新型コロナウイルス感染症が世界中で流行、感染経路を遮断するために、さまざまな対策がとられています。
しかし、感染源を特定できない、感染した場所のわからない患者も増えています。
新型コロナウイルス感染者のうち、感染経路が特定されていない人の割合40.6%(2020年4月1日まで、厚労省発表)。
スマホに位置情報が保存されていれば、移動手段や滞在場所・時間も行動記録として残せます。
「NewsDigest」現在地周辺の新型コロナ感染事例確認できる
2022年1月12日から、速報ニュースアプリ「NewsDigest」で現在地の新型コロナ感染事例を地図で確認できるようになりました。
地域を設定、感染者が発生するとプッシュ通知で受取可能。GPSで現在地から設定もできます。
2020年6月19日「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」リリース。
新型コロナウイルス感染者や接触者を追跡して探し出し、過去14日間に陽性者と接触していないかを確認できます。
保健所・医療機関でのPCR検査後に陽性であれば、本人同意の上、匿名で登録されます。接触情報はスマホ内にのみ保存され、中国や韓国のようにGPSの位置情報で追跡する仕組みではありません。
政府、アップルやグーグルに個人情報を吸い上げられる心配はないようです。
GPSロガーアプリで自分の行動を記録する
ふつう、他人に公開する情報ではありませんが、万が一に備えて自分の行動を記録してみるのは如何でしょうか?
もし感染、感染源を特定できないときに行動記録を情報として提供できます。
かんたんに自分の行動を記録できるGPSロガーアプリ(ライフログアプリ)をご紹介いたします。
GPSロガーとは?
Android Googleマップ「ロケーション履歴」
iPhoneで「Googleマップ」をご利用されている方も、いることでしょう。
場所への到着・出発時刻、移動時間・手段・距離なども確認できます。
Google系のアプリを使用するスマホの場合、ほとんど「ロケーション履歴」はONになっていますので、一度確認してみてください。
アクティビティ管理 で確認、「ロケーション履歴」をOFFにも切り替えられます。
タイムラインの内容を編集したり、記録を削除することもできます。
※基本的に自分以外非公開ですが、Googleアカウントにログインしたままの状態で、他人に見られるとあなたの行動履歴をバレますので注意しましょう。
iPhone「位置情報サービス」ON
iPhoneの「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「システムサービス」→「利用頻度の高い場所」を選び、Face IDやTouch ID、パスコードで認証すれば確認できます。
見られたくない「行動履歴」は、もちろん[履歴を消去]で消去できます。
自分以外の誰かにiPhoneのパスコードを教えている場合には、「行動履歴」が見られてしまいます。
スマホの位置情報サービスは、GPS機能のON(有効)・OFF(無効)を切り替えて上手に使いましょう。
「ZweiteGPS」
無料。https://apps.apple.com/jp/app/zweitegps/id635080232
ランニングやサイクリングで使われている、iPhone・iPad専用GPSロガーアプリです。
AppleマップとGoogleマップで移動した経路を確認できます。移動方法を「徒歩」「ジョギング」「自転車」から指定、「記録開始」ボタンをタップするだけ。
測位した位置情報をリアルタイムに表示、バッググラウンドでログ取得、記録。バッテリー消費が早くなるようです。
「GPSロガーAndroid」
無料。https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mendhak.gpslogger&hl=ja
2020.10.01確認、Google Playから削除。
バッググラウンドで動作、バッテリー消費の少ないGPSロガーアプリです。
携帯起動時からログを保存してくれるので、自分の行動記録が自動で作成されます。
位置情報をSDカードに保存します。ファイルの保存形式が2つ、両方へ書き込みできます。GoogleMapやGoogleEarthで見るなら「KML」、マップを作成するなら「GPX」。
「Private Kit」
無料。世界トップレベルの頭脳、マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発したGPSロガーアプリ。
5分ごとにGPS位置情報をログに記録し、過去28日間のデータをスマホ内に保存、メールまたはテキストでエクスポートできます。
Googleマップ「ロケーション履歴」と同じようにON/OFFの切り替えができます。
まだ、日本語には対応していないようです。
- iPhone版 : https://apps.apple.com/gb/app/private-kit-prototype/
- Android版: https://play.google.com/store/apps/details?id=edu.mit.privatekit 「Google Playから削除」
「自動日記+ 忘れていた記憶はこの中に…」
https://apps.apple.com/jp/app/id1478718334
「自動日記+」は、日々の活動を自動で記録するiPhone・iPad専用ライフログアプリ。
GPSがオンになるのは、移動している時だけ。滞在している場所では、自動でGPSをオフに変更。
位置情報データの記録はiPhone・iPad内だけ、個人情報の流出はありません。滞在場所の写真や音声も残せます。行動記録をグラフで分析してくれます。
通常:1ヶ月間250円 / 1年間2,200円。
「NewsDigest」で、新型コロナウイルス感染発生場所をマップ表示
無料。ニュース速報や地震・災害速報など、生活に必要な情報が早いで有名!ニュースアプリ「NewsDigest」。Google Playベストアプリ2019生活お役立ち部門賞受賞。
このサイト内で、国や自治体などが発表した新型コロナウイルス感染発生箇所を地図上でピンポイント表示。
感染者が出た場所、個別の施設名や感染者数なども確認できます。
備えあれば患いなし。
- iPhone版 : https://itunes.apple.com/jp/app/id950527505
- Android版: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.newsdigest
「新型コロナ時空間3Dマップ」を公開 感染推移を立体的にマップ化。
- 「新型コロナ時空間3Dマップ」全国版 https://nakaya-geolab.com/covid19-stkd/japan/
- 「新型コロナ時空間3Dマップ」首都圏版 https://nakaya-geolab.com/covid19-stkd/tokyo/
- 「新型コロナ時空間3Dマップ」関西圏版 https://nakaya-geolab.com/covid19-stkd/kansai/
2020年5月7日(金)JX通信社発表。
GPSの位置情報で、ユーザーのいる場所を特定。近所で感染事例があれば、マップ表示できる新機能が追加されました。
GPS機能は、ユーザーがボタンをタップした時点でのみ使用され、ユーザーの移動経路の追跡や移動経路の保存は行われません。
世界の新型コロナウイルス感染症の流行状況が一目でわかる
「COVID-19 トラッカー」では、患者数・回復者数・死亡者数、日本の地域別感染者数と地域に関連したニュースやビデオも見られます。
- Microsoftが公開したのが「COVID-19 トラッカー」
- オランダの国際的通信社BNO Newsが公開したのが「BNO Noticias Coronavirus tracker」
密を避けてお買い物!「お買物混雑マップ 」
無料。「お買物混雑マップ Powered by Beacon Bank」https://covid19.unerry.jp/
GPSの位置情報を元に、お店近辺約100mの混雑状況をAIが解析。
検索で大まかな住所を入力すると、スーパーやドラッグストアなどの店舗名が表示され、店舗名をクリック。時間帯ごとに「いつもより空いている」・「通常程度」・「通常より混雑」に分類されます。
店舗の営業時間は考慮されていないので、営業時間外も表示されます。全店網羅されてはいません。最新のマップってスゴいですね。
「Yahoo! MAP」「Yahoo!地図」「Yahoo!ロコ」「Yahoo!検索」からも、「お買物混雑マップ 」 が提供する同じ情報をご覧いただけます。