親・ヨシ江の居場所を教えろと。悠雅は顔面をボコボコにされ、路上でのたれ死んだらしい。

足の爪を剥がれても喋ろうとしない国木に苛立ち始める奈緒子と華代だが。…国木は、最初からヨシ江とは無関係であり、知るはずもないのである。

そこへ、榊一家と国木を一網打尽にしようと、鶴巻と三上が業者に成りすましインターフォンを押す。ホスト如月としての三上の顔を知る国木、助けを求める。鶴巻と三上が強引に突入、国木だけを確保、奈緒子と華代には逃げられた。

「第56話」「第57話」
逃げられることも想定していた加世子。榊一家は、生活保護受給で区役所の村井の所へ必ず行くと。…

確保した国木は、三上に一任された。「ブレックファストクラブ」は、依頼者本人が復讐するという規則だからだ。ビルの屋上でビールを煽る三上。恨みを込め、父が国木に殺されたと同じ様に、自殺に見せかけ飛び降りさせたのである。

三上は子供の頃イジメられていたが、武道を習い強くなる。…父親から、復讐なんて虚しいと教えられていたのだが。…実行すると涙が止めどなく溢れ出るのであった。

虚しい気持ちで路上を歩いていると。…背中から男がぶつかって来る。刺されたと感じた三上、振り返ると悠雅の子飼いのホスト・夜神か？醜い顔だ。三上に潰された顔は、整形しても戻らなかったのだ。

三上が裏で糸を引いていたのを知っていた夜神。ナイフで何度も何度も三上を突き刺した。…三上、必死に家に帰ろうと路上を這いずり回るが息絶えてしまう。

翌日、尾藤と同じ道を辿ることになってしまった三上の死を知った加世子。悲しみをこらえながら、もう復讐代行は辞めようと。…

「第58話」
国木の事件を知った村井。加世子が追い込んだのかと思いながら。…毎日 区役所に来て居座る奈緒子と華代を恐れていると。…SNSで加世子から指示が「榊一家の会話を録音して…」。

窓口の村井の録音、…榊哲と榊葉介から奈緒子への電話「復讐代行がいるらしい。発信源は小学校の女の子」…復讐代行が母親・ヨシ江を拉致したと断定した奈緒子は、女の子を探すために現地に向かう。

カップルが殺害された「静岡カップル事件」の仕事を請け負っている「ブレックファストクラブ」。二人目の犯人の決行の日、「もう解散する」と鶴巻に伝える加世子。三上の死で耐えられなくなったのだが。…

鶴巻、そんな加世子を擁護する。「ブレックファストクラブ」最初の依頼人は加世子なのだ。相手は、加世子を拉致監禁・レイプした男への復讐。その男は鶴巻の父であり、鶴巻自身が拉致した。被害者が加害者に制裁を加え、理不尽な世の中でちゃんと筋を通したと。…

俯いたままの加世子に檄を飛ばす！「事件を解決してからにしましょう。」…

「第59話」
鶴巻と現場へ向かうと。…同業者と思われる二人組の男とバッティングすることになる。榊ヨシ江を処刑した男たちだ。尾藤の願いを叶えられなかった加世子。今度は横取りさせないと、男たちを依頼人の下へ連れて行く。

その車中、榊に拘る（こだわる）理由を知りたい鶴巻。「自分の父は、加世子に殺されず許されたのになぜ？」…尾藤が榊に拷問され、最終的に妻の仇をとって自爆したことを知らないのだ。加世子は何も語らなかった。…

被害女性の父は加世子に依頼、被害男性の母は二人組の男に依頼していたのだ。今回は加世子が譲ってもらうことになった。…

「第60話」
倉庫の中で張り付けにされている犯人。懲役を終えて出て来たばかりらしい。まず被害者の親にロープで絞めさせるが、窒息させたくないか加世子。鶴巻に猿轡（さるぐつわ）を外させると。…

「いちゃつくバカップルに制裁して悪いか！」犯罪を正当化する言動に、被害女性の父がキレた。「うちの娘を犯して殺したくせに！思い知れ！」犯人の口の中に電動ドリルをブチ込んだのである。

二人組の男の車にGPSを仕込んでおいた鶴巻。男たちの拠点を発見した。「カモメ古書店」（聞き覚えありませんか？）

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そこへ「やっほートラちゃんいるー？」元気に駆け込む小学生の女の子。奈緒子が探している娘だ。家は民宿をやっていて、そこへ榊華代と葉介が先陣で泊まりに来る…

鶴巻は女の子が危ないと加世子に忠告するが、一旦躊躇する。何も被害が出ていないからだ。事件のたびに、被害者とその家族、加害者から多くの苦労を背負って来た加世子。パートナー尾藤と三上の死、多くの朝食会会員の殉職、弱気になっているようだ。

鶴巻「被害に遭ってからでは遅いことを、自分が一番良く知っているだろう」。14年前、加世子が父親に拉致監禁されている場所で、彼女と遭った少年の鶴巻。自分も虐待されていたから、加世子を助けられなかったことに強い責任を感じている。

鶴巻の言葉で、加世子は遂に動き出す。…

「第61話」
榊、宿泊初日。父親が自殺に見せかけ殺された。決断が遅かったことを嘆く加世子、榊皆殺しを宣言する。そこへ二人組の男も現れる。「榊ヨシ江を処刑したのは俺達だから」と。…

その頃、家では母親と女の子が拘束され、「復讐屋のことを言え」と脅されている。

尾藤から依頼されている加世子も、引こうとしないが。…ゼブラ柄のパーカーを着た男「クズはクズ同士、決着をつけないとね」「悪人は悪人同士…」尾藤の言葉を思い出す。

「鴨ノ目（かものめ）くん、見せてちょうだい善人ではない人間のやり方を！」瞬殺！榊3人を蹴りで葬ったのである。残った榊2人は、加世子に拷問され葬られたのである。

「ブレックファストクラブ（BFC）」は継続、「朝食会」は復讐組織として存在することになるのである。続編があるのかな？…

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