バラエティ番組「そこまで言って委員会NP」面白いですね(笑)
2022年2月13日放送で、なぜ進まない!?「車の自動運転」と題して、さまざまな討論が繰り広げられました。
ジャーナリストの須田慎一郎さんがテスラの工場を見学したとき、「GPS(GNSS)は、曇っているとき少し道外れるのが問題なんだって…」と発言。
完全自動運転実現には、GPS(GNSS)の正確さが求められています。
GPSの弱点
GPS発信機は屋外では有効ですが、屋内で電波が届きにくい場合があるのがGPSの弱点です。
GPSは地下駐車場・ビルの谷間・トンネルの中など携帯電波の圏外になる場所では、位置情報が取得できなかったり大きな誤差が出る場合があります。
また天候の影響も受けます。曇りや雨の日は空が雲で覆われるので、晴れた日より位置情報の誤差が大きくなります。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)は、米軍が軍事用に開発したGNSS(全球測位衛星システム)。
GNSS(全球測位衛星システム)とは、人工衛星を利用して自分が地球上のどこにいるのかを正確に割り出すシステム。
GNSS(全球測位衛星システム):ロシア版「GLONASS」、EU版「Galileo」、中国版「BeiDou」、インド版「Gagan」、日本版「みちびき」(準天頂衛星システム:QZSS)それぞれのサービスを提供しています。
「みちびき」に対応することで、都市部や山間地など測位信号が届きにくい場所や通信できない時間でも、将来的に正しい位置情報や時間を知ることができます。
「車の自動運転」について
SAE(Society of Automotive Engineers)が公表しているレベル0からレベル5までの6段階に分類されています。
- 自動運転レベル0…ドライバーがすべての動的な運転タスクを実行。
- 自動運転レベル1…運転支援技術が搭載された車。
- 自動運転レベル2…部分的に運転が自動化された車両。
- 自動運転レベル3…条件付き運転自動化。ドライバーはすぐにハンドルを握れる体勢。
2021年3月ホンダが世界で初めてレベル3の車を市販。 - 自動運転レベル4…「限定領域内」すべての操作はシステムが行う。
- 自動運転レベル5…運転はすべてシステムが担当、ドライバー不要。
2022年2月13日放送「そこまで言って委員会NP」車の自動運転のレベル
自動運転の仕組み
GPS(GNSS)で位置情報を取得、複数のカメラやセンサーで補正したリアルな位置情報をAI(人工知能)が的確に判断。各機器に電信号を送って、アクセルやブレーキ、ハンドルなどを操作します。
資料:自動運転とはどのような仕組み?知っておくべき基本知識を徹底解説
まとめ
「レベル5・完全自動運転」が実現すると、渋滞解消・交通事故が減少・環境汚染を抑制・人や荷物を無人で輸送などさまざまなメリットが考えられます。
それぞれの車の位置情報は集中管理センターで管理。どこそこの○○さんを乗せた車は、現在●●町●丁目●-●付近を時速50kmで自宅に向かって走行中、映像付きで管理されるのでしょうかね?
便利な半面、プライベートを覗かれるようで怖い気がします。
浮気調査にGPS発信機なんて、もういらない。浮気したらすぐバレます!