【サレ妻シタ夫の恋人たち】一覧表 | |||||||||
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サレ妻シタ夫の恋人たち

- タイトル:【サレ妻シタ夫の恋人たち】
- 作者:村岡 恵(むらおか めぐみ)
- 出版社:講談社
- 配信開始日:2021年12月
可愛らしい妻・もかの夫は優しいイケメン夫・正臣。結婚4年目妊活に焦る妻、夫に求められることもなく排卵日になると性交をお願いする。
次第にその願いも拒否されるようになり、見えてきた女の影。…赤ちゃんを授けてくれるなら、浮気を許そうかとも思ったが。…
【ポイント】
妻の妊活と赤ちゃんを産むことへの執念を感じるお話。妻・もかは妊娠すれば、不倫を許してもイイのか?

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- 鴛田 もか(おしだ もか)…34歳、結婚4年目の専業主婦。家事代行業のバイトをしている。
- 鴛田 正臣(おしだ まさおみ)…34歳、システムエンジニア。
- ゆりちん…もかの親友、フリーのWEBデザイナー黒髪メガネの知的な女性。
- 三角 和寿喜(みすみ かずき)…38歳、有名小説家、もかのクライアント。
- 涼木 凛(すずき りん)…正臣の大学時代の同級生。
- 吹雪(ふぶき)…和寿喜を担当している暴走族のような編集者。
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第11話 もかは妊娠したが…
「償い」
木曜日、正臣は会社に泊まるとウソをついて帰らなかった。
夫の顔を見たくない”もか”、夕方唐揚げを揚げていると吐き気を催した。ニオイで?もしかしてつわりか?
土曜日ドライブに行くと言われ戸惑う”もか”だったが、腕を組んでアイスを食べたりボートに乗ったり、結婚前にデートしていたときと同じような雰囲気に少しだけ心が和んだ。
元妻・涼木 凛のことを”もか”に言うべきか悩む和寿喜。結局、涼木に電話すると「用があるときはメールでしょ!」と言われ、「鴛田 正臣」の名前を出すとすぐに電話を切られた。
雨が強く降る木曜日の晩のこと。生理が一週間遅れている、…妊娠検査薬で妊娠していることを確認した”もか”。
そこへ帰ってきた正臣に伝えようとするが、急いでテレビを付けた。「涼木 凛」の生放送、大学時代の友だちだと自慢気に笑いながら話す正臣。
凛の顔がアップになった瞬間、夫・正臣を殺したい衝動にかられた”もか”。…新しい生命が、この夫婦を変えられるのだろうか?
第12話 もか倒れる…
「陽性判定」
TVの画面に映る「涼木 凛」を見て大喜びの正臣に絶望する”もか”。せっかく妊娠したと言おうとしているのに。
”もか”は、コンビニに醤油を買いに行くと、そのまま家を飛び出した。土砂降りの夜道、行く宛もなくさまよい歩き、辿り着いたのが三角家。電話してもインターホンを押しても出ない、そのまま玄関前に座り込んでしまった。
凛と連絡がとれないことに苛立つ和寿喜、偶然テレビをつけたらイタ!生放送、お台場テレビだ。タクシーで急行、待ち伏せすることにした。
放送終了後、プロデューサーにおだてられご機嫌の凛、現れる。
正臣と別れるように説得するが、まったく聞く耳を持たない。逆に、情報源が奥さんだと聞いて「好きなんでしょ!そのセリフそのままお返しするわよ!」とやり込められた和寿喜。
そのとき、”もか”から着信「たすけて!」腹痛で倒れた。…そのころ正臣は、ソファで酔い潰れていた。…もう、”もか”が頼れるのは和寿喜しかいない!
第13話 もかの殺意
「過去」
電話が切れて折り返すが、 ”もか”は出ない。思いついた和寿喜、家電だ。鴛田家へかけると泥酔状態の正臣、妻はコンビニに行ったと電話を切られた。
近所にいると判断した和寿喜、自宅の玄関前で倒れている”もか”を発見。救急車を呼ぶと言ったが断る”もか”、正臣に妊娠の事実を知らせたくなかったのだ。
家に入ってカラダを温めたいと言う”もか”のために、暖房や温かい飲み物を用意する和寿喜。好きだという気持ちが強くなって行く。
妊娠している事実を打ち明けられ、「正臣さんは知っているの?」と聞くと、涼木凛の生放送に夢中、そのまま家を出たと、怒る和寿喜。
別れたいから三角家に住ませて欲しいと頼む”もか”。
恋愛感情が芽生えだした和寿喜、さすがにそれは無理。「正臣さんは泥酔しているから、気付かれずに家に帰れるよ。」
「殺しちゃいそう!」と言う”もか”だが、コンビニで醤油を買って家に戻った。
ソファで寝ている正臣の首に手を回すが、踏みとどまる。お腹の子を思いながら、その場でうずくまった。…
バーで一人飲む凛、正義漢の強い和寿喜にバレたことにイライラ。自分が妊娠して病院に搬送され流産したことを思い出した。凛だけでも助かって良かったと言う和寿喜、そういう慰めは欲しくなかったと涙する凛、自分が死ねば良かったと。…
妊娠すれば、正臣の不倫を許そうかと思っていた”もか”に、殺意が芽生える。和寿喜の心には恋が…
第14話 妊娠したもか、迫られる
「報告」
翌朝、昨晩は何もなかったのような晴天。産婦人科にやって来た”もか”、妊娠4周目と診断された。
さっそく和寿喜に報告「昨晩はありがとうございました。無事妊娠を確認できました。引き続き、応援を…」”もか”が幸せになればイイと納得したかのような和寿喜である。
凛の生放送に感激した正臣、花をプレゼントしようと彼女のオフィスの近くにいる。連絡が来た凛だが、これ以上波風を立てたくないと思い、打ち合わせだと断る。
赤い豪華なバラの花束を用意した正臣、仕方なく”もか”に渡す。凛のために用意した花束だとすぐわかった”もか”、鼻で笑いながらありがとう。
妊娠したことを報告すると、予想以上によろこぶ正臣、魂胆があった。おかしいと戸惑いを感じる”もか”。
凛と暫くセックスをしていないから欲求不満の正臣、ベッドに入ると”もか”のパジャマのズボンの中に手を入れた。
驚く”もか”、汚らわしいと顔が引きつる。満面の笑顔で微笑む正臣、しよう~。
思いっきり引っ叩きたい”もか”、このゲス男をどうする?…
第15話 子どもが欲しくなった?凛
「身勝手」
心の声を押し殺す”もか”優しく「お腹に赤ちゃんがいると思うと、…」仕方なく引き下がる正臣「妊娠したら、自分のことしか考えないんだ。…」
深夜、正臣のスマホを地道に調べるが、決定的な証拠が見つからない。
昼食時、乳母車に乗せられた赤ちゃんを見て微笑む正臣、父親になる自覚はあるようだ?
正臣と久しぶりの食事、妻が妊娠したことを聞かされ、これで不倫関係を終わりにできると思った凛に。…「これから妊活しなくてイイからいつでも会えるよ!」
脳天気な正臣に唖然、しかしなぜか子どもが欲しくなった?凛、何を企んでいるのか?
”もか”のことが心配で、原稿が書けない和寿喜。”もか”の家の前から電話、ベランダに出る”もか”に「言わなければならないことがある…」
元妻・凛のことを謝罪するつもりだ。…律儀な和寿喜だが、今言うべきことなのだろうか?…
第16話 和寿喜の告白
「告白」
やって来た近所の公園。言うべきか言わないべきか?まだ悩む和寿喜、決心した「涼木凛は別れた嫁なんや。」
「やっぱりそうでしたか。」”もか”の意外な応答に驚く。
和寿喜の作品を読み続けていて、奥付(本の終わりにある、著者名・発行者(所)名・発行年月日・定価などを印刷した箇所。)に編集者「涼木凛」を見ていた。
さらに、初めて和寿喜の家に言った日、「涼木っ!勝手に上がり込むなー」と言われたのを覚えていた”もか”。和寿喜と涼木凛には何か関係があるのでは?と推測していたのだ。
「離婚して時間が経っているし、…勇気を持って話してくれて、ありがとうございます。」頭を下げる”もか”。まさかの神対応に、また惚れた和寿喜、お腹が鳴る。
”もか”のことを心配して食事も喉を通らなかったようだ。”もか”の家で食事をご馳走になる和寿喜、嬉しいあまりつい口に出る「あなたのことが好きで…」慌てて逃げ出す。
複雑な心境の”もか”、お腹に赤ちゃんがいるし、小説家の大先生だし。…
そのころ正臣は、仕事をサボって、池袋の喫茶店でひまつぶし、凛との情事を思い出しニヤニヤしていた。
早く帰ってきた正臣、1階で和寿喜とすれ違うが顔は知らない。
和寿喜、もう衝動が抑えられない。ざわつき出す4人の関係…
第17話 凛の誘いを断った正臣
「雑音」
”もか”に告白してしまった和寿喜、”もか”との家事代行業サービスの契約を打ち切った。

歯止めが効かなくなることを恐れたのだ。連絡が途絶えて不安になる”もか”だが、母親だと強く自覚する。
今日の定期検診には正臣も一緒に来てくれた。子どもは順調に成長していると聞いて喜ぶ正臣、父親になることを楽しみにしている。
正臣を許せない”もか”、「自分が我慢すれば父親を奪わずに済むのかも…」
スーパーでの買い出しを手伝う正臣に、凛から会いたいと連絡が。一瞬ニヤつくが、あっさりと断る。
不妊検査の結果を見ている凛、「妊娠困難を疑う所見は認められませんでした。…排卵チェッカーを…」。
そこへ早速の返信を見て激怒する凛、机を叩きつける。「いつでも会えると言っていたくせに、無能が…」。
凛にとって、正臣はただのセフレ、自分が妊娠して家庭を壊そうなんて思っていないはずだが?果たして真の狙いは?…
第18話 正臣の精子
「密会」
「涼木 凛」としてTVへの出演が増えた凛。今日はコメンテーターとしてアイドルの不倫に「裏切られたご家族の気持ちをよく考えてほしい…」。まさに身の程知らずである。
正臣から”もか”の妊娠を聞いている凛、自分も再びトライしてみたくなった。シングルマザーになるつもりだ。精子提供者を探すが、やはりルックスの良い正臣しか思いつかない。すぐ正臣が住む浦和へ車を飛ばす。

休日、珍しく”もか”の身体を気遣う正臣、父親になるという意識なのか?そこへ凛から電話、会いたいと言われ駅で待ち合わせる。
すぐ帰ろうとするジャージ姿の正臣に、今日は安全日だと嘘をつき誘惑する凛。正臣の精子をゲットした。
なかなか帰らない正臣を心配している”もか”、浮気を疑うがやっと帰って来た。たくさんの育児書を抱えて、言い訳は「立ち読みしていて迷っちゃったから全部買った…」。
正臣、汗をかいたとすぐシャワーを浴びようとジャージを脱ぐ。ニオイをかぐ”もか”、タバコのニオイがしないので一応安心する。
まだホテルにいる凛、妊娠しようとタバコを控えている。最近誹謗中傷が増えだした凛のSNS、「許されると思ってるんですか?…」この文言が何度も繰り返し書かれている。ちょっと怖くなる凛、正臣の妻・もかを疑い出すのであった。…
約半年ぶりの新刊、”もか”の妊娠と凛の妊娠が焦点に!正臣は二人の父親になるということか?一旦身を引いた和寿喜はどうする?
第19話 もかの流産
「心拍」
今日は産婦人科の日、あまり気が乗らない”もか”。なぜか朝から張り切っている正臣、会社を休んで付き添う。父親になる自覚が芽生えたようだ。
病院での診察後、稽留流産(胎児は死亡している)だと告げられた”もか”と正臣。やっと妊娠したのにと、涙が止まらなくなる。家に戻り必死に慰める正臣、つぎ頑張ればいいと。正臣の腕枕で落ち着いた”もか”、愛されていると感じている。
”もか”が眠ると、AVを見ながら自慰行為をする正臣。「”もか”の子が欲しい…」と果てる。ただのセックス好き男の心変わりか?凛は妊娠したのだろうか?
そのころ和寿喜、リモートで編集担当・吹雪(ふぶき)と打ち合わせ中、現在執筆中の作品について。吹雪から実話だろうと突っ込まれ、口ごもる。人妻”もか”との出来事を書いていたのだ。
奪ってしまえと熱くなる吹雪に困惑しながら、”もか”のことを思い出す。”もか”の妊娠で身を引いた和寿喜だったが。…
第20話 もかの喪失感
「手術」
SNSで「許されると思ってるんですか?…」を目にしてから恐怖を感じるようになった凛、怖い夢やまぼろしを見るようになった。この女に罪悪感があるとは思えないが。…天罰が下るのか?
流産した”もか”、リセット手術を受けることになった。
麻酔で眠りながら、昔の夢を見た。”もか”が中学生の時、母は男をつくって家出、父は酒浸りの荒れた日々、幸せな家族ではなかった。…
無事手術が終わって回復室、他の部屋から聞こえる赤ちゃんの声に思わず涙がこぼれた。「終わった、赤ちゃんは死んだ。…」
外で待つ正臣、流産後の妊活についてネットを見ている。一ヶ月後にすぐ妊娠したという記事に微笑む。またセックスすればいいと単純に考えている。「また頑張っていこうよ」…
”もか”の身体と心の痛みをまったく理解していない脳天気な正臣に喪失感を覚えるのであった。…
第21話 和寿喜との再会
「フツーの流産」
リセット手術から1週間後の”もか”、フツーの流産だから繰り返しやすい体質ではないので、次の生理の直後から妊活して良いと医師からアドバイスされる。
しかし積極的になれないでいた。その逆なのが正臣、毎日定時で帰って来るし、基礎体温計や排卵検査薬も買って来た。身体と心を休ませたいと言う”もか”を急かす。さらに自分の両親に流産したことを教え、不妊治療の援助まで約束したらしい。
勝手だと怒る”もか”に対し、「今度は妊活お休みか?」と返す正臣。”もか”が泣き出すと外へ出て行った。
生理が来ない凛、検査薬を試すがフライング中。正臣の子、妊娠しちゃったのかな?そこへ正臣から電話、生理だと断ると妻のことで話がしたいと。…
”もか”は、悲しくて親友のゆりちんの家に行こうとバスに乗るが。返信がないので途中で下車すると、…なんと!和寿喜が犬のビクトワールと散歩をしているではないか!…
第22話 凛の心に悪魔が舞い降りて来た
「再会」
突風が吹く「あかん!」と、顔を隠して逃げる和寿喜。引っ張られるビクトワールだが、飼い主の意思に反して”もか”のもとへ走る。”もか”に抱かれると、嬉しくて顔を舐めると。…”もか”大声で泣き出す。
急いで駆け寄る和寿喜、近くの神社へ移動、流産したことと妊活を急かす正臣に腹が立ったと教えられる。
「疲れているんだから休んだ方がいい。自分を大切にして、僕は友達だから…」優しく言いながら手を握りしめる和寿喜。また大声で泣き出す”もか”を抱きしめる。
”もか”の妊娠で身を引いた和寿喜だったが。…神様に祈る、「罰を与えるなら僕だけにしてください」…
凛と会っている正臣、流産したこで妊活が上手く行かないと相談する。親友を強調する正臣に、セフレにそんなこと相談するのか?と怒り出す凛である。
正臣の不倫を見逃している”もか”は、もしかして?…凛の心に悪魔が舞い降りて来た。…
妊娠した子は本当に正臣の子かと煽る。…自分が妊娠している可能性がある凛、何が狙いなのか?…
第23話 凛の想像
「不気味さの正体」
凛に言われたことを気にしながら電車で帰る正臣。取り敢えず”もか”に謝ろうとメッセージを送信するが、返信が来ない。もしかして男?また不安になる。…
和寿喜にバス停まで送ってもらった”もか”、「喧嘩になるから、帰りたくない!」と、しゃがみ込む。マンガ喫茶に泊まるからと口にする。「せやったら…うちへおいで!」手を握られ、そのまま和寿喜に着いて行くのであった。
”もか”と和寿喜がデキていると睨む凛、新宿駅でホストに声を掛けられ大声で笑い出す。「あははははは~」不倫ドラマのような展開を想像し、プッツンしたらしい。
家に帰った正臣、”もか”が居ないことにショックを受ける「どこに行った?」…凛の想像が現実になるのだろうか?…
第24話 もか、和寿喜に傾くが?…
「反抗」
妻の反抗に苛立つ正臣、基礎体温計を握りしめ床に叩きつけようとする。が、6秒間我慢した。強い怒りを感じたら、6秒間待つ。「6秒間ルール」先日社内研修で習ったことだ。
正論を言ったところで、相手に反抗心を植え付けるだけ。人を動かすには、まず相手の言い分に耳を傾けてやると、人はおのずと譲歩する。まず”もか”の話をちゃんと聞くことにした正臣である。
和寿喜は、夕食にピザをデリバリー、一緒にワインを飲むことにした。家事代行業で来ていたころのように、掃除や洗い物をしてくれる”もか”。申し訳ない気持ちは言えたが、好きだという気持ちは口には出来なかった。
少し酔いが回った二人、テレビゲームを始める。編集者たちが勝手に持ち込んで遊んでいるモノらしい。…ゲームしながら、和寿喜に何度も助けられたことを口にする”もか”。自分のゲームキャラが死んじゃうと、「子どももダメになっちゃって…何もかもふりだしに…」
「戻らへん!」珍しく強い口調の和寿喜、「僕がおる!あんたのこと…」。和寿喜の優しさを誰よりも感じて来た”もか”、うるうると涙目になりながら和寿喜に抱きついた。口づけしようと顔を見合わせる二人。
そこへ正臣からの電話、出るなと言われ無視すると。留守電に「いまどこにいる?わかってやれなくてゴメン。…もう一度話てくれないか?」。
驚いた表情で再び顔を見合わせる二人。”もか”は誠実さを装う正臣のところへリセットするのか?それとも…
第25話 もかの怒り爆発!
「対決」
「私もあなたが好き」”もか”ついに自分の気持ちを口にする。和寿喜と真剣な表情で向かい合いながら。…
しかし、このまま朝を迎えてはいけないことを二人は知っていた。「不倫」になる。然るべきときが来るまで、カラダの関係は持たないと約束を交わした。
「正臣と決着をつける」強い気持ちで和寿喜の家を出て行く”もか”。淋しいが今は見送るしかない和寿喜、彼女の背中に正臣の姿を感じながら。…
ドアの前に立つ”もか”、鋭い眼差しでスーッと息を吸ってからドアを開ける。ゲームをしていた正臣、これまでのことを謝る。
”もか”は強い口調で「妊活はもうしない」「子供も欲しくない」。またいつものメンヘラ女、来月になったらまた気が変わると思っている正臣。「二人きりの老後も楽しいさ…」軽い気持ちで口にすると。…
「楽しくない!一秒も一緒にいたくないよ!」ここから、凛と不倫していることを突っ込む!シラをきる正臣。堪忍袋の緒が切れた”もか”、鬼の形相で「黙れッッッ!!」テーブルを思いっきり蹴り飛ばす。さらにクッションを引きちぎる。
恐怖に慄く正臣、土下座して「もう切れている、許してくれ。一生悔い改めるから!」…”もか”「フーッフーッフーッ」と息を吐く。…水面下では凛の妊娠問題もくすぶっているが。…
第26話 妊活に100万円
「帰省」
”もか”がブチ切れてから一週間が過ぎた。日々懺悔しながら、家事をこなす正臣、本気で反省しているのか?
今日は8月のお盆休み、正臣の実家に帰省する日。ドタキャンしたい”もか”だったが、正臣の家族に罪はないとシブシブ付いて行く。
”もか”への思いが、エロい妄想に変貌している和寿喜は、連絡したいが必死で自重し、犬のビクトワールをモデルに返信不要スタンプ作りを始めるが。…完全に遊ばれているのであった。
到着すると、近所に住む姉の由紀(ゆき)40歳と同居している多未子(たみこ)38歳に歓迎される。父は勲(いさお)65歳、母はミチ子62歳の明るい家族である。
義実家で夕食を楽しむ”もか”、この雰囲気が好きらしい。夕食が一段落すると、父親が封筒を正臣と”もか”の前に差し出す。「100万入っている。不妊治療に使いなさい」と。
正臣から流産の報告を受けていた両親が気を利かせたのだが。…二人の部屋に戻った正臣と”もか”、「私は、妊活はしない!」激怒している。その声を多未子に聞かれてしまう。義実家での妊活騒動が勃発?どこまで発展するのか?…
第27話 もか離婚を切り出す
「離婚」
家に帰って来た二人、正臣が必死に気を使うがまったく相手にしない”もか”、「離婚しよう」と切り出す。これ以上揉めたくない正臣、気分転換にお好みのラーメン屋へ電車で向かうと定休日。食べ物にも見捨てられたらしい。…
やはり妊娠していた凛、役所で母子手帳の申請をしている。2度目とあって、かなり意気込んでいるが。…正臣にいつ伝えるのか?…
”もか”は離婚する決心で、正社員の仕事を探し始める。好条件の仕事に応募、すぐに面接の案内が来た。
和寿喜の家には、いつもの暴走族のような編集担当・吹雪(ふぶき)がやって来て、人妻”もか”の話を煽る煽る。勝手に”もか”へ連絡、喫茶店で会う予定まで決めてしまう、気の入れようである。
帰りの電車に乗っている正臣、途中の駅のホームで”もか”を見かける。「どこに行くの?」…不安が増長してさらに苛立つ正臣、凛のことが頭を過るのであった。…
第28話 脳天気な正臣
「注釈付きの恋人」
喫茶店、”もか”が正臣は不倫を認めたけれど離婚はしたくないと。…離婚調停になると半年、裁判になると2年と口にする和寿喜に、別居と弁護士の手付金のため就職活動をしていると報告する。

”もか”を自分の家に住ませたい和寿喜、「調停になれば無理、彼氏の家に住めない…」と言われ二人で照れている。今は心の恋人ということらしい。
帰りの駅までの途中で、証明写真機で履歴書用の写真を撮る”もか”。一枚欲しいと頼む和寿喜、だって彼女の写真持ってないからと。かわいい二人である。
目当てのラーメン屋が休みで、仕方なく牛丼を食べて家に帰った正臣。父から妊活用の病院を記載したメールが、そして母から孫の顔を見たいからと電話で励まされる。
両親のためにも俄然やる気になる正臣、そこへ”もか”が帰って来た。話をしようと声をかけられた”もか”、「離婚の話?」明るく返すと。…妊活の話だと言われ、憮然として鼻を膨らませ自分の部屋へ。
まだ状況が理解できない正臣、かなりヤバイと思い始めるのであった。…
第29話 やつれていく正臣
「夫婦別室」
まず家庭内別居をすることにした”もか”、部屋を仕切り自分の部屋を設けた。家事は正臣の分はしないと通告した。顔は合わせるが、自分の食事がないのが一番つらい正臣。だんだんやつれていく。
会社でも服装が乱れシワだらけのシャツの正臣、奥さんと喧嘩したか?浮気したか?と突っ込まれている。
和寿喜のところには、暴走族のような編集担当・吹雪が、今日も”もか”との話を聞きにやって来ていた。証明写真機で撮った写真を見せられ、「エロくなくて可愛い」だと。「まだか?」と煽る吹雪に、離婚するまで健全だと伝える和寿喜、映画のチケットをもらい嬉しそうだ。
凛は妊娠して流産した過去を振り返っている。姑と母は無痛分娩に反対したが、和寿喜は認めてくれていたなぁ~痛みのわかる正しい奴だと。
正臣に出産費用や養育費を求めるつもりは一切ない凛、将来的に父親として認知して欲しいと思っているだけだが。…

- タイトル:【サレ妻シタ夫の恋人たち】
- 作者:村岡 恵(むらおか めぐみ)
- 出版社:講談社
- 配信開始日:2021年12月
可愛らしい妻・もかの夫は優しいイケメン夫・正臣。結婚4年目妊活に焦る妻、夫に求められることもなく排卵日になると性交をお願いする。
次第にその願いも拒否されるようになり、見えてきた女の影。…赤ちゃんを授けてくれるなら、浮気を許そうかとも思ったが。…
【ポイント】
妻の妊活と赤ちゃんを産むことへの執念を感じるお話。妻・もかは妊娠すれば、不倫を許してもイイのか?

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