親に虐待されていた友人が二人の子どもを残し自殺した。彼女の遺書で子ども頼まれた天根清子、人の心は読めるが空気が読めない変人心理学者。
正義感が強く優しすぎる性格で、孤独を好む。二人の子どもの保護者になった天根、「私はお母さんにあなたたちのことを頼まれたから、必ず二人を守ります。」
心理学では予想も出来ない子どもの行動に戸惑いながら、成長していく三人の新しい家族のおかしなファミリーストーリー。
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【ハコニワノイエ】
- タイトル:【ハコニワノイエ】
- 作者:小森 江莉(こもり えり)
- 掲載雑誌:BE・LOVE
- 発行元:講談社
- 配信開始日:2023年5月
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- 天根 清子(あまね きよこ)…筑都大学心理学センター准教授、人の心は読めるが空気が読めない。正直で優しい女性。
- 葵 奈津美(あおい なつみ)…天根の高校の唯一の友人、二人の子どもを残し自殺した。
- 葵 悠斗(あおい はると)…奈津美の息子14歳、中学生。
- 葵 凛音(あおい りおん)…奈津美の娘4歳、悠斗の妹。
- 朝比奈(あさひな)…悠斗の同級生の女子。
- 大宮(おおみや)…天音の同僚の男性教員。
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箱庭(はこにわ)は、浅い箱に土や砂を入れ、小さい橋・家・人形などを置き、木や草を植えたミニチュア。
1巻
「第1話 別れと出会い」
天根 清子(あまね きよこ)、筑都大学心理学センター准教授、人の心は読めるが空気が読めない。海外ドラマで言えばプロファイラー的存在、孤独を好み、自分だけの箱庭を大切にしている。
高校時代の友人から葬儀の案内状が届く。彼女が書いた遺書が添えられていた。
葬儀場、彼女の両親が「甘やかして育てたから自殺する弱い人間になった」。自分たちの娘の死を悲しむどころか、みっともないと発言。彼女が残した二人の孫に対しても、「お兄ちゃん悠斗(はると)くんが小さい凛音(りおん)ちゃんの面倒を見てね」。
これを聞いていた天根、怒り心頭。怒りを鎮めるためヘアゴムで手の甲を打ち付けていた。怒りが収まると、彼女の遺書で依頼を受け、二人の子どもを引き取りに来たことを告げる。この祖父母では無理と、そのまま自分の家に連れて帰る。
あなた方のお母さんは、高校時代唯一の友人だったと話す天根。彼女はあなた方の祖父母から虐待を受けていた、そして今あなたたちを虐待していると。
赤くなった手の甲を見せながら、「私は神経質で短気な人間です。…」明日になったら出て行くと言う兄の悠斗に、「葬儀場で妹を殴りたかったのですか?」本当のこと言われ怒る、天根の胸ぐらを掴むがすぐに離す。分別をわきまえているようだ。
我慢したのは偉かったと、悠斗に遺書を見せる。大声で泣き出す悠斗、「なぜ?誰も母さんを助けてくれなかったの!…」悠斗を優しく抱きしめ涙する。
本当は、臨床心理士になりたかった天根、正義感が強く優しすぎるから無理だ言われたことを思い出す。相手に向き合うあまり、一緒に潰されると。
遺書に返事を書いている天根、「…奈津美さん、あなたの宝物は、私が預かります。清子」そして燃やした。
「第2話 天国」
自分だけの箱庭に、新しく二人の子どもが入って来た。戸惑いを感じながら、新しい生活が始まる。
朝、身支度をしていると、プリンセスの髪型にしてと天根に駄々をこねる凜音。三人で生活用品を揃えるため、ショッピングモールに行くことにする。
悠斗には制服、凛音にはヘアゴムやリボンなどを買うために、人の多さに疲れる天根。突然、プイキュアが欲しいと騒ぎ出す凜音に驚く。
売り物じゃないからと嘘で妹をなだめる悠斗。「私は嘘をついたことがないの。どうしよう~」さっそく子育ての壁に突き当たる。真面目すぎるから本当のことしか言わず、空気が読めない変人扱いされている天根。
ちょっと目を話した隙きに、凜音が迷子になる。探すが見つからず、悠斗に聞くと「外の公園かも?母さんと三人でアイスをよく食べたから。…」
凜音は、寂しくなりお母さんを探していたのだ。
意を決した天根、本当のことを話し始める。「お母さんは死にました。もう会うことはできません。」
そして観覧車に乗る三人、天根「お母さんはもう戻ってきません。」泣き出す凜音「凜音がキライになったから、…お兄ちゃんも死んじゃう?」気丈に耐える悠斗。
「私はお母さんにあなたたちのことを頼まれたから、必ず二人を守ります。」もっと早く行ってくれたら、むせび泣く天根だった。
青く晴れ渡った空から、悠斗が通う中学校、凜音が行く保育園を指差す。プールもあると言うと泣き止む凜音。
4歳の子どもに、死は理解出来ないから、その都度彼女の感情と向き合うには、嘘が必要だと悟った天根。でも、不安で不安でどうしようもない。
翌朝、兄にプリンセスの髪型をねだる凜音に「私じゃダメ?」話しかける天根。「ちゃんと出来る?」半信半疑の凜音だったが、出来上がりに大満足である。
何とか見切り発車した三人の新しい家族。日々、奈津美の死と向き合いながら。…
「第3話 餃子クライシス」
研究室で、友人がなくなり二人の子どもを引き取ったとことを報告する天根。育児と研究のタスク管理シートを作る。
悠斗のリクエストで、今日の夕食は餃子。三人で買い物、手作りすることに。凜音の大好物、母の手作り餃子、鶏ひき肉を使うのがポイントらしい。
心理学と計算に基づいて細かい指示を出す天根、うるさいと思った悠斗だが。悪気はないと気づいた。
家に帰るときれいに片付いている。掃除・洗濯・炊飯、悠斗がしてくれていた。
三人で分業して作り始まった餃子パーティー、天根の考えている通りに進まない。子どものやること、遊びながらアクシデントやミスが付き物だとまだ知らないのだ。
イライラして来た天根、一人でやることにする。
凜音が泣いているの気づき、効率と出来栄えを優先して悪かったと、頭を下げて謝る天根。
あなた方のお母さんの餃子作りを台無しにした。「私は人と協力するのが得意ではありませんが、どうかもう一度協力していただけませんか。」
「各自一個ずつ作ればイイ、誰が作ったかわかって面白い」と、お母さんの話をする悠斗の案に決定。
無事出来上がり、みんな笑顔になる。子どもに敬語を使ったり、丁寧に話す天根、やはり優しい女性である。正直すぎるが故に悪気はないのである。
餃子パーティーの成功を生かして、家事も三人で分担することになった。
「第4話 悠斗の箱庭・前編」
悠斗と天根が新しい中学校に挨拶に行く。母親が亡くなり、子育ての経験がない知人の私が引き取ったと事情を説明する天根。
転校初日、挨拶する悠斗。転校の理由を聞かれ、親がアメリカに行くことになり知り合いの家に居候することになった、父は車のエンジニアだと嘘をつく。嘘をつくとき、左手で首を触る癖がある。
サッカーの部活に参加して、先生から「シュート決められたのに譲ったな、気遣いか?」「若いのに大変だな、…気の毒に…」先生たちはみんな事情を知ってるから、サポートすると言われ戸惑う悠斗である。
家に帰り学校での出来事を天根に話す悠斗、嘘をついたことを咎められると天根の頬にビンタする。嘘つくことも必要なだと強がるが、本当は何かに怯えているようだった。
雨の日傘を忘れた悠斗、同じクラスの女子・朝比奈の母親の車で送ってもらう。車中、母から子ども扱いされた朝比奈、「別にお母さんなんていなくても平気だし…」。
この言葉で思い出す。自分の誕生日に母が仕事だったため「お母さんなんていなくても平気だし…」不満を吐き出してしまった悠斗。「じゃあいなくなるね」と、言い残し家を出て行った母。…吐きそうになり、車を降りる。朝比奈が傘を貸してくれた。
家に帰りたくない悠斗、しばらく外で時間を潰してから帰る。もう夜の9時だ。当然、天根に怒られるが、雨宿りしていたと明るく笑顔をみせる。本当は、心に大きな闇を抱えているのだ。
翌日、学校から呼び出された天根。悠斗が借りていた朝比奈の傘を壊したと。…
母を死に追いやったことへの責任を感じている悠斗、嘘を付きながら明るく振舞うが、心は疲れ果てていく。…
2巻
「第5話 悠斗の箱庭・後編」
学内のカウンセリングを教師たちから勧められた天根、激怒する!「母親を亡くした可哀想な子供が問題を起こすと決めつけている。職務怠慢では?」
まして心理学の分野は天根の専門、傘のことは天根から聞いてみることにした。
黙っている悠斗の心を無理やり開かせようと、カフェから海まで連れ回す天根だが。閉じた心は開かずまた頭を抱える。
そして閃いたのがゲームセンター、悠斗の母・奈津美とよく遊んだことを思い出す。撃つは叩くは自分のストレスを発散させているのか?悠斗が笑いだし、一緒に参加する。最後にプリクラで落書き、すっかり心がほぐれた悠斗、真実を話し出す。
傘を外に置きっぱなしにしてコンビニに入った、多分風で飛ばされたんだろうと。だから弁償したいと天根に頼む悠斗、新しい傘を買ってもらう。翌日、朝比奈にちゃんと説明してゴメンと謝り新しい傘を渡した。
猫柄が可愛いと喜ぶ朝比奈、これでみんなの疑いが晴れたのである。
「第6話 小さな革新者」
凛音が保育園で捻挫、翌日は休むことになった。授業がある天根、大学に連れて行くことにした。講義室でお絵かきさせれば大人しくしていると考えたのである。
確かに凛音は大人しくしているのだが、逆に学生たちが可愛い可愛いと授業に集中出来ないようだ。
天根が子供を授業に連れて来たと聞いた荒木教授、言語道断だとブチギレる。天根を怒鳴りつける声が廊下まで響く。大宮先生が駆けつけ、午前中は授業がないからと凛音を預かってくれたが、凛音が駄々をこねる。教員室でも、荒木教授の暴力的な発言が問題になる。
午前中の授業が終わり、芝生の広場に出た天根たち。凛音からプリンセスの花冠をリクエストされる。凛音は四つ葉のクローバーを探す。そこを通りかかる荒木教授、相変わらずムッとした表情だ。
四つ葉のクローバーを見つけた凛音、荒木教授に「あげる」ニコッと満面の笑みになる。天根に花冠をつけてもらうと、可愛い~と盛り上がる。
少しだけ口元が緩む荒木教授に、さきほどの授業でのことを謝る天根。同時に大人気なかったと口にする荒木教授。凛音の可愛い笑顔が、みんなの仲を取り持ってくれたのである。
「第7話 愛の正体」
中学でサッカー部に所属することになった悠斗。今日は日曜日、天根と凛音も練習を見学に来た。
保護者会という子供たちをサポートする組織があることを初めて知った天根、初めて会合に参加する。
愛野という世話好きなお母さんが会を仕切っているらしい。自分で業務を決めて、他のお母さんたちに割り振っているが。各家族の都合などで、愛野の言う通りには出来ないお母さんもいる。天根の提案で、各お母さんの事情に合わせ業務を行うことになった。
練習試合の前日、天根のところに送迎車が1台足りないと連絡が。そこにいた大宮、僕が車を出しましょうと。昔サッカー部で母親が大変だったのを知っているから、協力すると言ってくれた。積極的な大宮に驚く他の教師たち、まさか変人・天根のことを?
試合が始まり、愛野の息子・圭介がレッドカードで退場させられる。興奮する愛野、静止する息子の言うことも聞かずに、グラウンドの審判に抗議する。向こうの子が何か言ったと。
一時試合はストップ、試合後に謝罪するように頼む天根に「あなたは母親じゃないから、自分の子供がいじめられて…」。保護者会でのことを快く思っていない愛野、仕返ししたつもりでいる。冷静な天根は、押し黙る。
すると悠斗、「本当の母親じゃないからって、清子さんのことを悪く言わないでください。」胸を打たれる天根であった。圭介も俺たちのことをわかっていないと助言するが、一生懸命に応援してくれる母親に感謝した。
母親の度が過ぎた愛情は、子供たちにとっては迷惑になること感じた愛野。大宮のフォローもあって、保護者会での過剰な業務を廃止、みんなで仲良く負担することになった。
天根との距離を縮めたい大宮、食事に誘う。天根「奢って欲しいのかな?」…
「第8話 選んだ家族」
大宮にデートに誘われたことを理解していない天根。世間知らずだと学生にイジられる。
そして、子供たちを連れて水族館へ行くことになった。大宮に懐く凛音、デートの意味を理解していない天根に呆れる悠斗であった。
楽しい時間が過ぎ、自分は人に好かれるような性格ではないと卑下する天根に提案する大宮「俺とお試しで家族になってみませんか?」。キョトンとしている天根に、「みんな血は繫がっていないけど家族でしょ」と、優しく話しかける。
天根さんは嘘をつかないから信頼できる優しい人だとも褒める大宮。だから大好きだと告白された天根、「私は人のことを怒らせてばかりだから、…家族になれるような人ではないし」…。
「でも大宮さんは、私に怒ったことがない優しい人だ…」照れるがどう表現して良いかわからなくて、両手で頬を覆う。
「実験してみましょ!」明るく微笑む大宮と家族になることにした天根、メモ帳で簡単な契約書を作ってみた。
笑顔になる天根を初めて見た悠斗、子供心に彼女の幸せを邪魔をしてはいけないと思う。そして一人で、児童養護施設へ向かうのであった。…
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- 作者:小森 江莉(こもり えり)
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